ウォールシェルフを部屋に設置したいと思っているものの、どの製品を購入すれば良いか分からない、という方も多いのではないでしょうか。さまざまなウォールシェルフ製品が販売されているため、迷ってしまう方もいるかと思います。
本記事ではウォールシェルフの選び方について解説します。おしゃれかつ機能性に優れたウォールシェルフを選ぶポイントをまとめました。
本記事を読むことで、自分に合ったウォールシェルフを見つけることができます。ウォールシェルフの購入を検討している方はぜひお読みください。
ウォールシェルフとは?
写真:カツデン/STELF
ウォールシェルフとは、その名の通り、壁に付けられる棚を指します。ウォールシェルフを設置することで、上に物を置くことができ、収納を手軽に増やすことが可能です。
ウォールシェルフのメリットは、床のスペースを圧迫しないことです。収納が足りないからとボックスやラックを置くと、その分生活スペースが減ってしまいますが、ウォールシェルフならその問題を解決できます。
また、クローゼットや押入れと異なり、「見せる収納ができる」のも特徴です。デザイン性に優れた小物や写真、フィギュアなどを置くことで、おしゃれにすることができます。さらに、ウォールシェルフ自体もおしゃれなものが多く、部屋に設置することでインテリアとして機能させられます。
ウォールシェルフはホームセンターや家電量販店、ネットショップで購入可能です。手軽に購入できるものから高級なものまで幅広くあります。
ウォールシェルフは賃貸物件でも使える?
ウォールシェルフは賃貸物件でも使って良いのか分からない、という方も多いかと思います。結論から言うと、賃貸で使用する場合は大家さんや管理会社に相談することをおすすめします。設置OKの場合もあれば、NGの場合もあるためです。
アパートやマンションの借主には原状回復義務があります。そのため、ウォールシェルフの設置のために壁に穴を空けた場合、原状回復費用を負担しなくてはいけない可能性があります。
ウォールシェルフの中には、つっぱりタイプやシールタイプなど、穴を空ける必要がないものもあります。ただ、それらもつっぱり棒やシールの跡が付くことがあり、現状回復費用を支払わないといけなくなる可能性がゼロではありません。
「これなら大丈夫かな?」と不安に思いながら設置するくらいなら、大家さんや管理会社に相談した方が、気持ちよく部屋のインテリアを整えることができます。
ウォールシェルフの種類
写真:ウォールシェルフ KS-WS
ネット出典:株式会社ナスタ
ウォールシェルフは大きく次の5つの種類があります。
- ビスタイプ
- ピンタイプ
- ホチキスタイプ
- つっぱりタイプ
- シールタイプ
これら5つは設置方法が異なります。壁に穴を空ける必要があるタイプもあれば、空けなくて良いタイプもあります。
各種類の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
ビスタイプ
ビスタイプは下地のある壁に穴を空けて、ビスで固定するウォールシェルフです。ビスとは小さいネジを指します。ビスを回すときは専用のドライバーを使います。
ビスタイプのメリットは耐久力が高いことです。壁の下地にしっかり固定できれば、重いものを置いても壊れる心配が少ないです。(製品によって定められた耐荷重は守る必要があります)
デメリットは、壁に穴を空ける必要があるのと取り外しが大変なことです。設置しやすさと耐久力は、基本的にはトレードオフとなります。
ピンタイプ
ピンタイプはピンで固定するウォールシェルフです。ビスタイプと比べると手軽に設置できるのがメリットです。
ピンを刺すだけなので、壁に大きな穴を空ける必要はありません。とはいえ壁を傷つけることには変わりないので、賃貸で設置できるかは確認を取る必要があります。
耐久力はビスタイプよりは劣ります。ピンだけでは重い物を支えきれない場合があります。
ホチキスタイプ
ホチキスタイプは複数のホチキスで固定するウォールシェルフです。ホチキスは1本1本だと弱いですが、複数だと意外と耐久力が高まります。
ホチキスタイプのメリットは、ピンタイプ同様に傷が目立ちにくい点です。ただし、まったく傷をつけないわけではないので注意が必要です。
