

新居の自転車置き場をどこにするか決まっていない、という方もいるのではないでしょうか。自転車置き場を決める際は、十分な広さがあるか、雨を防ぎやすいかなどを考えることが大切です。
本記事では自転車置き場を決める際のポイントについて解説します。自転車置き場のアイデア集をまとめました。また、サイクルポートの設置方法についても解説しています。
本記事を読むことで、自転車置き場をどこにするか決められます。自転車置き場をどこにするか迷っている、という方はぜひお読みください。
自転車置き場を決める際のポイント

写真:施工事例1:サイクルラックで整頓できるサイクルポート
ネット出典:グリーンケア
自転車置き場を決める際は次の3つのポイントを意識しましょう。
- 十分な広さがあるか
- 雨を防げるか
- 盗難を防げるか
ひとつひとつのポイントについて詳しく解説していきます。
十分な広さがあるか
自転車置き場は十分な広さがあることが重要です。狭い場所を選ぶと、出し入れの際に自転車を壁やフェンスにぶつけてしまう恐れがあります。壁を傷つけたり、自転車を壊してしまったりする可能性があるので気をつけましょう。
大人用の自転車はJIS規格によってある程度はサイズが決まっています。自転車の長さは190cm以下、幅は60cm以下となっています。このサイズを目安に、自転車置き場はどの程度の広さがあると良いか考えましょう。
2台自転車を置くのであれば、150cm以上の幅が欲しいです。これぐらいの幅はないと、出し入れの際に隣の自転車にぶつかって倒してしまう恐れがあります。
雨を防げるか
自転車置き場は雨を防げるかどうかも重要な点です。自転車は雨に濡れてしまうと、錆びてしまい劣化する恐れがあります。
自転車置き場には最低限、屋根が付いている必要があります。屋根が付いていれば通常の雨は防げます。ただし、台風時のような横殴りの雨は、屋根だけだと防ぐことはできません。
住宅の中や、倉庫のような壁に囲まれている場所だと横殴りの雨も防ぐことができますが、自転車を出し入れするのが面倒になるというデメリットがあります。
雨を完璧に防ぐこと、利便性を高めること、どちらを重視するかを考えることが大切です。
盗難を防げるか
自転車置き場は盗難を防げるかどうかも重要なポイントです。自転車に付属されている鍵をかけていても、鍵を壊されてしまうことはあります。自転車付属の鍵だけでは盗難対策は不十分です。
たとえば、自転車の鍵に加えて、チェーン型の鍵を使ってその場に自転車を繋ぐことで、盗難を防ぎやすくする方法があります。ただし、チェーンで自転車を繋ぐには、近くに柱やサイクルスタンドなどが設置されている必要があります。
また、建物から遠い場所に自転車を置くと、盗難に気が付きにくいので、狙われるリスクが高くなります。建物のなるべく近くに自転車を置くのも盗難対策になります。
自動車置き場のアイデア

写真:サイクルポート・工事費用50万円までの外構施工例一覧
ネット出典:ガーデンプラス
自転車置き場を決める際のポイントを踏まえて、置き場所の例を紹介します。
- 軒下に置く
- カーポートに置く
- ガレージ内に置く
- 玄関の土間に置く
- 部屋の壁に掛ける
ひとつひとつの置き場所の例について詳しくみていきましょう。
軒下に置く
軒下とは、軒(屋根の端が外壁よりも突き出ている部分)の下の空間を指します。軒下には屋根があるので、雨から自転車を守ることができます。軒下を有効活用できていない場合は、自転車置き場として使う手もあります。
ただし、軒下にチェーンを掛けられる物がない場合、盗難被害に遭うリスクが高くなってしまいます。また、軒下だと強風によって自転車が横転し、住居の壁を傷つけてしまう恐れもあります。加えて、住宅の見栄えが悪くなってしまう問題もあります。
そのため、自転車置き場としてもっともおすすめできる、という訳でもありません。
カーポートに置く
カーポートとは、屋根と柱のみで構成された自動車を停めるスペースのことであり、多くの住宅に設置されています。カーポートの広さに余裕がある場合に限り、自転車も一緒に置くことが可能です。自転車置き場を別途作らなくて良いので、予算を抑えられます。
カーポートには屋根が付いているので、横殴りの雨でなければ遮ることが可能です。
ただし、カーポートが狭い場合は、自転車置き場として使うのはおすすめできません。自転車を出し入れする際にぶつかって車を傷つけてしまう恐れがあります。また、自転車をきちんと端に置かないと、自動車を駐車する際に邪魔になってしまいます。
ガレージ内に置く
ガレージとは、屋根と3方向以上の壁で囲まれた車庫のことです。ガレージも十分な広さがあるなら自転車置き場としても使うことができます。
ガレージの場合は壁で囲まれているので、横殴りの雨も防げます。また、シャッターを付けて施錠することもできるので、盗難防止に繋がります。
ただし、ガレージが狭い場合はやはり、自動車と衝突する可能性があるのでおすすめできません。
玄関の土間に置く
土間とは、住居の屋内にある、床を張らずに土足で歩けるようにした空間を指します。玄関と繋がっている土間は、収納スペースとして活用できます。特に、外で使った自転車やガーデニング用品、アウトドア用品などを収納するのに適しています。
玄関の土間に置く場合、雨風に晒される心配がまったくないのがメリットです。また、外に置く場合に比べて、盗難リスクは低くなると言えます。
土間に置くデメリットは、自転車を中に入れるのが大変なことです。自転車が汚れている場合、そのまま収納すると玄関や土間が汚れてしまうので、しっかり拭く必要があります。毎日自転車を使う場合、収納が面倒で、結局外に出してしまうようになる恐れもあります。
部屋の壁に掛ける
土間がない場合、自転車を部屋の壁に掛けるという手もあります。部屋で収納する場合、床にべた置きする手もありますが、スペースを多く占領されてしまうため、壁に掛けて収納できないか検討してみることをおすすめします。
自転車を室内に保管すれば、雨風に晒される心配もありませんし、盗難リスクも低いです。加えて、部屋の壁に掛ける場合、自転車をおしゃれなインテリアにできます。
デメリットは、重い自転車を毎回壁に掛けるのが大変なことです。また、部屋が汚れないように自転車をしっかり洗わないといけません。
毎日自転車を使う場合、利便性の観点から言って部屋の壁に掛けるのはおすすめできません。ただ、自転車をたまにしか使わない場合や、スポーツバイクなど趣味で使う高級な自転車を持っている場合は、部屋の壁に掛けるのもおすすめです。趣味で使っているお気に入りの自転車を部屋に飾ることで、満足感を高められるメリットもあります。
自転車を置きたいならサイクルポートの設置がおすすめ

