皆さん、こんにちは。カツデン編集部です。
「サイクルポートをDIYしたい」
「自転車を雨や風から守るにはどうすればいい?」
「できるだけ安くサイクルポートを設置するには?」
このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。
サイクルポートはDIYでも設置可能ですが、メーカー品をきちんと施工してもらうことに比べると耐久性は劣ります。サイクルポートをDIYするなら、どれくらいの期間使用するのか考えておきましょう。使う期間によっては、DIYよりも購入がおすすめの場合もあります。
本記事では、サイクルポートをDIYする方法や注意点を解説します。本記事を読むことで、おすすめのサイクルポートを設置できるでしょう。
サイクルポートの工事を依頼するとかかる費用
サイクルポートを業者に依頼して設置すると、12万円〜35万円程度必要です。サイクルポート本体の価格は10万円以下のものもありますが、基礎工事や残土処分などが含まれるため、金額が高くなります。
DIYで設置するよりも金額は高くなりますが、その分地震や台風などで簡単に壊れてしまう危険性を考えると、業者に依頼した方が安心です。サイクルポートの工事費を抑えるには、複数の業者から相見積もりを取りましょう。同じ条件で相見積もりを取ると、どの業者に依頼すると安く設置できるのかがわかります。
サイクルポートをDIYで作る方法3ステップ
サイクルポートをDIYで作る方法は以下の3ステップです。
- ①コンクリートの基礎を固める
- ②骨組みを作る
- ③屋根を設置する
DIYするときは、完成までの計画や必要な費用を書き出しておきましょう。
①コンクリートの基礎を固める
DIYするときは、まずコンクリートの基礎を固めると台風でも倒れにくいサイクルポートが完成します。基礎を固めないとすぐに壊れるサイクルポートになってしまうため、特に時間をかけて行いましょう。
コンクリートの上にサイクルポートを設置する場合は、ハンマードリルで地面に穴を開け、アンカーボルトを差し込みます。アンカーボルトを打ち込めたら、シンプソン金具を取り付けて基礎は完成です。
②骨組みを作る
サイクルポートは、木材や金属のパイプ材を使って骨組みを作ります。木材は手に入りやすいですが、丈夫に作るのが難しいため、初めての方には不向きかもしれません。頑丈なサイクルポートを作るなら、軽量で扱いやすいイレクターパイプがおすすめです。
イレクターパイプは長さによって異なりますが、2,000円以内で購入できるものがほとんどです。ホームセンターやオンラインショップでも取り扱っているため、事前に取り寄せておきましょう。
③屋根を設置する
サイクルポートの屋根には、トタンやポリカーボネートを使うのがおすすめです。トタンは安価で手に入れやすいのですが、耐久性はあまりないため、台風で吹き飛ばされるリスクがあります。短期的なサイクルポートにはうってつけですが、長期間利用する場合には耐久性が不安です。
ポリカーボネートは耐久性が高く、加工しやすい素材です。ポリエチレンやアクリルの200倍の強度があります。透明だから自宅に馴染むわけではなく、むしろ景観を阻害するケースの方が多いです。
サイクルポートをDIYするメリット3選
サイクルポートをDIYするメリットは以下の3つです。
- 費用を抑えられる
- 完成までの過程を楽しめる
- 自分のアイデアを実現できる
DIYでサイクルポートを設置すると、既製品では実現できない自分のアイデアや欲しい設備をつけられます。
費用を抑えられる
サイクルポートの工事を依頼すると本体価格だけではなく、残土処分などにも費用がかかるため高くなります。約50万円かかることもありますが、DIYなら1万円程度で完成させることも可能です。
DIYなら材料費や工事費を抑えられるため、安く建てられるのが魅力です。短い期間しか使わない場合や、できるだけ安くサイクルポートを設置したいならDIYを選びましょう。
完成までの過程を楽しめる
DIYは自分で一から完成までを行うため、それまでの過程を楽しめます。完成に近づくにつれて作業が楽しく感じる方もいるでしょう。ものづくりが好きな方やこだわりがある方はDIYがおすすめです。サイクルポートを設置したいという気持ちだけではなく、過程も楽しみたい方はDIYで作ってみましょう。
自分のアイデアを実現できる
