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2023.12.04 コラム

洗面所に洗濯物を干したい!後付けで設置できる物干しの種類を解説!

この記事の監修

インテリアコーディネーター/二級建築施工管理技士 池本 華絵
インテリアコーディネーター/二級建築施工管理技士池本 華絵

皆さん、こんにちは。カツデンの編集部です。

雨の日に部屋干しする場所がなくて困っている方は多いのではないでしょうか。洗濯物をリビングなどの生活スペースに干すと、邪魔になってしまいます。

部屋干しするなら、生活の邪魔にならない洗面所がおすすめです。

本記事では洗面所に物干しを後付けし、部屋干しスペースとする方法について解説します。住宅に後付けで設置できる物干しの種類などについてまとめました。

本記事を読むことで、部屋干しの悩みを解決させることができます。

雨の日は洗濯物をどこに干すのが正解?


写真:雨の日の洗濯、お風呂場に干すとメリットだらけだった!?
出典:ウェザーニュース

雨の日は洗濯物を室内に干さないといけません。また、家族に花粉症の方がいると、花粉が服に付着してしまうため外干ししにくい場合もあるでしょう。

室内のどこに干すかは案外難しいです。エアコンがあるリビングに干せばすぐに乾かすことができるものの、生活の邪魔になってしまいます。また、調理中の臭いなども気になるところです。

洗面所に洗濯物を干せるようにするのがおすすめ

洗濯物は洗面所に干せるようにしておくのがおすすめです。洗面所の奥などなら生活の邪魔になることはありません。

加えて、洗濯機から取り出してすぐに干すことが可能です。洗濯機と部屋干しスペースが離れていると、洗濯物をいちいち運ぶ手間がかかってしまいます。洗面所を部屋干しスペースにすることで、家事を楽にできるのです。

また、洗面所なら生活の邪魔にならない分、大きな物干しを設置することができ、濯物の量が多い場合でも干すことが可能です。

1点気をつけるべきなのが、洗面所の日当たりについてです。日当たりが悪いと、乾くスピードが遅くなってしまいます。なるべく早く乾かしたいなら、浴室乾燥機を導入したり、思い切ってサンルームを設置したり、などの選択肢があります。これらに関しては後ほど詳しく解説します。

洗面所に後付けできる物干しの種類


写真:ブラバンシアの室内物干し
出典:グリーンショップ

一口に物干しといっても、次のようにさまざまな種類があります。

  • 置きタイプ
  • 突っ張りタイプ
  • ワイヤータイプ
  • 天井取り付けタイプ(固定式)
  • 天井取り付けタイプ(昇降式)

物干しの種類によって、「必要となるスペース」や「干しやすさ」「インテリア性」などが異なります。洗面所の広さや利便性などに応じて選ぶと良いでしょう。

1つ1つの物干しのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

置きタイプ

スペースに固定せず置くだけで済むタイプです。さまざまな形状がありますが、もっとも多いのはX型に開いて4本脚で支えるものです。

置きタイプは手軽に導入できるのがメリットです。また、使わないときはたたんでしまっておくことが可能です。

デメリットは洗面所のスペースを占領してしまうことです。洗面所が狭い場合、行き来の邪魔になる可能性があります。

突っ張りタイプ

突っ張り棒を壁に固定して使うタイプです。マンションの場合、エアコンの近くなどに最初から設置されていることもあります。

突っ張りタイプのメリットは、壁に穴を開けずに設置できる点です。(壁が若干ヘコんでしまうことはあるので、賃貸に取り付ける際は管理会社に問い合わせると良いでしょう)

また、置きタイプと違い設置しても邪魔になりにくいのもメリットです。ただ、取り付ける位置が低いと圧迫感を感じることはあります。加えて、壁の強度が弱いと使うことができないのも難点です。一般的な石膏ボードの壁や、柱と柱の間が大きい壁面に取り付けると、ずり落ちてしまう恐れがあります。

ワイヤータイプ

本体からワイヤーを引っ張り、反対側の壁のフックに引っ掛けるタイプです。突っ張りタイプに比べて細いのが特徴です。

ワイヤータイプはあまり目立たないのがメリットです。どこに取り付けたとしても、洗面所の景観を損ねることがありません。加えて、使わないときはワイヤーを外しておくこともできるため、「たまにしか使わない」という方にもおすすめできます。