写真:カツデン/サイクルポート
十分な広さのあるカーポートやガレージがなく、室内に置くのも難しい。軒下に置くのは盗難リスクもあるし、見栄えもあまり良くない。このような場合は、サイクルポートを設置することをおすすめします。
サイクルポートは自転車を停める専用スペースで、カーポートと同じように柱と屋根で構成されています。屋根が付いているので、雨などから自転車を守ることが可能です。
サイクルポートなら柱と自転車をチェーンで繋ぐことができるので、盗難対策を強化できます。また、人の動きを感知して照らすセンサーライトを付けることも可能です。
加えて、サイクルポートにはサイクルスタンドを付けられます。サイクルスタンドがあれば、自転車が風で倒れてしまう心配もなくなります。
サイクルポートはどこに設置するのがおすすめ?

写真:カツデン/サイクルポート
サイクルポートの設置場所としておすすめなのは次の3つです。
- 玄関アプローチ
- 庭
- 住宅横のスペース
ひとつひとつの設置場所の特徴について詳しく解説していきます。
玄関アプローチ
玄関アプローチとは住宅の門から玄関までの道を指します。玄関アプローチにサイクルポートを設置するのもおすすめです。
玄関アプローチなら必ず通るので、そこにサイクルポートを設置すれば、動線に無駄がなくなるのがメリットです。自転車を毎日使うという場合には特におすすめです。
ただし、玄関アプローチが狭い場合は無理して設置しないことをおすすめします。
庭
広々とした庭があるのであれば、そこにサイクルポートを設置する手もあります。広々とした庭なら自転車を出し入れしやすいです。自転車の数が多い場合でも、ゆとりをもって設置できる可能性もあります。
ただし、住宅の門からサイクルポートまで遠いと、自転車を置くのが少し面倒になります。
また、途中に段差があると出し入れしにくくなります。段差ではなくスロープにすることで出し入れしやすくなるので、サイクルポートを設置するなら検討してみましょう。
住宅横のスペース
自転車を1台しか停めないのであれば、住宅の横の狭いスペースを活用する手もあります。住宅横にサイクルポートを設置すれば、使っていないスペースを有効活用できます。
建物と壁に挟まれているため、横殴りの雨もある程度防げるメリットがあります。
ただし、給湯器の近くに設置するのは避けましょう。熱排気が直接自転車に当たり、塗装が剥がれてしまう可能性もあるためです。
カツデンの「サイクルポート」はデザイン性の高さと耐久性が魅力です

カツデンでは「サイクルポート」を提供しています。カツデンの「サイクルポート」はデザイン性が高いのが特徴です。スチールで作られており、シンプルで無駄がなく美しいデザインです。多くの住宅にマッチします。
「サイクルポート」は見た目以上に耐久性があります。一般的なサイクルポートはアルミで作られることが多いですが、カツデンではスチールを採用しています。スチールはアルミに比べ強度が高く、細いデザインでも頑丈さをキープすることが可能です。
「サイクルポート」の屋根にスタイロフォームを仕込むことで、断熱、消音効果を付与しています。それゆえに「サイクルポート」をアウトドアリビングとして使うことも可能です。
また、夜中に雨が降った場合、金属に雨が当たる音は意外と大きく聞こえてしまいますが、そういったデメリットを解消しています。
更に、オプションでサイクルスタンド『D-NA』を設置することもできます。サイクルスタンドを設置すれば、強風で自転車が倒れてしまう心配もありません。カツデンではシンプルなものからユニークなものまで、さまざまな形状のサイクルスタンドを用意しています。
サイクルポートの設置を考えているという方は、カツデンの「サイクルポート」もぜひご検討ください。
まとめ
本記事では自転車置き場を決める際のポイントやアイデアについて解説しました。
自転車置き場を決める際は十分な広さがあるか、雨を防げるか、盗難を防げるか、を重視することが大切です。これらは自転車を大切に扱うために重要なことです。
十分な広さのカーポートやガレージがあるなら自転車も置くことができますが、広くない場合は無理して置かないことをおすすめします。玄関の土間に置いたり、部屋の壁に掛けたりするのも手です。ただ、毎日自転車を使う場合、収納が面倒になってしまいます。
自転車を外に置くなら、サイクルポートを設置するのがおすすめです。十分な広さのある専用の自転車置き場を設けることで、出し入れの際に壁にぶつかってしまったり、他の自転車や自動車に触れて傷つけてしまったりする心配がなくなります。
また、サイクルポートなら盗難対策も強化できます。自転車を大切に扱いたいという方は、サイクルポートの設置がおすすめです。
カツデンの「サイクルポート」はデザイン性と耐久性、利便性を備えているのが特徴です。専用の自転車置き場が欲しいと感じる場合は「サイクルポート」もぜひご検討ください。















