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KATZDENブログ
2023.11.29 コラム

階段下をペットスペースとして活用するのはあり?メリットやポイントを解説

この記事の監修

インテリアコーディネーター/二級建築施工管理技士 池本 華絵
インテリアコーディネーター/二級建築施工管理技士池本 華絵

皆さん、こんにちは。カツデン編集部です。

階段下をペットスペースとして使うことに興味がある方もいるのではないでしょうか。犬や猫を飼っている方は、ペットが安らげる空間を家のどこかに作りたい場合もあるかと思います。

本記事では階段下をペットスペースとして活用するメリットやポイントについて解説します。また、ペットスペース以外の階段下の活用方法についてもまとめました。

階段下は持て余してしまう方も多いです。本記事を読むことで効果的な活用方法が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

シースルー階段の下は持て余しがち


写真:カツデン/シースルー階段「ObjeA」

シースルー階段とは、段板(足を乗せる場所)の間を繋ぐ蹴込み板がなく、下の空間が空いている階段のことであり、リビングに設置する場合が多いです。一般的な階段は、下をトイレや物置として活用することができますが、シースルー階段ではできません。

そのため、人によっては階段下がデッドスペースになってしまう場合があるのです。ただ、階段下も当然ゴミは溜まるため掃除はする必要があります。家の中に無駄なスペースがあるのは、マイナスでしかないということになります。

階段下を収納スペースにするのは?

シースルー階段でも下を収納スペースとして活用することは可能です。階段下に合うサイズの収納棚を購入し、そこに小物などを入れるようにすれば綺麗に収納できます。

ただ、シースルー階段の利点は、蹴込み板がないことによる開放感の高さです。階段下を収納スペースにしてしまうと、せっかくの開放感を活かせなくなってしまいます。加えて、階段に合ったデザインや大きさの収納棚を選ばないと、リビングの景観を損ねてしまいます。

基本的には、階段下を収納スペースとして使いたいなら、シースルー階段は選ばない方が良いでしょう。どうしても収納スペースにしたいならインテリアも考慮することが重要です。

ペットスペースってそもそも必要?


写真:カツデン/インテリア「NeconoMa」

一口にペットスペースといっても、「ペットがトイレをする場所」「餌やペット用品を置く場所」などさまざまな定義があります。ここでは「ペットが1日の大半を過ごす場所」をペットスペースと定義します。

ペットスペースは、そもそも設ける必要があるのか疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。ペットスペースには次の3つの利点があります。

  • 外出時のいたずらを防ぐため
  • ペットのストレスを減らすため
  • ペットの怪我や体調不良をなくすため

このような利点があるため、設けた方が良い場合が多いです。とはいえもちろん、ペットの性格によって専用スペースでは心地よく暮らせないこともあるので、その点も考慮して設けるか決めることが大切です。

1つ1つのペットスペースの利点について詳しく解説していきます。

外出時のいたずらを防ぐため

ペットスペースがあれば、犬や猫が家中を歩き回りいたずらしてしまうことを防ぐことが可能です。家の中に落ち着ける空間がなければ、ペットは独りになると壁や床をかじったり引っ掻いたりしてしまうこともあります。せっかくの新築に傷がつくのは避けたいところ。

また、ペットが電源コードをかじってしまうこともあります。ペットが感電してしまったり火事になったりしてしまう可能性もゼロではありません。

家の中にペットスペースがあれば、外出中でもそこでくつろいでくれます。

ペットのストレスを減らすため

ペットスペースはペットのストレスを減らすことにも繋がります。なぜなら、犬や猫は狭い場所を好む習性があるためです。

ペットスペースのような狭い場所は、居心地が悪いのではないかと思う方もいるかもしれません。しかし犬や猫は広い場所だと、警戒心を強くしてしまい、むしろストレスを溜めてしまうのです。野生のときは、広い場所だとどこから敵が来るか分からないためです。

また、犬や猫は縄張りを作る習性もあります。「自分だけの居場所」があった方が、ペットは安心して過ごすことができます。

ペットの怪我や体調不良をなくすため

ペットスペースを設けることで、ペットの怪我や体調不良を減らせる可能性があります。

家中を歩き回ると、家具などに体をぶつけたり階段から落ちたりすることで怪我をすることがあります。

また、犬や猫も人間同様に、寒かったり暑かったりすると体調を悪くしてしまうことがあります。夏場にエアコンが効いてない場所で長時間過ごすのは、熱中症に繋がります。エアコンが効いている場所にペットスペースがあれば、そういった事態は防ぎやすくなります。

階段下をペットスペースとして活用するメリット


写真:キッズスペースに書斎に、犬小屋。階段下は使い方いろいろ
ネット出典:Replan(リプラン)WebMagazine

ペットスペースは家族みんなが集まるリビングに設ける場合が多いです。リビングのどこに設けるかは家庭によって異なりますが、階段下を選ぶ方も多いです。

階段下をペットスペースとして活用することには、次のようなメリットがあります。

  • 空きスペースを有効活用できる
  • ペットにとって落ち着けるスペースになる
  • リビングの景観を損なわない
  • ペットの様子を見ていられる

階段下をペットスペースにすることで、ペットにとっても飼い主にとっても居心地良くできる可能性があります。

1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。

空きスペースを有効活用できる

階段下をペットスペースにすることで、リビングの空間を有効活用できます。階段下を上手く活用できず困っている方は多くいます。天井が低かったり奥行きが狭かったりして、階段下に合う家具を持っていないこともあるでしょう。