デメリットは、洗濯物が多いとワイヤーが揺れてしまうことと、たわんでしまうことです。ワイヤーが揺れたり、たわんだりすると、洗濯物を干しづらく、ストレスに感じる場合もあります。

天井取り付けタイプ(固定式)

天井にビスなどで固定して使うタイプです。

ワイヤーと違い、洗濯物が多くても揺れることがありません。また、高い位置にあるため、圧迫感がないのがメリットです。加えて、昇格式に比べると値段も安いです。

ただし、固定式の場合は高さを調整することができません。また、取り外すのが大変なため、基本的には1年中付けっぱなしで使うことになります。そのため、洗面所に設置しても違和感のないデザインの物干しを選ぶことが大切です。

天井取り付けタイプ(昇降式)

同じく天井に固定するタイプですが、こちらは高さを変えることができます。手動タイプだけでなく、電動タイプもあります。

使わないときは収納しておけるのが昇降式のメリットです。また、子どもがお手伝いで干すときは、低くしてあげることができます。

デメリットは固定式に比べて値段が高いことです。また、昇降させるための紐や回転棒が邪魔に感じる場合もあります。

物干しの取り付けは業者に依頼することも可能


写真:洗濯物を快適に室内干しするリフォーム|天井取り付けの物干し
出典:くらしのマーケット

物干しを後付けで洗面所に取り付けたいものの、自分でできるか不安という方も多いでしょう。確かに、天井や壁に物干しを固定するのは、DIYに慣れてない方からすると、取り付けがうまくいかなかったり、どの位置に取り付ければ十分な強度を出せるか分からなかったりすると思います。

取り付けが甘い場合、使用しているタイミングで落下してしまう、もしくは天井や壁に傷を付けてしまう可能性があることに加え、そもそも強度が十分な天井や壁ではないというケースも十分に考えられます。

新築やリフォームの戸建の場合は、設計士さんに「この物干しをここに取り付けたいんだけど、可能ですか?」と聞けば、教えてくれます。

物干しの取り付けに不安を覚える方は、業者に依頼するのもおすすめです。「くらしのマーケット」などのサイトでは、物干し取り付けの代行を受け付けている業者が多く見つかります。だいたい1万円前後で受け付けている業者が多いです。

良い業者を選ぶためには、値段だけでなく、レビューサイトの評価や業者のホームページの情報を確認することが大切です。評価が高かったり、ホームページに工事実績やアフターサービスの有無などが細かく記載されていたりする業者なら安心して依頼できます。

洗面所以外に洗濯物を干せる場所


写真:室内物干しユニット ホシ姫サマ
出典:Panasonic

洗面所の日当たりが悪かったりスペース的に設置が難しかったりする場合、他の場所に洗濯物を干すことも検討しなくてはいけません。

洗面所以外に室内干しができる場所と言えば、次の4つが挙げられます。

  • 浴室
  • 和室
  • サンルーム
  • ランドリールーム

場合によっては、これらを室内干しスペースとして選んだ方が便利な可能性もあります。

1つ1つの洗濯物を干せる場所の特徴について詳しく解説します。

浴室

浴室乾燥機を取り付けることで、浴室を室内干しスペースとして活用することができます。乾燥機の温風によってすぐに乾かすことが可能です。電気代はかかりますが、雨の日に使うだけなら気にするほどではないでしょう。

ただし、誰かが入浴している最中は干すことができません。また、お風呂が小さいと、多くの洗濯物は干せない点も注意が必要です。

和室

普段の使用頻度が低い和室に洗濯物を干す人もいます。実は和室は洋室に比べて部屋干しスペースに適しています。

畳はカーペットと違い菌の繁殖を防ぎやすいため、干す前の洗濯物を置いても清潔に保てます。また、畳の「い草」には消臭効果もあるため、フローリングの部屋よりも洗濯物の臭いを減らしてくれます。

ただし、部屋干しによって湿度が上がると、畳にカビが生える可能性があります。そのため、除湿乾燥機を導入することをおすすめします。

サンルーム

サンルームとは、太陽の光を取り込めるように一面ガラス張りにした部屋のことです。サンルームは部屋干しにうってつけの場所と言えます。雨の日でも快適に洗濯物を干せます。

