

巾木にはどのような種類があるのか分からないという方もいるのではないでしょうか。そもそも、巾木とは何なのかよく分かっていない、という方もいるかもしれません。
本記事では巾木とは何かについて解説します。巾木の種類や選ぶポイント、おすすめの製品についてまとめました。
本記事を読むことで、巾木とはどんなものかを理解でき、どのような製品を購入・設置すれば良いのか分かります。巾木の設置を検討している方はぜひお読みください。
巾木とは?

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
巾木(はばき)とは、壁材・床材という異なる材料が接する部分に付けられる見切り材です。見切り材とは、異なる仕上材の境目(取り合う部分)に設置される化粧材を指します。
住宅に設置される見切り材は、設置部分によって名前が変わります。
- 巾木:壁と床の境目部分
- 廻り縁:天井と壁の境目部分
- 窓枠:窓と壁の境目部分
- 幕板:壁仕上げ材の繋ぎ目部分
巾木の材質は木(無垢材)が基本です。最近ではMDF材(中質繊維板)の下地に、塩化ビニルのシートを貼り付けた巾木も多いです。また、金属の巾木も一部あります。
巾木の役割
巾木の主な役割は次の3つです。
- 壁を汚れや傷から守る
- 壁と床の隙間にゴミが入るのを防ぐ
- すきま風の侵入を防ぐ
巾木があれば、掃除機やお掃除ロボットが壁にぶつかってしまうのを防げます。また、壁と床の隙間にゴミが入るのを防いだり、すきま風の侵入を防いだりするのも大切な役割です。
巾木の種類(素材)

写真:ソフト巾木(木目)(高さ60mm・Rアリ)
ネット出典:東リ 住まいとインテリア
巾木はさまざまな素材から作られます。代表的なのは次の4つです。
- 木(無垢材)
- MDF+塩化ビニル
- アルミ
- スチール
各素材から作った巾木の特徴について、ひとつずつ見ていきましょう。
木(無垢材)
木(無垢材)でできた巾木はもっとも一般的なタイプです。ただの「巾木」と表現したときは、木製を指すことがほとんどで、材質を区別するために「木巾木」と呼ぶこともあります。
他の巾木よりも厚みがあり、3〜9mm程度が一般的で、釘打ち用の溝が掘ってあるデザインが特徴です。
木(無垢材)の巾木は、木ならではの温かみのある雰囲気が魅力です。また、無垢材は高級感もあるので、部屋を格調高い雰囲気にしてくれます。
また、部屋の床が無垢フローリングの場合、木(無垢材)の巾木だと統一感を出せます。
ただし、無垢材は加工コストも多くかかるため、値段が少し高めになってしまいます。
塩化ビニル
塩化ビニルというプラスチックで作られるタイプの巾木も多いです。柔らかいので「ソフト巾木」と呼ばれています。
塩化ビニルの巾木は、無垢材よりもコストを抑えられるのがメリットです。また、柔らかく曲げやすいので施工しやすいのもメリットと言えます。
厚さは1.5mm〜3.0mm程度の製品が多く、「木巾木」に比べ薄いため圧迫感が少ないです。
ただし、強度が低く、長年使用すると剥がれてしまう場合もあるのがデメリットです。また、プラスチックのため安っぽい印象を受けることもあります。
アルミ
巾木は「木巾木」と「ソフト巾木」がメインですが、金属のものも一部あります。金属の巾木は店舗やオフィスなどに使用されることが多いですが、一般住宅にもおすすめです。
金属の中ではアルミが多く使われています。森田アルミ工業などがアルミの巾木を販売しています。
アルミの巾木は独特なやわらかい質感があり、美しく、かつ愛着が湧くデザインとなっています。また、アルミは耐食性が高く、錆びて汚れてしまう心配がないのもメリットです。
デメリットは製品の数が少なめであること、値段が高くなってしまうことが挙げられます。
スチール
スチールの巾木を取り扱っているメーカーはほとんどありません。2026年現在、カツデンでのみ販売している巾木です。
スチールは高級感のある見た目が特徴で、デザイン性が特に高いです。スチールの巾木を設置することで、部屋がモダンでシャープな雰囲気になります。
また、アルミもそうですが、金属は木や塩化ビニルより強度が高い分、薄く作れることもメリットです。家具などをぶつけてしまっても、へこんだり割れたりする心配がありません。
特注で製作する場合はコストが高くなりやすく、カットするのに手間がかかること、接着のみで施工するため多少の慣れが必要なことが難点です。
巾木を選ぶ際のポイント

