

一般住宅の駐車スペースなどに備わっている屋根は、カーポートと呼ばれるものが多いです。カーポートについて詳しく知らない、という方もいるのではないでしょうか。
本記事では、カーポートとはなにかについて詳しく解説します。カーポートの形状や屋根の素材の種類、カーポートとガレージの違いについてもまとめました。
本記事を読むことで、カーポートについて知見を深められます。カーポートについて知りたい方や、カーポートの設置を検討しているという方は、ぜひお読みください。
カーポートとは?

写真:カーポート 片側支持タイプ
ネット出典:井上定株式会社
カーポートとは、屋根と柱のみで構成されており、壁がない簡易的な車庫を指します。カーポートを設置することで、車を雨や雪、直射日光、鳥のフンなどから車を守れます。また、駐車スペースの除雪作業の負担を減らすことも目的としています。
屋根と柱のみで構成されているので、使われる素材などにもよりますが、設置費用を含めて考えると、ガレージより安く済むケースが多いです。
最近では、ソーラーカーポートも注目されています。屋根に太陽光パネルが用いられている、あるいは屋根の上にパネルが設置されているものです。ソーラーカーポートは、駐車場の上部空間を利用しての太陽光発電が可能です。
カーポートは意味ない?設置するメリット

写真:X.スタイル(カーポート)
ネット出典:三協アルミ
カーポートを設置するメリットは多くあります。
- 直射日光や雨によって車の塗装が劣化するのを防げる
- 真夏に車内温度が上昇するのを避けられる(エアコンを早く効かせられる)
- 雨が降っても乗車時に傘をさす必要がなくなる
- 車内に傘を持ち込まなくてよくなる
単に車を雨から守るだけでなく、カーポートには様々なメリットがあります。
カーポートの形状の種類

写真:アリュース シリーズ
ネット出典:YKK AP
カーポートには様々な形状の製品があります。
カーポートは柱の数や位置によって、次の3種類に分けられます。
- 片支持タイプ
- 両支持タイプ
- 後方支持タイプ
各カーポートの種類の特徴やメリットについて詳しく見ていきましょう。
片支持タイプ
片支持タイプは柱が片側のみに付いているカーポートです。片側の柱のみで、屋根を支えます。
柱が少ないため、駐車しやすいのがメリットです。さらに、狭い場所にも設置しやすいことや、両支持タイプと比べると値段を抑えられる点もメリットと言えます。
デメリットは片側にしか柱がないため、強度が低いことです。耐風圧性能が低い場合が多く、強い台風が来たときに屋根が耐えきれない可能性もあります。
また、片支持タイプは基本1台用のカーポートとなります。
両支持タイプ
両支持タイプは、柱が両側にあり、4本以上の柱で屋根を支えるタイプです。
片支持タイプより屋根が揺れにくくなり、強度が上がるのがメリットです。2台用のカーポートの場合、基本的に両支持タイプとなります。
デメリットは片支持タイプよりは費用が高くなることです。また、柱が両側にある分、駐車難易度が少し上がってしまうことに加え、圧迫感も強くなってしまいます。
後方支持タイプ
後方支持タイプは柱が後ろ2箇所にあるタイプです。片支持タイプのカーポートを90度回転させたような感じになります。
柱が後ろになるため、片支持タイプよりさらに駐車しやすくなります。正面から見たときにすっきりとしており、モダンな雰囲気も感じられます。
デメリットは、やはり強度が低いことです。製品の数もそこまで多くはありません。
カーポートの屋根に使われる素材の種類

写真:カーポート 2台用
ネット出典:有限会社ワールドウインドー庄内
カーポートの屋根は様々な素材から作られています。素材によって、屋根の強度が大きく変わるので、素材をどれにするかは重要です。
カーポートの屋根に使われる素材は大きく分けて3種類あります。
- ポリカーボネート(プラスチック)
- アルミ
- スチール
ひとつひとつの種類について詳しく見ていきましょう。
ポリカーボネート(プラスチック)
ポリカーボネートはプラスチックの1種です。プラスチックの中でも強度に優れており、カーポートの屋根の素材としてもよく使われています。
他の屋根用の素材と比べると軽量なため、構造が複雑になりにくく施工がしやすいことで、トータルの費用が安い点がメリットです。光を遮らないで通してくれるので、屋根の下を明るくできます。
デメリットは金属に比べると当然強度が劣る点です。台風が多い地域や雪が多く積もる地域では、ポリカーボネートのカーポートは設置されることが少ないです。
また、強度は高いですが、キズがつきやすく目立ちやすいこと、経年で劣化しやすいことから、徐々に透明度が下がってしまう点にも注意しましょう。
アルミ
アルミは金属の1種であり、ポリカーボネートよりは強度があります。カーポートの屋根だけでなく、柱の素材としても多く使われています。
同じ金属のスチールよりも耐食性があり、加工処理しなくても錆びにくいのが特徴です。メンテナンスや交換の頻度を下げられるのがメリットです。
デメリットは加工が難しく、値段が高くなる傾向がある点です。また、スチールよりは強度が劣るため、雪が多く積もる地域では注意が必要となります。
スチール
スチールも金属の1種であり、カーポート屋根の素材として使われることもあります。
スチールの特徴は強度があることです。スチールを波状に折ることで強度を高めたスチール折板カーポートは、雪が多い地域で多く使われています。
一般的なスチール製カーポートは値段が安く、デザインも無骨なものが多いです。カツデンのカーポートもスチール製ですが、それらと真逆のコンセプトであり、例外として認識しましょう。
デメリットはアルミよりも錆びやすいことです。そのままだとすぐ錆びてしまうため、メッキ加工したガルバリウム鋼板やZAMが屋根の素材として使われています。
カーポートとガレージの違い

