カーポートの設置に興味があるものの、設置後に後悔しないか不安という方も多いのではないでしょうか。確かにカーポートの設置にはある程度費用がかかりますし、一度設置したら取り外しが大変なので、悩む方もいるかと思います。
本記事ではカーポートを設置して後悔することとその解決策について解説します。また、カーポートを設置することのメリットについてもまとめました。
本記事を読むことで、他の方がカーポート設置後どんなことに後悔したのか分かり、あらかじめ対策を打っておくことができます。安心してカーポートを設置したいという方は、ぜひ参考にしてください。
カーポートとは?
写真:サンレールポート
ネット出典:サンレール
カーポートとは住宅の敷地内に設けられる簡易車庫のことであり、車を雨や鳥の糞などから守るためのものです。新居を建てる際はカーポートも一緒に作られることが多いですが、後付けすることもできます。
カーポートは屋根と柱から作られており、シンプルなのが特徴です。屋根は最近では、ポリカーボネートという樹脂で作られることが多いです。寒い地域の場合、雪の重さに耐えられるようにするため、屋根をスチールで作ることもあります。
柱に関してはスチールやアルミといった金属で作られることが多いです。
カーポートとガレージの違い
ガレージは自動車を収納するための車庫を指します。カーポートと違ってガレージは、横に壁があります。また、シャッターを閉めることも可能です。
ガレージは横からの雨やホコリからも車を守れるのが特徴です。また、シャッターを閉めて鍵をかけることで、車の盗難を防ぎやすくなります。加えて、ガレージ内には予備のタイヤや整備用工具などを収納することが可能です。車の整備もガレージ内で行えます。
ただし、ガレージはカーポートよりも設置費用がかかります。また、設置にはある程度のスペースが必要です。そのため、設置したくてもできない場合があります。
カーポートを設置して後悔した理由と解決策
写真:エクステリア製品案内 カーポート
ネット出典:株式会社ヨコイ
カーポートを設置したものの、「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう方もいます。よくある後悔理由としては次の5つが挙げられます。
- 日当たりの問題が生じる
- 掃除・メンテナンスが面倒
- 柱が邪魔になる
- スペースの問題で大きい車を買えない
- 横から車が汚れてしまう
確かにこれら5つはカーポートのデメリットになりえますが、解決策も存在します。また、場合によってはこれらのデメリットが気にならない可能性もあります。
それぞれの後悔理由とその解決策について詳しく解説していきます。
日当たりの問題が生じる
カーポートを設置することで住宅の日当たりが悪くなることがあります。カーポートの場所によっては、屋根が太陽の光を遮ってしまうためです。
日当たりが悪くなると洗濯物が乾きにくくなったり、昼間でも電気をつけて生活しないといけなくなったりしてしまいます。
また、設置場所によっては隣家の日当たりにも影響します。隣家の庭に日陰ができてしまい、クレームが来るかもしれません。このようなトラブルを防ぐために、カーポート設置後に日当たりがどうなるか計算しておきましょう。
解決策:透過率が高い屋根材を選択
カーポート設置後の日当たりを極力良くしたいなら、透過率が高い屋根材を選択しましょう。屋根材の中でもポリカーボネートは透過率が高いです。
逆に透明でない素材の屋根は日当たりを悪くしてしまいます。降雪量が多い地域の場合を除き、日当たりが良くなることを優先しましょう。
掃除・メンテナンスが面倒
カーポートは掃除が面倒に感じる場合があります。屋根の上に昇って、ホコリやゴミを取るのは大変ですし危険も伴います。かといって掃除頻度を減らしてしまうと、泥などがこびり付いて取れなくなる場合もあります。
また、カーポートの屋根が劣化したら修理しないといけません。台風が直撃したり大雪が降ったりすると、屋根が壊れてしまう可能性があります。また、特に何もなくても屋根は経年劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
