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KDATブログ

公園はもはや子供のためじゃない!? 屋外で運動できない現代社会

室内用アスレチック

こんにちは。ベトナム駐在の坂田光穂です。
ベトナムに来てから半年が過ぎ、たまに体調を崩しながらも海外生活を満喫しています。

ベトナムでは朝6時ぐらいになると公園に人が集まり、各々アスレチックのような運動器具を使って運動している光景をよく目にします。
太極拳やエアロビクスをしている団体もあったりで、朝から健康的な生活を送る習慣が一般に浸透しているようです。
そこそこ大きめのアパートでもこのような施設が敷地内にあるケースが多く、私が住んでいるアパートにも設置されています。
ただ近年、道路に囲まれているような公園では、車やバイクが増えたことで子どもを一緒に外に連れ出すと目を話した隙に事故に遭う心配があり、子連れの家族などは減ってきているそう。

ベトナムの公園
画像:こちらから拝借しました

一方日本ではどうでしょう。
子どものころは当たり前のように公園で遊んでいたと思いますが、大人になると公園の遊具に気を留めることも少なくなっている方が多いのではないでしょうか?

実は公園は増えているんです

都市公園等の面積・箇所数の推移
画像:都市公園データベース

意外ですよね。
これだけ都市部は過密状態なのに、公園の面積も数も増えているんです実は。
なぜかというと、都市計画法で新しい住宅地を作る場合には、ある一定の大きさの公園を作らないといけないと定められいるからだそう。

「あれ?でも最近子どもが遊ぶ場所が減ってるなんていうニュース聞いたことあるけど」
と思った方もいるでしょう。
それは情報として間違っている訳ではなく、遊具は減っているんです。
ただ・・・

正確に言うと、子どものための遊具が減っている。


写真:「PAKUTASO」より

シーソーやジャングルジムなど、事故が起きる可能性の高い遊具は老朽化したものを撤去したまま新設していないところが多いようです。

2005年〜2009年にかけて大きく数を減らしたものは、回転塔31.7%減、ゆりかご型ぶらんこ25.6%減、ジャングルジム12.2%減と、確かに事故が起きやすいと思われるもの。
一方で数を増やしたのは、健康遊具57.5%増、複合遊具(鋼製)15.9%増、スプリング遊具9.1%増と、明らかにターゲットが子どもからお年寄りになっています。
参照:国土交通省 都市公園における遊具の安全管理に関する調査の集計概要について

冒頭で紹介したベトナムの事情と重なりますねー。
私はこちらに来てから街中の公園に目を向けるようになりましたが、日本でも同じ状況だったんですね。

公園はもはや子供のための場所ではない?

これは2015年女性セブンの記事ですが、お年寄りが子供を排除するような状況も近年しばしば見受けられます。

公園縄張り争い 子供のボール遊びNGで高齢者ゲートボールOK

"「半年ほど前に、自治会から近所の公園でのボール遊びは禁止するようお達しがでました。小学校2年生の息子とは『残念だけど仕方ないね』と話していたんですが、その数日後、平日の昼間に公園の前を通るとお年寄りがゲートボールをしているんです。
 自治会の役員さんに問い合わせたところ『実はボール遊びを禁止したのは、ボールで遊ぶ子供の声がうるさいと近隣から苦情があったからなんです。子供だけ禁止するわけにいかないので一律にボール遊びを禁止にしました。でも、お年寄りはうるさくないからいいんです』と。その公園ではゲートボール大会も開かれています。確かに子供は声が大きいけれど、納得いかない気持ちでいっぱいです」"



お年寄りのための公園になると、当然遊びたい盛りの子供たちとはニーズが変わり、発言力を持つユーザーも変わります。

公園で広がる中高年用「健康遊具」 健康づくり・老化防止へ自治体推進

"国土交通省の調査によると、全国の健康遊具は10年の5690台から22年には2万583台と、4倍近くに増えている。
その一方で、健康遊具を使った小学生や幼児が落下したり、衝突したりして、骨折や打撲などのけがを負うケースも報告されている。健康遊具の対象年齢は中学生以上だが、公園内にあるだけに子供が利用する機会も多く、同省では、健康遊具は子供用遊具とは別の場所に設置するなどの安全指針の改定を検討している。
同省公園緑地・景観課は「全国の公園で増えている健康遊具は高齢者の健康増進に効果があるが、対象でない子供が利用してけがをするケースもある。一層の安全対策を講じていきたい」としている。"



