> >

KDATブログ

シースルー階段をベトナムへ!海外移住するまでのあれこれ



こんにちは。
海外営業担当 兼 販促企画部の坂田光穂です。
創業してから約60年、ベトナムに工場を設立してから2年が経ちました。
このタイミングで初めて海外でシースルー階段をメインに営業活動をすることになり7月にホーチミンに営業所を開設して約3ヶ月。
そろそろ落ち着いてきたので、こちらでの出来事をまとめていこうと思います。

目次

1. 移住前の心境
2. 移住にあたっての手続き
3. 海外引越
4. 移住
5. まとめ

1. 移住前の心境


今回私は日本のカツデンアーキテック株式会社から「在籍出向」という形でKATZDEN ARCHITEC VIETNAM Co., Ltd.に勤めることになりました。

ベトナム行きの話が決まったときは、当然それまで日本以外で生活をしたことはありませんでした。
ただ海外旅行は何回も行ってるし、一人旅という意識高い系みたいなことも学生時代にやってた分、「日本から出たことありません!」という人よりは抵抗感はなかったかもしれませんが。

普通は少しは迷うようなところですが、当時私をベトナム移住へ前向きに突き動かしていたのは

「もう満員電車に乗らなくていいんか!」

という気持ちでした。
私は超過密状態になることで有名な東京メトロの東西線沿いに住んでいて、その満員電車がこの世の中でゴキブリの次に嫌いなんです。
これは多分生理的なものです。

それ以外はぶっちゃけほとんど何も考えてませんでした。
多分、普通はもっと心配して

「英語出来ないけどどうしよう」
「食事が合わない気がする」
「病気にかかったら不安」
「友達いなくて寂しい」

とか色々考えると思いますが、そんなことより何より満員電車です。
満員電車で出社しなくて良い土地に住んでいたらベトナムに来てないかもしれません。

この心配事については、実際住み始めてみるとやはり大きなことではなかったかなと改めて思います。

英語は中学生レベルの単語さえ分かれば買い物も食事もできるし、外国人向けのレストランはあるし、日本語が通じる病院も翻訳サポートもあるし、日本人がたくさんいてコミュニティが徐々に出来上がってくるし。

まとめると、主に満員電車が生理的にアウトということが引き金になったという、移住前の心境でした。

2. 移住にあたっての手続き

さあ移住のだいたいの日取りが決まり、どうすればベトナムに住めるのだろうと調べるフェーズに入りました。

「ちょろっと金払って労働ビザってやつを取ればいいんだろうな」

という甘い考えで調べると、JETROのサイトには親切にこんな感じでずらり。

まったく見る気にならないのですが、必死こいて読んでみると、どうやらビザの他にワークパーミットというのが必要らしい。 そしてワークパーミットを取得できる人材というのは限られていて、管理者・CEO、専門家、技術者に絞られるらしい。

「やべー!自分どれでもないよ!」

と思ったのですが、管理者は

"着任後の職務を専攻分野とする大学での学位を取得しており、当該分野で 3 年以上の勤務経歴を有する者”

であればOKなようです。
よかったー。マーケティングと営業ずっとやってて。

実際の手続きに関してですが、カツデンアーキテックの場合は、ベトナム法人に日本語が上手で弁護士の弟を持つスタッフがいたおかげで、スムーズとはいかないまでも何とか出来たのですが、やはりそういう業者に任せたほうが間違いないなと思います。

このときは自分で用意した書類を取得すること以外は全てベトナムのスタッフにお任せしていましたが、この自分で用意する書類というのも、初めてだとなんのこっちゃとアタフタしてしまうもので・・・

【用意した書類】
・パスポートのコピー
顔写真が写ってるページだけだと思いきや、出入国の記録がある全ページのコピーを必要とします。
私は顔写真のページだけを提出してやり直しになりました。

・健康診断書
私が受けたのはホーチミンにあるコロンビアアジアという病院です。
現地の病院で受ける健康診断で少し不安でしたが、コロンビアアジアは、日本語を使えるスタッフがたまにいるとのことで少し安心です。
私が行ったときはたまたまおらず、不安なまま終わりました。

・投資登録証明書・企業登録証明書、または駐在員事務所の設立許可書
既に法人登記してある会社に異動する場合や投資する場合、駐在員事務所を設立する場合はその証明書が必要です。
これらの手続きはビザやワークパーミット取得以前にやっておく必要があるので注意してください。