デメリットは、ホチキスの打ち込みが難しい場合がある点です。何度もホチキスを使うと、傷がたくさん付いてしまいます。また、ビスタイプよりは耐久力が低いです。
つっぱりタイプ
つっぱりタイプはつっぱり棒を伸ばして天井と床に固定して使うウォールシェルフです。長いつっぱり棒を2本使います。
つっぱりタイプのメリットは、壁に穴を空ける必要がないことです。ただし、天井に棒の跡が残ってしまう可能性はあります。また、高さがあるので、多くの物を収納できます。
デメリットは天井まで高さがあるので、目立ってしまう点です。他のウォールシェルフよりも圧迫感は感じやすくなってしまいます。
シールタイプ
シールタイプは裏面のシールによって固定するウォールシェルフです。
5つのタイプの中でもっとも、手軽に設置することができます。DIYが苦手な人でも失敗する心配はありません。
デメリットは耐久力が低いことです。シールで固定するだけなので、粘着力が劣化して剥がれてしまうことはあります。また、剥がすときに跡が残ってしまう場合もあります。
ウォールシェルフの素材
写真:FJÄLLBO フィエルボ
ネット出典:IKEA
ウォールシェルフは次の3ついずれかの素材から作られることが多いです。
- 木
- スチール
- プラスチック
素材によって使い心地や耐久性などが異なるため、素材も重視して選ぶことをおすすめします。各素材の特徴について詳しく解説していきます。
木
木はウォールシェルフの素材としても多く使われています。
木のメリットは、優しくてナチュラルな雰囲気を出せることです。主張が激しくなく、どのような空間にも馴染みやすいです。また、木の手触りも楽しむことができます。
デメリットは湿気に弱いことです。湿気が多い場所に設置すると、裏側にカビが生えてしまう可能性もあります。水回りなどで使用する場合は気をつけましょう。
スチール
スチールは鉄に少量の炭素などを混ぜて作られる合金であり、金属の中でも素材として多く使われています。
金属のメリットは耐久力が高いことです。耐久力が高い分、細いデザインも選択可能であり、ウォールシェルフを目立たなくさせることもできます。
デメリットは塗装が剥げると錆びてしまう可能性があることです。水回りで使う場合、錆びないようにこまめに拭いて管理する必要があります。
また、ほか2つの素材に比べて重量があり、壁側に下地があってビス固定しないと十分な機能を発揮しないことが多いです。
プラスチック
プラスチックは人工的に合成された樹脂のことです。
プラスチックのウォールシェルフは軽いので、壁への負担が少ないのがメリットです。また、耐水性に優れているので、木やスチールよりも水回りに設置しやすいです。
デメリットはスチールに比べると耐久力が低いことです。製品にもよりますが耐荷重が小さい場合もあるので、重い物を置くのには適していません。
おしゃれなウォールシェルフを選ぶポイント
写真:カツデン/STELF
せっかくウォールシェルフを設置するなら、おしゃれな製品を選ぶことをおすすめします。利便性だけでなくデザイン性も考慮して選ぶことで、愛着を持って使い続けることができます。
おしゃれなウォールシェルフを選ぶポイントは次の3つです。
- ビスなどが目立ちにくい製品を選ぶ
- 仕上げの塗装が丁寧な製品を選ぶ
- 部屋にマッチした製品を選ぶ
1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。
ビスなどが目立ちにくい製品を選ぶ
ウォールシェルフを選ぶ際は、ビスやピンなどが目立ちにくいものを選んだ方が良いです。ビスなどがノイズになってしまい、すっきりした印象ではなくなってしまいます。
仕上げの塗装が丁寧な製品を選ぶ
仕上げの塗装が丁寧なウォールシェルフを選ぶことをおすすめします。
ウォールシェルフは100円ショップなどでも販売されていますが、安い製品は仕上げが雑な場合もあります。仕上げが雑だと、おしゃれな小物を置いても邪魔をしてしまいます。
逆に値段が高い製品は、仕上げにもこだわっている場合が多いです。
部屋にマッチした製品を選ぶ
部屋にマッチした製品を選ぶことも大切です。周囲の壁紙や家具に合った色やデザイン、素材を選ぶことで、ウォールシェルフがすぐ部屋に馴染んでくれます。