カーポートには管理コストがかかることを知っておきましょう。
解決策:プロに依頼する
カーポートの掃除・メンテナンスが面倒な場合、プロに依頼することをおすすめします。プロに依頼した方が怪我のリスクがなくなりますし、隅々まで綺麗にしてくれます。
カーポート洗浄をプロに頼む場合の価格相場は次のとおりです。
- 1台用:7,000円〜9,000円
- 2台用:12,000円〜14,000円
- 3台用:17,000円〜19,000円
参考:カーポート洗浄を料金と口コミで比較! – くらしのマーケット
柱が邪魔になる
カーポートの柱が邪魔に感じることもあります。特に運転が苦手な方は、車を駐める際に柱にぶつかってしまわないかと不安に思うことも多いです。カーポートを広くできれば良いのですが、敷地面積上難しい場合もあるかと思います。
解決策:柱の位置を調整する
カーポートの面積が狭くなってしまうなら、柱の位置を調整するのがおすすめです。カーポートには、片支持タイプと両支持タイプがあります。片支持タイプは柱が片側の2つしかないため、駐車する際に柱が邪魔になりにくいです。
また、後方支持タイプもおすすめです。こちらは片支持タイプを90度回転させたタイプで、柱が真後ろになります。そのため、片支持タイプより更に駐車しやすくなります。
また、柱が後ろにあれば、車の扉も開閉しやすいです。乗り降りもスムーズになり、余計なストレスを減らせます。
スペースの問題で大きい車を買えない
カーポートの設置により、新しい車を買いにくくなる場合があります。
カーポートの面積は台数だけでなく、所有する車の大きさも考慮して決められます。車は種類によって大きさが異なります。軽自動車と大型車では400mmぐらい幅に差があります。そのため、軽自動車用にカーポートを作った場合、大型車を駐車できない場合があります。
将来子どもが増え、大型車に乗り換えたいときが来るかもしれません。
解決策:将来を見据えてカーポートを設置する
カーポートを設置する際は、将来を見据えることが大切です。
子どもが増えたら大きい車を買うかもしれない。長男が車を購入する可能性がある。お客さんが頻繁に車を駐める可能性もある。
このような将来をイメージし、カーポートの面積について検討します。敷地面積に余裕があるならある程度広く作った方が、もしもの場合にも対処しやすいです。
横から車が汚れてしまう
カーポートを設置しても横から車が汚れてしまう場合があります。
カーポートはガレージと異なり、横に壁がありません。そのため、横殴りの雨や雪、砂ぼこりなどからは車を完全には守れないです。
かといって、ガレージは設置に十分なスペースが必要なうえに、コストもかかるので難しい、という方も多いかと思います。
解決策:サイドパネルを設置する
横から車が汚れるのが気になる場合、カーポートにサイドパネルを付ける手があります。サイドパネルを付ければ、横からの雨や雪からも守れます。
また、サイドパネルは目隠しにもなります。乗車時や荷物の出し入れの様子が外から見えなくなるので、プライバシー対策や防犯対策にもなります。
ただし、サイドパネルは圧迫感が出る原因にもなります。また、設置費用も上乗せされます。そのため、ひとまずサイドパネルなしでカーポートを設置し、横から車が汚れると感じる場合はサイドパネルを後付けするのがおすすめです。
そういった懸念がある場合は、サイドパネルを後付けできるタイプのカーポートを選択する必要があるため、事前に商品のことを調べたり、メーカーにヒアリングしましょう。
カーポートの設置にはメリットも存在する
写真:カーポートSC
ネット出典:ジャストネット
ここまでカーポートを設置して後悔する理由について解説しました。カーポートにはデメリットがあることも事実ですが、対処法を事前に考えておけば後悔することはありません。
また、カーポートには多くのメリットも存在します。具体的なメリットは次の4つです。
- 車を雨や紫外線から守れる
- デザイン性の高いカーポートなら住宅の景観を高められる
- 車内が高温になるのを防げる
