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2024.05.12 コラム

サイクルポートを後付けする方法は?メリット・デメリットやポイントも解説!

この記事の監修

二級建築士 一級建築施工管理技士/課長 紀熊
二級建築士 一級建築施工管理技士/課長紀熊

サイクルポートを庭に後付けしたいと思っているものの、設置後に後悔しないか不安、という方も多いのではないでしょうか。

本記事ではサイクルポートを後付けする方法や、メリット・デメリットについて解説します。また、後付けする際のポイントについてもまとめました。

本記事を読むことで安心してサイクルポートを後付けすることができます。サイクルポートに興味がある方はぜひ参考にしてください。

サイクルポートを後付けする方法


写真:カツデン/サイクルポート

サイクルポートを後付けする方法としては次の2つが挙げられます。

  • 自分で設置する
  • 業者に設置を依頼する

結論を言ってしまうと、業者に設置を依頼する方がおすすめです。各方法のメリット・デメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。

自分で設置する

サイクルポートを自分で作りたいと考える方もいるのではないでしょうか。自分で作ると、費用は安く抑えることができます。かかるのは材料費と道具の費用のみです。

しかし、自分で作るのは非常に大変です。まずコンクリートで基礎固めをしないといけません。基礎固めした後は、サイクルポートの骨組みを作り、そして屋根を作ります。基礎固めをしっかり行わないと、台風などで倒壊してしまう恐れがあります。

一応、簡単に作ることが可能なテントタイプのサイクルポートもあります。テントタイプは基礎固めも不要ですし、組み立ても説明書通りに行うだけなので簡単です。

ただ、テントタイプは耐久力が低く、数年で劣化してしまいますので、一時的な使用以外にはおすすめできません。また、建蔽率や容積率を考慮して設置や申告をしないといけないケースがあるため、自分で行う場合は建築基準法違反となるかどうかの判断なども必要になります。

業者に設置を依頼する

サイクルポートの設置はリフォーム会社などに依頼することが可能です。プロに依頼すると費用はかかりますが、安全性や耐久性を高めることができることに加え、前述した法令の確認なども依頼することができ、長く安心して使えます。

業者に依頼する場合、サイクルポートの大きさやデザインにもよりますが、30〜40万円程度かかることが多いです。サイクルポート自体はそこまで高くはないですが、基礎固めなどの工事にお金がかかります。

参考:ご家族の生活に合わせて使いやすくした外構リフォーム工事

参考:植栽スペースを有効活用した駐輪スペース工事

業者を選ぶ際は過去の施工実績や評価・レビューなどを調べることが大切です。実績のある業者は、設置費用の相場を教えてくれたり、疑問点について明確に回答してくれたりすることが多く、安心して依頼することができます。

サイクルポートを後付けするメリット


写真:カツデン/サイクルポート

サイクルポートを後付けするメリットとしては次の4つが挙げられます。

  • 自転車を雨から守れる
  • 自転車を鳥の糞やゴミから守れる
  • 盗難防止に繋がる
  • 自転車を綺麗に収納できる

各メリットについて詳しく解説していきます。

自転車を雨から守れる

自転車は雨ざらしで放置するよりも、しっかり屋根のある場所に保管した方が、長く使い続けられます。雨に濡れるとフレームの塗装が剥がれて錆びてしまうことがあります。

錆びると見た目も良くありませんし、フレームの耐久性が落ちてしまうので、安全に乗ることができなくなってしまいます。

サイクルポートなら自転車をしっかり雨から守ることができます。更に、物置タイプのサイクルポートなら上だけでなく横も壁に覆われているため、横殴りの雨も防げます。ただ、物置タイプは出し入れが面倒なので、どちらかといえば長期間自転車に乗らない方向けです。カーポートのように天井だけ付いているタイプの方が、普段使いするなら適しています。

自転車を鳥の糞やゴミから守れる

サイクルポートは雨だけでなく鳥の糞やゴミからも自転車を守ることができます。特に鳥の糞は見た目的にも汚いですし、雑菌が多く含まれているので衛生的にも良くありません。更に、フレームの塗装を痛める原因にもなります。