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
巾木にはさまざまな種類があるため、どれを選ぶべきか悩む方も多いかと思います。そこで、巾木を選ぶ際のポイントをまとめました。
巾木を選ぶ際のポイントは次の5つです。
- 高さが適切か
- 厚みが適切か
- 住宅と合っているデザイン・素材か
- カラー選定は意図通りか
- ホコリが溜まりにくいか
ひとつひとつのポイントについて詳しく解説します。
高さが適切か
巾木は高さが製品によって異なります。高さが違うと、巾木が与える印象も大きく変わるので、好みに合ったものを選びましょう。
巾木は60mmが標準的な高さです。おおよそ30mm〜100mmの高さの製品が多いです。高さを複数種類から選べる製品も一部あります。
高さがあるメリットは、ロボット掃除機などが壁を傷つける心配がないことです。
ただし、高さがあると巾木の主張が強くなってしまいます。あまり目立たせたくない場合は低めの巾木がおすすめです。むしろ存在感を出したいという場合は高めがおすすめです。
厚みが適切か
巾木は高さだけでなく厚みも異なります。厚みに関しては素材によって差があります。
木の巾木は厚みがあるものが多く、厚さ10mmを超える製品もあります。塩化ビニルの巾木は3mm程度の場合が多く、木の巾木に比べると薄いのが特徴です。
金属の巾木に関しては、製品によって厚さはさまざまですが、カツデンのスチールの巾木は0.8mmと非常に薄いのが特徴です。
厚みがある方が、掃除機や家具の衝突から壁を守れますが、圧迫感が強くなってしまいます。部屋をすっきりとさせたいなら薄い巾木の方がおすすめです。
住宅と合っているデザイン・素材か
巾木のデザインが住宅のイメージと合っているかは大切です。
巾木の素材によって部屋の印象が大きく変わります。木の巾木を設置すれば温かみのある雰囲気になりますし、金属の巾木にすればシャープな雰囲気になります。
また、巾木に溝があるかどうかでも印象が変わります。溝がない方がシンプルですっきりします。ただ、溝に限らず何かしらの要素(装飾)があると、ヨーロピアンな雰囲気をもたらすなど、インテリアデザインに影響を与えることも考慮すべきです。
巾木が部屋から浮いてしまわないように、壁や床と合っているか、住宅のコンセプトにふさわしいか、などを考えたうえで購入しましょう。
カラー選定は意図通りか
巾木製品によっては、カラーが数種類用意されています。巾木のカラーによって部屋の印象が大きく変わるので、カラーも慎重に選ぶことが大切です。
巾木のカラーの決め方には次のようなものがあります。
- 壁と同じ色にする
- 床と同じ色にする
- あえて色を合わせない
壁や床と同じ色にすることで、統一感が出てすっきりした印象になります。
壁の色に合わせると、目の錯覚で壁が少し大きく見えて、天井が高くなったように感じます。床の色に合わせると、今度は床が広く感じられます。
また、あえて壁とも床とも違う色の巾木を選ぶのもおすすめです。違う色を選ぶと、巾木が良いアクセントになってくれます。たとえば、白い壁・オーク材の床に黒いスチールの巾木を設置することで、メリハリが付いて、引き締まった雰囲気になります。
ホコリが溜まりにくいか
巾木の上にホコリが溜まりにくいかどうかも大切なポイントです。床の掃除はこまめにしたとしても、巾木の掃除はつい後回しにしてしまいがちです。
巾木の上の掃除は面倒です。掃除機ではホコリを吸い取りにくいですし、壁を汚してしまう恐れがあります。また、高さのある巾木だと、ロボット掃除機が吸い取りにくくなります。
ホコリが溜まらないようにしたいなら、薄い巾木がおすすめです。また、角の丸い巾木もホコリが溜まりにくいので掃除頻度を減らせます。
ロボット掃除機を使っているなら、高さの低い巾木にすればホコリを吸い取ってくれるようになるので、巾木を目立たなくしても良いのであれば検討しましょう。
巾木のメンテナンス方法