また、子ども部屋として使う方もいますが、天井が低いため頭をぶつけてしまう可能性もあります。階段下はペットにとっては丁度良い大きさであることが多いです。

ペットにとって落ち着けるスペースになる

階段下はペットにとって落ち着けるスペースになります。先程解説した通り、犬や猫は広い場所だと警戒心を強くしてしまいます。

階段下のような狭い場所の方が、犬や猫はリラックスして過ごせます。

リビングの景観を損なわない

階段下にペットスペースを設置してもリビングの景観はそこまで損ねません。

ペットスペースはリビングの他の場所に作ることもできますが、どこに作るかは難しいところです。ペットが大きくなることを考慮して作らないといけないこともあり、それなりの広さを確保しないといけません。

階段下なら広さもそれなりにあるので、ペットスペースとして適しているというわけです。

ペットの様子を見ていられる

階段下をペットスペースにするなら、ソファーを置く場所やキッチンからペットスペースが見えやすい間取りを意識すると良いでしょう。

キッチンで料理したりテレビを観たりしながら、ペットの様子を見ることができるため、何か異変があったときにもすぐに気がつくことができます。

ペットスペースをどこにするか決める際に考えるべきこと


写真:新築のペットスペースはどう造る?間取りや工夫、安全対策も!
ネット出典:札幌 新築一戸建てCOZY

ペットスペースをどこにするか決める際に、考えるべきことがいくつかあります。次の3つは、階段下をペットスペースにする場合に限らず考えておきたいことです。

  • 本当にペットが使ってくれるか
  • トイレをどうするか
  • 来客時にペットが玄関に行ってしまわないか

これらのことを考えないと、ペットスペースを設置した後に後悔するかもしれませんので、じっくりと検討しましょう。

1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

本当にペットが使ってくれるか

ペットスペースを設けても、ペットが使ってくれなければ意味がありません。階段下の狭い場所が好きかどうかはペットによっても異なります。動物の種類や性格を考えて設置するか決めましょう。

とはいえ、人間には分からない理由で、ペットスペースを気に入ってくれない可能性はあります。階段下を気に入ってくれなかったら、他の用途で活用することを検討しましょう。

トイレをどうするか

ペットを室内で飼う場合、悩みがちなのはやはりトイレです。

ペットスペースにトイレも一緒に設ける方もいます。確かに一箇所にまとめた方が掃除は楽なのですが、トイレとくつろぐ場所が同じなのはペットによって良くありません。なので、トイレスペースとは明確な区切りを設けることをおすすめします。

また、階段下にトイレスペースを設けると臭いが気になってしまうため、換気扇や小窓を階段下に付けて臭いを逃がす必要があります。

来客時にペットが玄関に行ってしまわないか

玄関の近くにペットスペースを設ける場合、犬に限った話ですが、注意点があります。来客があった際に、玄関までペットが向かって吠えてしまう可能性があることです。

これは犬の習性なので仕方がないこと。しつけによって吠えないようになることもありますが、難しい場合はペットスペースを玄関から離れた場所にした方が良い可能性があります。

ペットスペース以外に階段下を有効活用する方法


写真:カツデン/シースルー階段「ObjeA」

ペットを飼っている方は、階段下をペットスペースとして利用する場合が多いです。ただ、狭すぎたり、ペットにとって居心地が良くなかったりする場合もあります。

その場合、階段下を何の用途として使うか事前に考えておくことが大切です。階段下がデッドスペースになってしまうのはよくありません。

階段下の活用例としては次のものが挙げられます。

  • 作業スペースとして使う
  • テレビを置く
  • 観葉植物を飾る

あくまで例ですが参考にしてみてください。1つ1つの活用例について詳しく解説していきます。

作業スペースとして使う

階段下は作業スペースとして使うのもおすすめです。階段のデザインと相性が良い椅子やテーブル、本棚を設置することで、インテリアとしても優れた作業スペースになります。

階段下は天井が低く狭い空間のため、集中して作業に取り組むことが可能です。

暗い場合は階段下に照明を付けることをおすすめします。おしゃれな照明を付けることで、インテリア性も高めることができるでしょう。

テレビを置く

階段下にテレビを置き、テレビスペースとして活用するのもおすすめです。

テレビには壁掛けタイプと置き型タイプのものがありますが、置き型だと配線が気になってしまいがちです。階段下にテレビを置く場合、左右から配線が見えにくくなります。

ただし、テレビやテレビ台が大きいと、階段下に入らない可能性もあります。また、階段下の奥行きがどの程度あるかも考慮しないといけません。奥行きがあるとテレビの位置がリビングから遠くなってしまい、観づらくなってしまいます。

テレビスペースにすると必然的に階段下を見る回数が増えるわけですから、掃除はしっかりしておきましょう。また、テレビ以外にも好きな小物などを置いて美しい空間にしたいところです。

観葉植物を飾る

階段下に観葉植物を飾るのもおすすめです。観葉植物にはリラックス効果がありますし、階段のおしゃれ感を一段と高めてくれます。他にも、リビングの空気を綺麗にしてくれたり、調湿効果が期待できたりさまざまなメリットがあります。

観葉植物は置く場所に困る場合も多いです。エアコンの風が当たる場所に置くと弱ってしまう恐れがありますし、直射日光が当たる場所だと枯れてしまう場合があります。階段下は観葉植物を飾る場所として都合が良い可能性があります。

まとめ

本記事では階段下をペットスペースにすることのメリットやポイントについて解説しました。階段下は持て余すことが多い空間でもあるため、引っ越し前に用途を考えておくことが大切です。

ペットスペースとして活用する場合、ペットとの相性も検討する必要があります。ペットにとって居心地が良いのか、狭かったり広すぎたりしないか、などの点について考えましょう。

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