サンルームはインテリアとしても優れており、あこがれる方も多いのではないでしょうか。

ただし、サンルームは外気の影響を受けやすく、夏場は暑くなりやすく、冬場は寒くなりやすいという特徴も持っています。この点には気をつけて導入しましょう。

ランドリールーム

ランドリールームは洗濯作業を行うための部屋です。洗濯機や乾燥機、物干し、アイロン台などを揃えることで、1つの部屋で洗濯を終わらせることができます。

わざわざそれ用の部屋を作るわけなので費用はかかりますが、家事動線を短くしたい方におすすめです。家事動線を短くすれば、他のことに時間を割けるようになります。

カツデンの物干し製品「Hosuba」

カツデンは階段メーカーとして知られていますが、他にもさまざまなインテリア製品を提供しています。「Hosuba」という後付けできるスチールの物干しも提供しています。

カツデンの階段は無駄がなく洗練されたデザインが特徴的ですが、物干しもカツデンらしくシンプルでおしゃれなものとなっています。シンプルな物干しはどんなスペースにも合わせやすいです。物干しは使ってない時間の方が長いため、使ってないときでもスペースのインテリアに馴染ませられるようにしたいですね。

「Hosuba」はS・M・Lの3つのサイズから選ぶことができます。カラーは10色から選択できるため、スペースの雰囲気に合わせることが可能です。

製品紹介 詳細

洗面所に物干しをおしゃれに設置する例


写真:pid 4M 室内物干しワイヤー
出典:森田アルミ工業

物干しはインテリアも考えて設置することが大切です。自分好みの室内干しスペースを作ることができれば、毎日の家事も楽しく進めることができます。

とはいえ、どのようにインテリアを考えれば良いか分からない方も多いでしょう。そこで、洗面所やランドリールームに物干しをおしゃれに設置している例を紹介します。

  • 事例1.光沢が美しい突っ張り棒物干し
  • 事例2.すっきり見えるおしゃれなワイヤー物干し
  • 事例3.存在感のあるHosubaの物干し

他の方がどのようにインテリアに気を配っているか知ることで、自分好みの室内干しスペースを作るアイデアも湧いてきます。1つ1つの設置事例について詳しく解説していきます。

事例1.光沢が美しい突っ張りタイプ物干し

この洗面所には突っ張りタイプの物干しが4本も設置されています。突っ張りタイプはスペースを占領しないため、本数を増やして多くの洗濯物を処理することが可能です。見た目も美しく、思わず使いたくなりますね。

この方は、家族の花粉症対策として物干しを付けたそうです。花粉症の季節に外干しすると、服に花粉が付着するので部屋干しがおすすめです。この洗面所は日当たりも良好で、部屋干しでも早く乾きそうですね。

事例2.すっきり見えるおしゃれなワイヤータイプ物干し

この洗面所にはワイヤータイプの物干しが設置されています。写真を見て分かる通り、ワイヤーはあまり目立たないのが良いですね。お風呂に入るときも邪魔にならなそうです。

また、ワイヤーは普段は外しておくことができます。この方も語っている通り、「普段は外干しをするけど、もしものときは部屋干ししたい」という場合におすすめです。

事例3.存在感のあるHosubaの物干し

こちらのランドリールームには、Hosubaの物干しが設置されています。

Hosubaの物干しは存在感があり、空間を引き締めてくれます。写真のようにブラックを選択してアクセントを付けるのも良いですし、ホワイトを選択して空間にマッチさせるのも良いです。Hosubaは10色から選択することが可能です。

また、写真のように観葉植物の飾り物を付けてもおしゃれになります。Hosubaの耐荷重は15㎏ですので、軽いものなら洗濯物と一緒に吊るすことが可能です。

まとめ

本記事では、洗面所に後付けで物干しを設置することについて中心に解説しました。物干しの種類や、洗面所に物干しをおしゃれに設置するポイントなどがお分かりいただけたかと思います。

物干しは種類によって使いやすさやインテリア性が異なります。どの物干しを選択するか決める際は、部屋干しスペースに実際に設置した状況をイメージしましょう。そして、「スムーズに干せるか」「見た目が悪くならないか」を考えてください。

また、カツデンでも部屋干し用の物干しを提供しています。カツデンの物干しはシンプルで、部屋干しスペースにしっかり溶け込んでくれるのがメリットです。興味がある方は、ぜひ公式ホームページを覗いてみてください。

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