近所の方の苦情があるというのは止めようがないし、単純に人数が増えていく高齢者の需要に自治体が合わせてしまうのも仕方ないっちゃ仕方ない。
「みんなもう少し心を広く持ちましょう」と言ったところで、そんなのは何の解決の手段にもならないですし。

そもそもこんな状態だったら、子供にとって公園が第一オプションではないのでは?と思って調べてみたら・・・


参照:文部科学省 子どもの育ちをめぐる現状等に関するデータ集

これまた少し古くて2009年のデータですが、学校や公園などの屋外は子供が過ごす場所として挙げる割合は30%ほどとのこと。
おそらくスマホやタブレットが普及した現在ではこの割合は増えていると推測されます。
さらにこの調査は小・中学生にも行っているので、中学生の部活をしている子を除けばさらに屋外で過ごす子供の割合は減るでしょう。

道理で子供用のゲームがどんどんリリースされるわけだ。

となると、そもそも運動なんかしてないかもってことで

運動能力ってどうなってるの?

ここまでは、公園で遊びづらくなり屋外でアクティブに遊ぶこどもが減っていることがわかりましたが、そうなると気になるのは屋外で遊んでいた時代との運動能力や学習能力の比較です。

パッと想像すると、運動能力は下がっている気がするけど・・・



やっぱり下がっていました。
これは持久走の結果ですが、文部科学省は身体を操作する能力の低下を指摘しています。 さらに肥満についても・・・


30年経てば豊かさも変わるし食生活も変わるとはいえ、どの年齢でも均等に肥満傾向の子どもは増えています。

スポーツ選手などで突出した才能を見せて新記録を打ち立てる人はいるものの、全体の平均値は下がってきているんですね。
少し悲しくなります。
参照:子どもの体力の現状と将来への影響

まとめると

・公園に子供にとって魅力的な遊具が少ない
・そもそも公園が子供のためじゃなくなってきている
・屋外より屋内で遊ぶ方が子供たちにとって標準になってきている
・運動能力が年々落ちてきている

以上のようになります。
「あれ、これってどうしようもなくない?どんどん劣化していくだけじゃん・・・」
と悲観しそうになりますが、カツデンアーキテックは2015年に良い商品をリリースしていたんですね。

アスレチックシリーズ



外でしない、できないなら室内で運動をしようということで、家の中にアスレチックを作ってはどうだ?という発想を形にしました。
運動するための機能はもちろん、デザイン性や施工性までも兼ね備えた製品です。

壁を登ったり天井を渡ったり、屋外では環境の変化によりできなくなりつつある動きを、室内なら保護者の目も届き安心して運動習慣を作ることができるようになります。
もちろんベトナムのように交通事故が多いような地域では、外で遊ばせることに抵抗がある親御さんも安心です。
2016年に開催されたリオデジャネイロ五輪で活躍した池江璃花子選手が自宅内にあった「うんてい」で鍛えたことが話題になったり、吹抜け空間にボルダリングの器具を取付けたりする家庭が雑誌に取り上げられたりと、室内での運動に注目が集まっています。



アスレチックシリーズを開発した経緯としては、ここまで書いたように室内での運動の機会が減少していることから、施主の要望としてとある住宅メーカーへ備え付けのうんていの要望があったためです。
その住宅メーカーの担当者の方は希望スペックのうんていの販売をしている会社がなかなか見つからず、当社へオーダーするに至りました。

今までの製品とは一風異なるため、なかなか開発には苦労しましたが、これについてはまた別の機会に・・・

子育ての面からも、大人達の運動不足解消の面からも有用な室内アスレチックを是非ご活用くださいという告知で締めたいと思います!
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