- 雨の日でも気にせず乗車できる
カーポートの設置を諦めたり、撤去してしまったりするとこれらのメリットを享受できなくなります。1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。
車を雨や紫外線から守れる
カーポートは横殴りの雨は防げませんが、通常時の雨からは守れます。それだけでも洗車頻度を大きく減らすことが可能です。
また、紫外線から車を守れるのもメリットの1つです。紫外線に車を長時間当てると塗装が剥がれてしまう恐れもあります。愛車を大切に扱いたいなら屋根は必須です。
デザイン性の高いカーポートなら住宅の景観を高められる
カーポートを設置することで、住宅の景観を高めることができます。カーポート製品の中には、デザイン性に優れたものも多くあります。住宅のイメージに合った美しいカーポートを設置すれば、満足感を得られます。日々のドライブも楽しくなります。
車内が高温になるのを防げる
カーポートを設置することで、車内が高温になることも防げます。カーポートの屋根が太陽光を防いでくれます。特にスチールの屋根は太陽光を完全に遮断できます。
特に夏場は車内がかなり暑くなり、エアコンをかけてもしばらくしないと涼しくならないことも多いです。カーポートの下に駐車すればすぐにエアコンが効くようになり、真夏も快適にドライブを楽しめます。
雨の日でも気にせず乗車できる
カーポートがあれば雨の日でも濡れることなく乗車できます。
玄関から乗車するまで傘を差すのは面倒なので、そのまま走る方も多いかと思います。ドライブ前に濡れてしまうのは地味にストレスです。また、子どもが風邪を引いてしまうかもしれません。
カツデンの『CARKUREGA』はカーポート以上、ガレージ未満
カツデンでは『CARKUREGA』を提供しています。『CARKUREGA』は、カーハウスという新ジャンルとして定義させており、カーポートとガレージの良い点を取り入れているのが特徴です。
『CARKUREGA』は手軽に設置できるうえに、ガレージよりも圧迫感がありません。それでいてカーポートと違い簡素なイメージもなく、「車のための家」という雰囲気が出ます。
オプションで側面格子を両側、もしくは片側に付けられます。格子を付けることでより存在感を出せます。また、屋根には矢切格子を付けられ、デザイン性を高められます。
『CARKUREGA』の柱はスチールで作られています。カーポートの柱はアルミの場合が多いですが、スチールの方が柱を細くできます。スチールはアルミの3倍程度の強度があるためです。柱は細い方が圧迫感がなく、スタイリッシュな雰囲気にできます。更に、カツデンの金属加工技術によって、接合部は溶接跡が目立たない美しさを実現しています。
屋根の側面に取り付けられる破風材はスチール・ウリンから選択可能です。スチールは5色のバリエーションがあり、住宅や車のイメージに合わせられます。また、屋根材の色も3種類のカラーを用意しています。
このように『CARKUREGA』はカーポートのデメリットが補われているのが特徴です。カーポートやガレージの設置に興味がある方は、『CARKUREGA』もぜひご検討ください。
まとめ
本記事ではカーポートを設置して後悔することと、その解決策について解説しました。
カーポートには日当たりが悪くなったり、掃除・メンテナンスが面倒になったりするデメリットがあります。日当たりに関しては設置場所を選んだり透過率の高い屋根材を選択することで対処できます。また、掃除・メンテナンスが面倒ならプロに任せるのが良いです。
カーポートの大きさについても、十分に検討する必要があります。狭いと車の出し入れが難しかったり、大型車に乗り換えができなくなったりする可能性があります。敷地面積に限界があるなら後方支持タイプを選択し、少しでもゆとりを持てるようにするのがおすすめです。
また、カツデンの『CARKUREGA』もぜひ併せてご検討ください。『CARKUREGA』はカーポートとガレージの良いところを取り入れているのが特徴なので、「カーポートだとしっくりこない…」という場合『CARKUREGA』なら相性が良いかもしれません。