写真:スタイルコート
ネット出典:LIXIL
ガレージは車を駐車するための車庫を一般的には指します。カーポートとガレージのどちらを設置するか、迷っている方もいるのではないでしょうか。
カーポートとガレージの違いを次の4つの観点から紹介します。
- 構造
- 強度
- 機能性・セキュリティ性
- 値段・工事期間
構造
カーポートは屋根と柱だけで構成されているのが特徴です。ガレージは屋根だけでなく、三方に壁があり、車の出入り口が設けられています。出入り口にシャッターが付かない場合でもガレージと称することがあります。
カーポートは簡易的な駐車スペースですが、ガレージは1つの建物というイメージです。壁に覆われている分、横殴りの雨からも車を守れます。
ただし、その分サイズが大きくなります。新居にガレージを導入する場合、居住スペースを多く削らないといけない可能性も出てきます。
強度
強度はガレージの方が高いです。屋根と柱だけで構成されたカーポートは、製品によっては台風によって破損してしまうリスクがあります。破損すれば当然、修理費もかかります。
カーポートを購入する際は、耐積雪・耐風圧を確認することが大切です。
一般的なカーポートだと、耐積雪量が20cm程度しかないこともあります。屋根がスチールのカーポートの場合は、耐積雪量が50〜200cm程度ある場合もあります。
以下の積雪分布図で、地域の積雪量を確認しましょう。地域の積雪量に合ったカーポートを選択することが大切です。
耐風圧も併せて確認しましょう。一般的なカーポートの場合、耐風圧強度は38m/秒程度ですが、台風が多い地域ならより強度が高い製品を選びたいです。
以下の風速分布図で、地域の基準風速を確認しましょう。

機能性・セキュリティ性
ガレージはシャッターに鍵をかけられるので、セキュリティ性は高いと言えます。
カーポートはガレージに比べると盗難の心配があります。センサーライトや防犯カメラを設置して盗難対策を強化することも検討しましょう。
機能性に関しても、ガレージの方が優れていると言えます。ガレージの中で車のメンテナンスや洗車を行うこともできます。メンテナンス道具も中に置いておくことが可能です。
また、ガレージは車がない間、家族の遊び場としても機能します。
ただし、ガレージは掃除の手間がかかることがデメリットとして挙げられます。また、中が暑かったり暗かったりする場合もあり、思っていたほど快適に過ごせないこともあります。
値段・工事期間
構造を見て分かるとおり、値段はガレージの方が高くなります。カーポートは構造がシンプルなので、値段を抑えやすいです。工事期間もカーポートの方が短くなります。
ガレージは強度や機能性、セキュリティ性には優れていますが、その分値段は高いので、予算に余裕がないならカーポートを設置するのも選択肢の1つです。
カーポートを実際に設置した方の意見
続いて、カーポートを実際に設置した方の、率直な感想を見ていきます。カツデンでは、カーポート・ガレージの使用感に関する調査を行いました。

調査の結果、約37%が設置後のカーポートに何らかの不満を持っているようでした。
特に、強度に不満がある方は多かったです。ポリカーボネートやアルミの屋根は強度が低く、台風などで破損するリスクもあります。破損した場合は、メンテナンスの手間もかかってしまいます。
価格面にも不満を抱いている方が多かったです。カーポートはガレージに比べると安く設置できますが、素材によっては価格が高くなってしまうこともあります。
デザイン面に対する不満の声も多かったです。屋根と柱のみで構成されているため、見た目がチープだと感じる人もいると予想されます。
ガレージを実際に設置した方の意見

ガレージに関しては、約40%が「不満がある」と回答していました。
特に、強度について不満がある方が多かったです。ガレージはカーポートよりも強度が高いです。とはいえ、古くなってくると外壁がボロボロになったり雨漏りが発生したりすることもあります。
サイズ面に不満を抱く方も多かったです。ガレージの設置には広いスペースが必要であり、居住スペースを削らないといけないこともあります。
天井が低すぎて、背の高い車が入らないという意見もありました。
その他、快適性に不満を抱く声もあります。ガレージの中が狭い・暗い、空調がないので暑い・寒いといった声がありました。
カーポートまたはガレージを設置している方の「カーポート、ガレージの使用感」に関する調査結果ご報告
カツデンのカーハウス『CARKUREGA』は快適性・デザイン性を両立

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カーポートのデメリットは、デザイン性が物足りないことです。『CARKUREGA』は見た目がすっきりしていて、それでいて存在感もあるのが魅力です。
ガレージには、快適性がないというデメリットがありました。『CARKUREGA』はアウトドアリビングとしての用途も想定しており、快適性を追求しています。屋根には断熱材を搭載しており、真夏の日射も遮るので、屋根の下で快適に過ごせます。
『CARKUREGA』は屋根も柱もスチールで作られており、強度が高いのも特徴です。
屋根のデザインは、切妻屋根と陸屋根の2種類があります。破風材はウリン材とスチール材(5色)が選べます。
カツデンのカーハウス『CARKUREGA』もぜひご検討ください。
まとめ
本記事ではカーポートとはなにかについて解説しました。
カーポートは製品によって柱の数や位置、屋根の素材などが異なり、それによって強度に大きな違いが生まれます。地域の積雪量・基準風速を確認し、耐積雪量・耐風圧強度に問題がないことを確認したうえで設置しましょう。
カーポートを設置する際は、ガレージとの比較も大切です。ガレージは強度や機能性に優れており、こちらの方が希望条件に合う場合もあります。
ただし、カーポートにもガレージにもデメリットがあります。どちらもしっくりこないという場合は、カツデンのカーハウス『CARKUREGA』もおすすめです。『CARKUREGA』は快適性・デザイン性を両立しており、強度も高いのが特徴です。
