自転車置き場の近くに電柱がある場合、鳥が集まりやすいので要注意です。サイクルポートがあれば、そのような心配をする必要もありません。

盗難防止に繋がる

サイクルポートの設置は自転車の盗難防止にも繋がります。サイクルポートの柱やバーと自転車の前輪をチェーンで繋げば、盗まれにくくなります。

自転車は転売目的で盗む人が多くいます。鍵をかければ安心と考える方は多いですが、自転車の鍵は案外簡単に壊されてしまいます。

盗難の被害を防ぐには、鍵を2重にかけることが大切です。鍵を2重にかけると壊すのに手間取るため、泥棒は盗むのを諦める場合が多いです。

自転車を綺麗に収納できる

サイクルポートがあることで、自転車を綺麗に収納することができます。自転車の置き場が定まっていないと、家族が適当な場所に置いてしまいます。庭の外観が悪くなってしまいますし、ご近所さんからもだらしないと思われてしまいます。

また、自転車をカーポートの端に置く方は多いですが、その場合、しっかり端に置かないと、自動車と自転車がぶつかってしまう恐れがあります。

サイクルポートを後付けして置く場所を分ければ、このような問題も解決します。

サイクルポートを後付けするデメリット


写真:カツデン/サイクルポート

サイクルポートを後付けするデメリットは次の2つです。

  • 費用がかかる
  • 設置するスペースが必要

1つ1つのデメリットについて詳しく解説していきます。

費用がかかる

サイクルポートを後付けすれば当然費用はかかります。サイクルポートの耐久性や機能性、デザイン性などを高めようとすると、更に費用は高くなります。

ただ、値段だけを見て製品を選択すると、後で後悔することが多いです。安いサイクルポートは耐久性が低く、長期間安心して使えない場合があったり、家の外観を損ねるようなデザインだったりすることもあります。

費用に関しては「◯円までなら良い」と上限を決めておくと、予算内で良質かつ家族の生活との相性が良いサイクルポートを選びやすくなります。

設置するスペースが必要

これも当然のことですが、サイクルポートの設置するスペースが必要になります。庭がその分狭くなってしまい、圧迫感を感じてしまうこともあります。

また、狭いスペースにはそもそも設置することが難しいです。

サイクルポートの選び方


写真:カツデン/サイクルポート

続いて、サイクルポートの選び方について解説します。一口にサイクルポートといってもさまざまな種類があるので、相性が良いものを選択することが大切です。

自分の3つの基準に基づいて選択すると、後付け後に後悔することがなくなります。

  • 耐久力・耐積雪量が高いものを選ぶ
  • 自転車の大きさ・保有台数に合わせる
  • 住宅にマッチするデザインを選ぶ

各選び方のポイントについて、それぞれ解説していきます。

耐久力・耐積雪量が高いものを選ぶ

サイクルポートは耐久力を重視して選ぶことをおすすめします。耐久力が低いサイクルポートは長期間安心して使うことができません。

どの程度の耐久力が必要かは住んでいる地域によって異なります。一度住んでいる地域の積雪量や風圧を確認してみましょう。サイクルポート製品には耐積雪量や耐風圧量が明記されていることが多いので、地域の環境に合わせて購入することをおすすめします。

同じ体積だった場合、木<プラスチック<アルミ<スチールの順で強度が高いため、強度が求められる地域では材質にもこだわることもおすすめです。

自転車の大きさ・保有台数に合わせる

サイクルポートを選択する際は、停める予定の自転車の数をきちんと把握することが大切です。家族の中で誰が自転車に乗るのか、今後自転車に乗る人はいないか、を確かめましょう。停める台数によって、サイクルポートの必要な幅が決まります。

自転車の幅は種類によって差がありますが、基本的には60cmを基準に考えると良いです。これ以上狭くすると、出し入れの際に隣の自転車にぶつかってしまう場合があります。