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
巾木のメンテナンス(掃除)方法についても簡単に触れておきます。
まず、いきなり水拭きするのは避けましょう。ホコリが壁に広がって汚れてしまうためです。まずはブラシでなぞるように巾木の上のホコリを落としていきます。
続いて、水分をよく絞った布でやさしく拭きましょう。
汚れがひどい場合は、歯ブラシに中性洗剤を少し付けてやさしくこすると綺麗になります。ただし、中性洗剤を使って大丈夫な製品か確認したうえで行いましょう。
カツデンの鉄巾木『ハバテツ』はリーズナブルな価格でデザイン性にも優れている

住宅関連の金属製品を提供するメーカーであるカツデンは、スチールの巾木である『ハバテツ』を販売しています。
特注で金属の巾木を作ろうとすると値段が高くなる傾向があります。しかし、『ハバテツ』は500円/m〜と金属の巾木の中では破格の値段であり、一般住宅にも無理なく導入できます。
高さ・タイプごとの『ハバテツ』の価格は次のようになっています。

タイプはI型/J型の2種類があります。また、カラーバリエーションは3種類もあり、住宅や周辺家具のイメージに合わせやすいです。
- サテンダークグレー
- サテンブラック
- ヴィンテージプリズム
スチール製の『ハバテツ』は「木巾木」や「ソフト巾木」に比べて非常に薄い(0.8mm)です。これだけ薄いので上部にホコリが溜まる心配はありません。また、巾木の圧迫感を減らすことができます。
デザイン性に優れているのも特徴です。金属の巾木は見た目で差別化できることが特徴です。その中でも特に『ハバテツ』はシンプルなデザインを追求しており、モダンでスタイリッシュな印象です。高級感もあり、設置することで部屋全体の印象が良くなります。
『ハバテツ』は高さを30mm・60mm・100mmから選べます。巾木は高さが異なるだけで印象が大きく変わります。巾木を部屋のノイズにしたくない場合は30mmの高さがおすすめです。逆に、金属の質感を見せたい場合は100mmの高さがおすすめです。
スチール製の階段を設置している場合や、スチール製の椅子、ラックなどの家具を部屋に多く置いている場合、『ハバテツ』を設置することで統一感を出せます。また、スチール製のものがない場合は、巾木が良いアクセントになって部屋を引き締めてくれます。
このような多くのメリットがある『ハバテツ』をぜひご検討ください。
まとめ
本記事では巾木とは何かや巾木の種類について解説しました。巾木は素材によって性質が異なることや、巾木を選ぶポイントなどがお分かりいただけたかと思います。
巾木は木(無垢材)の「木巾木」や塩化ビニルの「ソフト巾木」が多いですが、スチールやアルミなどの金属製品もおすすめです。
金属の巾木は薄くて圧迫感が少ないこと、光沢が美しいことなどが特徴です。
カツデンの『ハバテツ』は非常に珍しいスチールの巾木です。金属の巾木は値段が高いものが多いですが、『ハバテツ』は500円/m〜と破格の安さなのが特徴です。
金属の巾木に興味がある方はカツデンの『ハバテツ』もぜひご検討ください。















