


こんにちは。
カツデンの販促企画部長の坂田光穂です。
SNSなどで、家づくりに関する便利な情報を簡単に集められるようになった昨今。
「この最新設備を入れたい」「こんな間取りがいい」など、理想やこだわりを持って家づくりの設計の打ち合わせに臨む方も多いのではないでしょうか。
しかし、自分の理想やこだわりをプロである住宅設計者に伝え、要望通りの家を建てたはずなのに、実際に住み始めてみると意外なポイントが「来客に自信を持って案内できない場所」になってしまっている施主も多いようです。
そこで今回は、カツデンが実施した「住宅のプロと施主に聞く家の質と満足度」に関するアンケート結果を読み解きながら、家づくりの落とし穴と、本当に満足できる家づくりの秘訣をご紹介します。
8割以上が「水回り」を優先。「使い勝手」を優先したはずが…住んでみてわかった、家全体のバランスと「見栄え」の重要性

「住宅価格が同じであれば、どちらの家を選ぶか」について尋ねたところ、8割以上の方が『キッチン・風呂・トイレに強いこだわりがある家(82.5%)』と回答しました。
限られた予算の中で、毎日使う「水回り」のグレードや機能性を重視している方が圧倒的に多いことがわかります。
一方、『階段・手すりに強いこだわりがある家』と回答した方も一定数おり、この層は家全体の「見栄え」や「空間の繋がり」を重視していると考えられます。
空間の印象を大きく左右する「階段・手すり」にこだわることで、家全体がワンランク上の洗練された空間に引き上げられ、結果的に日々の暮らしの満足度を高めることに繋がります。

次に、「新築時、ご自身の住まいに人を招いた際、あえて案内しなかった、または説明を省略した場所(自信がない場所・こだわらなかった場所)」について尋ねたところ、『特にない』を除いた1位は『階段(21.0%)』で、『玄関(14.3%)』『リビング(14.3%)』『ダイニング(10.3%)』という結果になりました。
この結果は、先ほどの「水回り優先」という予算配分の偏りがもたらした、家づくりの意外な盲点を表しています。
限られた予算の中で、水回りの機能性にコストを集中させると、どうしても「階段」などのインテリア要素が削られやすくなります。
しかし、階段は空間の中で非常に大きな面積と存在感を持ちます。
実用性を優先してそこを妥協してしまった結果、いざ暮らし始めてから来客に案内できない「自信を持てない・こだわらなかった場所」を生み出している可能性があります。
水回りの設備であれば、交換に対応している業者が多く、必要な機能を代替する手段は様々あります。
しかし、階段や手すりなどは、後から簡単に変更するハードルが高く、デザイン性をUPさせるための代替手段はほとんどありません。
住宅設計者との打ち合わせの段階では「機能性を最優先にしたい」「見栄えは妥協しよう」と決めたはずなのに、日々の暮らしの中で「もっとこだわれば見栄えよくできたかも…」という思いがずっとつきまとってしまう。
そんな、「見栄えの落とし穴」がデータから浮き彫りとなりました。
実はプロは別の提案をしたかった?家づくりで後悔を防ぐための住宅設計士との向き合い方
では、家づくりのプロである住宅設計者がいたにもかかわらず、なぜこのような「見栄えの妥協」が生まれてしまうのでしょうか。
ここからは視点を変えて、住宅設計者側のアンケートの声を拾ってみましょう。

住宅設計者に「ご自身の美意識(プロとしての提案)とは異なるものの、採用せざるを得なかった仕様・設備はあるか」と尋ねたところ、実に8割以上が『何度もある(30.2%)』『たまにある(53.8%)』と回答しました。
その理由の圧倒的1位は、『施主の予算意識(コストパフォーマンス重視)(42.3%)』となっています。
プロである住宅設計者は、その土地や住む人のライフスタイルを考え、空間全体のバランスを整えるための最適な提案をしています。
しかし、施主側の「水回りのグレードを上げたい」「ここは予算を抑えたい」といった要望を前にすると、プロとしての最適解よりも、施主側の意向を優先しているということです。
もちろん、主体は施主であることはもちろんですが、空間デザインとして、費用としてのバランスへの意識がプロと施主とで異なる可能性を示唆しています。