また、ウォールシェルフには、かわいい形状や面白い形状の製品も多くあります。ただ、変わったデザインのウォールシェルフは部屋から浮いてしまうこともあります。また、ウォールシェルフとの相性を考慮して、置くアイテムも決めないといけなくなります。
そのため、迷ったらシンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。
ウォールシェルフを選ぶ際に確認したいポイント
写真:カツデン/STELF
ウォールシェルフを選ぶ際は、次の3つも確認することをおすすめします。
- 壁の下地
- 住宅の壁の材質
- 扉やフックの有無
1つ1つの確認ポイントについて詳しく解説していきます。
壁の下地
ウォールシェルフを購入する前に、そもそも部屋の壁に、その製品を設置できるのか確認する必要があります。
住宅の壁の多くは石膏ボードが使用されていますが、コンクリートや木壁の場合もあります。製品によって対応している壁の材質は異なるので、購入前に確認しましょう。
ビスタイプの多くは、壁に下地がないと十分な耐荷重を発揮できない可能性がありますし、最悪は自重で落下することもあります。
下地の有無は、「下地チェッカー」を使えば簡単に分かります。
軽い棚であれば、「ボードアンカー」を使用すれば石膏ボードにも固定できる可能性があるので、商品情報をよく調べてみましょう。
製品の耐荷重
ウォールシェルフの耐荷重は製品によって異なります。カツデンのウォールシェルフ『STELF』の耐荷重は5〜20kgです。他社の製品では、3kgや5kg程度が多いようです。
ウォールシェルフに何を置くかあらかじめ決め、必要な耐荷重を計算する必要があります。置くアイテムが決まっていない場合は、耐荷重が大きいものを選ぶと安心です。
扉やフックの有無
扉やフックが付いたウォールシェルフの方が良いかも、検討することをおすすめします。
扉があると、隠して収納することができます。デザイン性の高い小物などは見せて収納した方が良いですが、トイレットペーパーなど生活感が出るものは隠した方が良い場合があります。
フックがあると、調理器具やタオルなどを掛けて収納できます。ただ、使わない場合は、フックがノイズになってしまいます。
必要性がないのであれば、扉やフックがないウォールシェルフの方がおすすめです。無駄なパーツがない方が、シンプルでデザイン性が良くなります。
カツデンのウォールシェルフ『STELF』はシンプルさが魅力
カツデンはスチールのウォールシェルフ『STELF』を提供しています。『STELF』はシンプルさが魅力であり、薄くて棚自体が目立ちにくくなっているのが特徴です。
カツデンでは棚はあくまで脇役であり、飾り物を引き立てるための存在であると捉えています。シンプルなデザインなので、どのような部屋にもマッチしますし、どのような物を置いても違和感がありません。
『STELF』の厚みはたったの3.2mmです。それでいて、スチールなので耐久力は高く、最大耐荷重は20kgとなっています。
壁にビス固定する部分と棚板をピン角になるよう溶接で仕上げており、それによって余計な影やノイズとなる要素を排除しています。
また、取り付けが非常に簡単なのも特徴です。合板12mmの下地がある壁にビスで固定するだけなので、DIYが苦手な方でも取り付けることができます。
ウォールシェルフに興味のある方は、ぜひカツデンの『STELF』もご検討ください。
まとめ
本記事ではウォールシェルフの選び方について解説しました。ウォールシェルフの素材や設置方法の種類や、おしゃれなウォールシェルフを選ぶポイントがお分かりいただけたかと思います。
一口にウォールシェルフといっても幅広いです。まずは自宅に取り付けられるウォールシェルフの種類を確認しましょう。壁に穴を空けても問題ないなら、ビスタイプのウォールシェルフがおすすめです。ビスタイプは耐久力に優れており、安心して使えるためです。
ビスタイプの中でもカツデンの『STELF』は、スチールなのでさらに耐久力が高いです。シンプルで無駄のないデザインなので、どのような部屋に設置しても違和感がありません。どのウォールシェルフを設置するか迷っている方には、『STELF』をおすすめします。