ベッドフレームの購入を検討しているものの、どのような製品を選べば良いのか分からない、という方も多いかと思います。世の中にはさまざまなベッドがあるため、迷ってしまう方もいるでしょう。
製品を選ぶ前にまず、どのようなベッドフレームがあるのか知る必要があります。本記事では、ベッドフレームの各パーツや素材、種類についてまとめました。また、ベッドフレームの選び方についても解説しています。
本記事を読むことで、自分に合ったベッドフレームを見つけるポイントが分かります。ベッドの新規購入や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ベッドフレームとは?
写真:カツデン/KastomBed
ベッドフレームとは、マットレスや布団部分を除いたフレーム部分を指します。ベッドそのものであるとも言えます。
睡眠を快適に行うには、マットレスや布団も大切ですが、ベッドフレーム選びも大切です。ベッドフレームが自分に合っていないと、眠りが浅い、体が痛いなどの原因になります。
一口にベッドといってもさまざまな種類があります。2段ベッドやロフトベッド、電動ベッド、マットレスと一体となったベッド、など。今回は、一般的なベッドフレームを中心におすすめや選び方について解説していきます。
ベッドフレームの構成する4つのパーツ
写真:カツデン/KastomBed
ベッドフレームは次の4つのパーツから構成されます。
- ヘッドボード
- サイドフレーム
- フットボード
- 床板
ベッドフレームの種類によって、これらのパーツの形状が異なります。また、一部のパーツがないベッドフレームもあります。
ベッドフレームの各パーツについて詳しく解説していきます。
ヘッドボード
ヘッドボードは、頭を付ける位置にある板のことです。枕や布団が落下するのを防ぐために存在します。
ベッドフレームの種類によっては、ヘッドボードに棚や照明が付いている場合もあります。棚があることで本やちょっとした小物を置いておくことができます。また、照明があることで、電気を消したときのおしゃれ感を高めることができます。
なお、種類によってはあえてヘッドボードを設けていないこともあります。ヘッドボードが設けない方が、圧迫感を感じにくくなり、空間を広く見せることができます。また、ヘッドボードがない分値段も安くなります。
サイドフレーム
サイドフレームとはベッドの側面に付けられた板を指します。サイドフレームがあることで、床板をしっかり支えることができます。
サイドフレームにはマットレスや布団がズレるのを防ぐために、柵が付いているものも存在します。また、ある程度の高さがある柵は落下防止にもなります。
種類によってはサイドフレームに引き出しが付いており、シーブンオフの布団や衣類などを収納することが可能です。特に一人暮らし向けのアパートの場合、部屋に収納が少ない場合も多いので、収納付きのベッドフレームを選択するのも良いです。
フットボード
フットボードはベッドの足側にある板のことで、マットレスなどがズレるのを防ぐために存在します。ベッドの脚と一体化されています。ヘッドボードと同じ高さのものもあれば、ヘッドボードより高いものもあります。
ヘッドボードとフットボードが両方付いているタイプはヨーロピアンスタイル、フットボードがないタイプはハリウッドスタイルと呼ばれることもあります。
床板
床板はマットレスや布団を乗せる板を指します。ベッドフレームの床板は大きく次の2つに分けられます。
- 張り床:穴が空いていないタイプ
- すのこ:穴が空いているタイプ
日本で販売されているベッドは、すのこタイプも多くあります。すのこタイプは空気の通り道ができるので、カビが生えにくいのが特徴です。日本は高温多湿の国であるため、カビ対策を行う必要があります。ただし、マットレスが薄いと、寝心地が悪い場合があります。
張り床タイプは冬でも暖かいのと強度があるのがメリットです。また、値段も安めです。ただし、カビが生えるリスクがあるため、管理をしっかり行う必要があります。
ベッドフレームの素材
写真:SmartBase ベッドフレーム 折りたたみ スチールパイプヘッドなし 36cm ブラック ホワイト