実際に、住宅設計者に「過去の住宅設計において、本来は別の仕様を提案したかったが、予算や施主の意向により妥協せざるを得なかった場所」について尋ねたところ、『ドア(28.4%)』『床材(26.4%)』『キッチン(26.2%)』が上位に並び、さらに『階段(25.6%)』も僅差で続く結果となりました。
注目すべきは、住宅設計者が「本来は別の仕様を提案したかった」と感じている場所に、ドアや床材と並んで階段も2割以上の回答が集まっている点です。
住宅設計者は、階段が空間の質を左右する重要な要素であると認識しているからこそ、その住宅に合ったより良いグレードのものを提案しますが、実際には妥協せざるを得ない実情が明らかになりました。
施主側の回答で階段が「自信がない・こだわらなかった場所」の1位になっていたのは、こうした住宅設計者の提案が施主の予算配分の優先順位によって削られてしまった結果と言えるのかもしれません。
家づくりを成功させる秘訣は、自分の要望を通すだけではなく、住宅設計者がなぜその提案をしたのかという意図を汲み取り、納得のいくまでコミュニケーションを取っていくことであると言えるでしょう。
家づくりで悩んだときは…住宅設計者であるプロの声に耳を傾けて「納得のいく家づくり」を
SNSなどで得た断片的な情報は、理想の家を具体化する大きな助けになります。
しかし、今回の調査結果が示しているのは、部分的なこだわりを優先しすぎると、空間全体のバランスを損ね、実際に住んでから「もっと見栄えにこだわればよかった」といった場所を生んでしまう可能性があるということです。
もし家づくりにおける打ち合わせの中で、住宅設計者から自分の希望とは少し異なる提案を受けたときは、「プロにはどんな景色が見えているんだろう?」と少しだけ興味を持って耳を傾けてみてください。
住宅設計者がなぜその提案をしたのか、その意図を汲み取りながら納得いくまで対話を重ねていくこと。
そのプロならではの視点や知恵をうまく味方につけることこそが、住み始めてから何年経っても「この家にして本当によかった」と愛着を感じ続けられる、一番の近道になるはずです。
調査概要:「住宅のプロと施主に聞く家の質と満足度」に関する意識調査
【調査期間】2026年2月25日(水)~2026年2月27日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,008人(①504人/②504人)
【調査対象】調査回答時に①住宅設計者/②直近5年以内に注文住宅を建てたと回答したモニター
【調査元】カツデン株式会社(https://kdat.jp/)
【モニター提供元】サクリサ
家全体の空間の価値を高めるカツデンの階段・手すりシリーズ
・階段手すり
木製造作階段の上に設置するタイプの手すり。
階段を壁で囲わず、スチール手すりにすることで、空間が開けて広々と感じられるようになります。
お子様でも握りやすい横桟、側面からの落下を抑制するガラスなど、目的や用途に合わせて面材を選択することができます。
製品紹介
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・シースルー階段『ObjeA(オブジェア)』
ささら桁、手すり、段板がカスタマイズでき、様々な間取りへの対応力とシンプルなデザインが魅力の人気No.1シースルー階段
製品紹介
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・箱段板階段『Gradea(グラディア)』
大空間に見劣りしない圧倒的な存在感。訪れる人を魅了し、心癒される空間へ。『Gradea(グラディア)』と描く理想の暮らしを。
製品紹介
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・シースルーらせん階段『Modelia(モデリア)』
ファッションモデルを思わせる、細く気品ある佇まいから名付けられました。
「スチール製らせん階段はオーダーメイド」の常識を覆し、国内で唯一、デザインと強度を高いレベルで両立した規格化商品です。
水平垂直のラインが多い室内空間で、3次元の曲線が「ありきたりじゃない家」をつくり出します。
製品紹介
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