・顔写真(4×6cm)
これを撮れる証明写真機はあるのですが、「ベトナムワークパーミット用」なんて書いてません。
しかもサイズ表記がなくて、「パスポート用」とか「免許書用」とかしか書いてないもんだから、混乱します。
サイズ書いとけよゴルぁ!とならないために、オススメはコンビニ証明写真というサービスです。
これなら任意のサイズにできますし、何より安いです。
この写真を免許証みたいにずっと持ち歩く訳ではないので、さくっと撮っちゃいましょう。

・管理者・CEO/専門家/技術者の証明書
「この人はこういう人間です。」というのを会社が証明する書類です。
今までこんなことをやってきて、専門性があるよとか技術があるよとかそういうことをまとめればOKです。

・犯罪経歴証明書/無犯罪証明書
住民登録をしている都道府県の警察署で取得できます。
「都道府県名 無犯罪証明書」とかで検索してみてください。
必ずしも県警本部で取得できる訳ではないようです。
申請を出してから約2週間ほど経ってから取りに行きます。
また、これは取得した後に封を開けない状態のまま提出します。

・任命状(社内異動)、労働契約書(現地採用)
これはその名称通り、異動の際の事例だったり、ベトナム現地企業と結ぶ労働契約書です。
こんな感じのものを会社から発行してもらってください。


・大学以上の卒業証明書
これは「専門家」として行く場合のみ必要です。
自分が卒業した大学・大学院のWebサイト等で申請出来るところもあるので、わざわざ出向かなくてもOKの場合が多いです。


約2ヶ月ぐらいかけて、足りない書類があるだの公証しなきゃだのを繰り返し、トータルで約10万円かけてビザとワークパーミットを取得。

色々すっとばしちゃってる気がしますが、続いて引越です。

3. 海外引越

私の場合は妻と二人で移住したので、荷物を引越業者に預けた直後に家を引き払い、2日ほどホテルに泊まった上でベトナムへ向かいました。

引越のときに頭を抱えたのが、荷物を海上輸送している間のタイムラグです。
通関も含めてだいたい2週間〜3週間かかるので、その間必要なものは当然海上輸送する荷物には入れられず、自分で持っていくキャリーケースに入れることになります。
2〜3週間分の生活をできるように物をスーツケースに入れていくと、全然入りきりません。
もう途中からは諦めて、現地で買うことにして思い出のある食器やら家具やらはほとんど処分しました。
さらに我が家の場合は、輸送する荷物を運び出してもらうときに家具や家電などの不用品の処分も同時にお願いしていて、容赦なく家を空っぽにしていきました。

お願いしたのは日本ロジテム
ダンボール25個ほどで約45万円の費用でした。

4. 移住

成田空港から飛行機に乗って6時間、ベトナムに到着してまず行うことは、手荷物受取所にある「出入国カード」に必要事項(荷物の個数とか)を記入して空港内の出口直前のカウンターで提出します。
これを忘れてしまうと別送した荷物を受け取れなくなるので注意です。

ちなみに航空券を片道で買うと、片道なのに往復の1.5倍ほどすることがあります。
私はむしろ安くなると思ってたので最初は疑ったのですが、旅行会社で働く友人によると、ツアーなどのパック料金と違い、割引がないからこれだけかかってしまうとのこと。
経理から「そんな訳ないでしょ」と疑われるかもとビクビクしながら2人合わせて約20万円。
(結果普通に処理してくれました)

その後、スーツケースを1人2個ずつ抱えてガラガラと新居に移動して住み始める訳で、そこからまたあれがないこれがないと夫婦で色々騒ぎ立てることになるのですが、それはまたの機会に。

5. まとめ


ベトナムに移住するためにかかったコストはトータルで約75万円。

移住だけでこれほどのコストがかかり、さらに駐在員ということで家賃などを保障するとなると、会社としてはかなりの額を負担することになりますね。
現地に来てからとは別にこんなこともあるよ。意外とお金かかるし準備も少し大変だよというのが伝われば嬉しいです。
今読み返すと端折りすぎて伝わらない気もしてきましたが。

これから私はベトナムの地でカツデンアーキテックのメイン商材のシースルー階段を販売していきます。
改めて自分のためだけにこれだけお金かけてる会社のためにも失敗できないなと身が引き締まったところで、この長々としたブログも締めさせてもらいます。

トップに戻る