ネット出典:ZINUS
続いて、ベッドフレームの素材について解説します。ベッドフレームの各パーツは次の4つの素材いずれかで作られることが多いです。
- 木
- スチール
- レザー(革)
- ファブリック(布)
素材によって使い心地や耐久性、デザイン性などが異なるので、素材にも気をつけて選ぶことが大切です。各素材の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
木
木はベッドフレームの素材として多く使われています。素材として使われる木は大きく次の2つに分けられます。
- 無垢材:自然の木をそのまま使用したもの
- 集成材:無垢材を加工しているもの
無垢材は木をそのまま使っている分、木本来の心地よさや温かみを感じやすいのがメリットです。ただし、値段は高くなります。
集成材は人の手で作られた素材です。複数の小さい木材を接着して1枚の板にしています。木目の連続性や、自然な触り心地は無垢材には敵いませんが、値段が安く、それでいてしっかり品質管理されているため強度があるのがメリットです。
また、木には次のようにさまざまな種類があります。
- 杉
- ひのき
- 松
- 桐
- ウォールナット
- ビーチ
カツデンが提供するベッドフレームでは、「杉」が使われています。「杉」は他の木に比べて柔らかくて軽く、加工しやすいのがメリットです。また、ツヤが少ないため、落ち着いた印象になるのも特徴です。
スチール
スチールは鉄に少量の炭素などを混ぜて作られる合金です。スチールで作られたベッドフレームは病院で多く見かけます。パイプ状になっているものが多いですが、カツデンの『KastomBed』に関しては板状になっています。
木と違ってカビる心配もありません。シャープでおしゃれな見た目も魅力と言えます。
デメリットは、製品によってはきしみ音が出やすいことです。
レザー(革)
ベッドフレームのヘッドボードはレザー(革)で作られることもあります。レザー(革)
は大きく次の2つに分けられます。
- 本革:動物の革で作られたもの
- 合皮:動物の革ではなく人工素材で作られたもの
本革は値段こそ高いものの、高級感が出るのがメリットです。また、使い込むと色や質感が変わっていくので、経年変化を楽しめるのも魅力です。
合皮は見た目は本革に似せていますが、本物の動物の革では作られていません。布地にポリウレタンなどの合成樹脂を塗ることで作られます。合皮は値段が安いのがメリットです。ただし、臭いはどうしてもビニールっぽくなってしまいます。
また、本革も合皮も汚れにくいのがメリットです。飲み物などをこぼしたときは拭くだけで綺麗になります。
ファブリック(布)
綿やポリエステルなどの繊維で作られたファブリック(布)で覆われたベッドもあります。
ファブリックは肌触りが心地良いのがメリットです。また、硬い部分が覆われているため、子どもやペットがぶつかって怪我をする心配がないのも良い点です。
ファブリックのデメリットは、繊維の間に汚れやダニが付着しやすいことです。また、直射日光に当たると日焼けしてしまいます。
ベッドフレームの選び方
写真:カツデン/KastomBed
ここまでベッドフレームの各パーツや素材について解説してきましたが、ベッドフレームを選ぶ際は次の4つにも着目しましょう。
- サイズ
- 色
- 機能性
- マットレスとの相性
各ポイントについて詳しく解説していきます。
サイズ
使い心地が良いベッドを導入するためには、サイズを考えることが重要です。一人で使う場合でも、その人の体格によって必要なサイズは異なります。また、大きいサイズの方が、寝返りを打ちやすい、落下を防ぎやすいというメリットがあります。
ただ、大きくすれば良いというわけでもありません。大きいサイズは値段も高くなりますし、部屋が狭いと生活の邪魔になってしまいます。ベッドの横を通路とするならば、最低でも50cmは空けないと、移動しにくく圧迫感が出てしまいます。
色
ベッドフレームの色についてもよく検討する必要があります。