また、子供用の自転車なら幅は狭くて済みますが、子供が大きくなったら大人向けの自転車を買うことを考えると、やはり幅には余裕を持った方が良いです。

住宅にマッチするデザインを選ぶ

家の外観とサイクルポートのデザインがマッチしていないと、サイクルポートの存在が浮いてしまいますので、デザイン面も考慮して設置することが大切です。デザイン面も考慮して選択すれば、サイクルポートの設置によって庭が狭くなっても満足することができます。

また、サイクルポートはさまざまな色を選択することが可能です。住宅と色を合わせることで統一感を出すことができます。また、あえて別の色を選択することで、サイクルポートのアクセントにすることも可能です。

デザインに関しては正解はありませんので、家族の好みに合わせられるようにしましょう。

その他サイクルポートを後付けする際のポイント


写真:カツデン/サイクルポート

その他サイクルポートを後付けする際のポイントについて解説します。ポイントは次の3つです。

  • 給湯器などの近くには設置しない
  • 出し入れのしやすさを考えて設置する
  • サイクルキーパーなどのオプションを検討する

1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

給湯器などの近くには設置しない

サイクルポートは給湯器や室外機の近くには設置しない方が良いです。熱排気によってサイクルポートの柱や自転車の塗装がはがれてしまう可能性があるためです。

サイクルポートを後付けする場合、給湯器などが家のどこにあるか先に把握しましょう。

出し入れのしやすさを考えて設置する

サイクルポートは出し入れがしやすい場所に設置することをおすすめします。自転車をたまにしか使わないならともかく毎日使うとなると、出し入れしにくい場所に設置すると面倒になってしまい、結局自転車を庭に放置してしまう場合もあります。

自転車は庭や玄関アプローチ、住宅の横の空いたスペースなどに設置する場合が多いです。ある程度スペースに余裕があり、途中に段差がない場所に設置すると、出し入れしやすいです。また、できれば玄関から距離が近い場所に設置した方が生活導線が短くなるので、更に使いやすくなります。

サイクルキーパーなどのオプションを検討する

サイクルキーパーとは自転車を固定できるもののことで、強風や地震が起きても自転車が倒れるのを防止できます。

製品によってはオプションで付けられる場合もあります。費用は高くなってしまいますが、転倒によって自転車が壊れるリスクを考えると、検討してみても良いかもしれません。

また、車輪止めバーもオプションで付けられる場合があります。バーと自転車をチェーンで繋ぐことで盗難を防止できます。バーがなくても柱に繋ぐことはできますが、両端の2台しか繋げないという問題があります。こちらも検討してみましょう。

カツデンではサイクルポートも提供中

階段メーカーであるカツデンは、そのまま「サイクルポート」という名前の商品を提供しています。「サイクルポート」はスチール製のシンプルで美しいデザインとなっており、どのような住宅にもマッチするのが特徴です。

華奢なデザインですが、耐久性が高いのも特徴です。スチールはアルミなどの金属に比べ耐久力が高いので、「サイクルポート」は細いデザインを実現しています。

更に、雨音を消す消音効果も完備されています。デザイン性・機能性・耐久性に優れているのが「サイクルポート」の強みです。

形状バリエーションはK型・T型の2種類となっています。サイクルポートの後付けを検討中の方は「サイクルポート」の購入も検討していただけますと幸いです。

製品紹介 詳細
「サイクルポート」の詳細・価格>>

まとめ

本記事ではサイクルポートを後付けすることについて解説しました。サイクルポートのメリット・デメリットや後付けのポイントなどがお分かりいただけたかと思います。

サイクルポートがあることで、雨や鳥の糞などの被害から自転車を守ることができます。また、サイクルポートの柱とチェーンで繋ぐことができるので、盗難防止にも繋がります。自転車を長く大切に扱いたいなら、サイクルポートの導入は検討したいところです。

カツデンの「サイクルポート」は中でも、デザイン性・機能性・耐久性に優れています。自転車をしっかり管理したい方、住宅の外観を損ねることのない美しいサイクルポートを設置したい方は、ぜひ購入をご検討ください。

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