DIYは自分のアイデアを形にできるので、オリジナルのサイクルポートが完成します。たとえば、ヘルメットや空気入れをサイクルポートの中に置きたいときは、棚のような既製品にはない形や機能をつけられます。
サイクルポートをDIYする3つのデメリット
サイクルポートをDIYするデメリットは以下の3つです。
- 完成までに時間がかかる
- 既製品よりも品質が劣る場合がある
- こだわりすぎると費用が高くなる
こだわりすぎると既製品よりも費用が高くなる場合があるため、事前に金額の目途をつけるのがおすすめです。
完成までに時間がかかる
DIYはプロとは違い完成までに時間がかかるため、最後まで作れないこともあります。途中で飽きることも少なくないため、さらに時間がかかるかもしれません。
DIYは基礎固めからしなければならないため、休日だけで進めるのは長時間かかります。すぐにサイクルポートを設置したいなら購入するのがおすすめです。
既製品よりも品質が劣る場合がある
DIYは既製品よりも品質が劣る場合があります。手作業なのでその分壊れやすく、頑丈なサイクルポートを作るのは難しいでしょう。特に降雪地帯では雪の重さに耐えられず壊れる場合があるため、購入するのがおすすめです。
一時期だけサイクルポートを設置したいならDIYでも問題ありませんが、長期間使用するなら購入しましょう。何度もメンテナンスすると、購入と同じくらいの費用が必要になる場合もあります。
こだわりすぎると費用が高くなる
資材や設備にこだわりすぎると既製品よりも高くなることがあります。頑丈な屋根や柱にこだわりすぎると、金額が膨れ上がってしまい、既製品の方が安いことも少なくありません。
安くDIYするには、かかる金額の目安を立てておきましょう。取りかかる前に必要な部品と金額を書き出し、合計でいくらかかるのか概算を出しておくのがおすすめです。こだわりすぎると既製品よりも高くなり本末転倒なので、事前にしっかり計画を立ててみてください。
サイクルポートをDIYするときの注意点3選
サイクルポートをDIYするときは、以下の3つに注意しましょう。
- 完成までの計画を立てる
- 廃材の処分方法をチェックする
- 資材選びにこだわる
完成までのイメージを立てておくと、計画的にDIYできます。しっかり完成させられるようにチェックしてみてください。
完成までの計画を立てる
完成までの計画を立てておかないと、時間がかかりすぎたり途中でやめてしまったりすることがあります。完成までどれくらいかかるか具体的な計画を立てておきましょう。安くDIYするためには、必要な設備や希望の完成イメージを考えておくことが大切です。
DIYする際はどれくらい金額がかかるのかを目安で書き出し、完成までの計画を立てると余計な時間がかかりません。DIYでサイクルポートを設置するには、完成までの計画を立てておきましょう。
廃材の処分方法をチェックする
DIYで発生した廃材の処分方法をあらかじめチェックしておきましょう。廃材の処分方法をチェックしておかないと、トラブルに発展することがあります。地域によって処分方法は異なるため、DIYする前にチェックしてください。
資材選びにこだわる
値段ばかりを重視してもろい部品を使うとすぐに壊れてしまうため、長期間使う予定なら資材選びにこだわりましょう。サイクルポートの骨組みでおすすめなのはイレクターパイプです。木材よりも頑丈で軽量のためDIYにも適しています。
屋根材はポリカーボネートを使うと、耐久性が高く加工しやすいため、初めてDIYする方でも簡単に扱えるでしょう。長時間サイクルポートを使うなら、頑丈で軽量の資材を使うのがおすすめです。
まとめ
写真:カツデン/エクステリア「D-NA サイクルポート」
本記事では、サイクルポートをDIYする方法について解説しました。サイクルポートはDIYでも設置できますが、耐久性は既製品よりも劣ります。また、設置にも時間や費用がかかり、老朽化したらメンテナンスしなければなりません。
長期間使うサイクルポートを設置するならDIYより既製品がおすすめです。カツデンのサイクルポートならK型とT型があり、自転車の台数や自宅の外観にあわせて選べます。サイクルポートを設置したい方は、カツデンまでご相談ください。
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