ベッドフレームが部屋から浮かないようにすることが大切です。そのためには、フローリングと調和する色を選択することをおすすめします。また、ベッド周囲の家具との相性も考える必要があります。
また、色を決める際に知っておきたいのが、膨張色・収縮色というものです。白に近い色は膨張色と呼ばれており、目の錯覚で空間を広く見せる効果があります。反対に黒に近い色は収縮色と呼ばれており、空間の印象を引き締める効果があります。
機能性
ベッドフレームの機能性についてもよく検討する必要があります。
まず重要なのは、サイドフレームに収納が付いているかどうかです。収納が付いていれば衣類などを入れられるので、その分クローゼットに空きを作ることができます。ただ、収納が付いているベッドフレームは床に近く、下を掃除しにくいのがデメリットです。
また、ヘッドボードに棚がついているか、コンセントや照明があるか、なども確認しましょう。
ほとんどの人は、スマホをベッドに置いて充電すると思うので、スマホの置き場はあるのか、充電用のケーブルが邪魔にならないか、などを考慮しておく必要があります。
マットレスとの相性
ベッドフレームとマットレスの相性も考慮する必要があります。マットレスとベッドフレームのサイズが合うかはもちろんのこと、寝心地が良くなる組み合わせを意識したいです。たとえば、床板がすのこの場合、薄めのマットレスだと痛い可能性があります。
カツデンのスチールベッド『KastomBed』
カツデンではスチールベッドの『KastomBed』を提供しています。
スチールベッドの多くは病院に置かれているようなパイプで構成されていますが、『KastomBed』はパイプではなく折れ曲がった板状のスチールで構成されています。
オリジナリティ溢れるシャープなデザインが特徴となっています。また、見た目以上に耐久性があります。
『KastomBed』のすのこには国産の杉が使われています。杉は美しい木目が特徴であり、カビや腐朽に強い利点も持ち合わせています。また、杉で作られたすのこは軋む音がしにくいのもメリットで、安眠に繋がります。
カツテンでは、樹齢70年以上の杉のみを厳選して使用しています。
『KastomBed』は細かい箇所をカスタムできる。
『KastomBed』の強みと言えば、なんと言っても細かい箇所をカスタムできる点です。
『KastomBed』はシングル・セミダブル・ダブル・クイーンの4サイズを展開しており、すべてmm単位でサイズを調整できます。お気に入りのマットレスのサイズに合わせることが可能です。
また、カラーは艶消しブラックとパールグレーの2種類から選べます。艶消しブラックは存在感と高級感が魅力です。パールグレーは柔らかい印象が特徴です。
ヘッドフレームの表面素材は、Wood(杉集成材)とLeather (リンカーン(合皮))の2種類から選択できます。Woodはすのこにも使われている素材ですので、統一感を出せるのがメリットです。Leatherは上質な雰囲気があり、空間の印象を引き締めてくれます。
さらに、オプションでベッド横にサイドボードを設置でき、小物を飾ったり時計や眼鏡を置く場所にしたりすることができます。左右どちらか、もしくは両方に設置が可能です。
『KastomBed』に興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
本記事ではベッドフレームの選び方について解説しました。ベッドフレームの各パーツの種類や、どのような素材が使われているかが、お分かりいただけたかと思います。
自分に合ったベッドフレームを選ぶことは、快適な睡眠を維持することにも繋がります。妥協することなく、自分に合った製品を選ぶことをおすすめします。
また、デザイン性が優れたベッドフレームを選ぶことも大切です。ベッドは部屋の大部分を占めることになるため、ベッドのデザインは部屋の印象を大きく変えます。
デザイン性の高いベッドフレームを探している方には、カツデンの『KastomBed』をおすすめします。『KastomBed』は細かい箇所をカスタムできるのが特徴です。
『KastomBed』は部屋に合ったデザイン・カラーを選択したり、サイズを調整したり、サイドボードを設置して使いやすさを高めたりすることが可能です。