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KATZDENブログ
2026.01.13 コラム

スチール階段の価格は高い?安くする方法やメリットを解説!

この記事の監修

二級建築士 一級建築施工管理技士/課長 紀熊
二級建築士 一級建築施工管理技士/課長紀熊

スチール階段の購入・設置を検討しているものの、スチール階段の値段が気になるという方もいるのではないでしょうか。スチール階段は、一般的な木階段と比べると確かに価格は高いですが、その分多くのメリットがあります。

本記事ではスチール階段の価格について解説します。価格を少しでも安くする方法や、スチール階段のメリットについてもまとめました。

本記事を読むことで、スチール階段を購入・設置すべきかどうかを判断できるようになります。スチール階段に興味があるという方はぜひお読みください。

スチール階段とは?


写真:カツデン/シースルー階段「ObjeA」

スチール階段とは、構造体がスチール製の階段のことです。

階段は画像のようにささら桁(構造体)と、段板(足を乗せる板)から構成されています。また、箱階段と呼ばれる種類の場合、蹴上げ部分に蹴込み板が付けられています。

スチール階段の場合、階段のささら桁や段板などがスチールで作られています。

室内階段は木やスチールから作られることが多いです。特に多く使われるのは木ですが、スチールは細いデザインであることや高級感を演出できることなど、木と異なるメリットがあります。

スチール階段の価格はどれくらい?


写真:カツデン/シースルー階段「ObjeA」

スチール階段の価格は形状や段数などによって異なります。実際の価格は、階段メーカーに見積もりを依頼しないと知ることができません。

とはいえ、どの程度の価格になるか目安が分からないと、スチール階段を選択すべきかどうかも検討できないので、ここでは階段メーカーが公表している参考価格を紹介します。

カツデン

カツデンはスチール階段をメインで製造しているメーカーです。室内用の階段だけで、10種類以上のブランドを展開しています。

その中でも特に人気のブランドが『ObjeA』です。年間で約3,000物件に納入しています。

他にも様々なデザインや機能を持った階段があるので、代表的な製品の価格をいくつかピックアップします。

  • シースルー階段『ObjeA』:1,130,000円〜
  • 箱段板階段『Gradea』:2,900,000円〜
  • 片持ち階段『DANDEL ARMS』:1,000,000円〜
  • 立体トラス階段『DEROUS Dan』:1,240,000円〜
  • シースルーらせん階段『Modelia』:1,372,000円〜

価格が高い分、仕上がりの美しさへの評価が高いのに加え、作図、施工まで一貫して行えることで細かいカスタマイズをできる点が強みです。

シースルー階段『ObjeA』:1,130,000円〜

カツデンはスチール階段を中心に提供しています。その中でも『ObjeA』は代表的な製品です。『ObjeA』の特徴はささら桁・手すり・段板をカスタマイズできることです。

ささら桁(構造体)に関しては、バリエーションが7つあります。

  • セミクローズ
  • クローズ
  • オープン
  • ノコ
  • サンダー
  • フォルテ
  • トラス

セミクローズはもっともリーズナブルで、万人受けするデザインなのが特徴です。クローズは、真横から見たときに段板が完全に隠れるデザインで、力強さが感じられます。オープンは、シースルー性がもっとも高く、光と風を通すカツデンオリジナルデザインです。

製品紹介 詳細
シースルー階段『ObjeA』

箱段板階段『Gradea』:2,900,000円〜

『Gradea』は2024年に誕生したカツデンの新商品です。写真を見て分かる通り、段板が厚くて存在感のあるデザインになっています。このようなデザインは非常に珍しいです。

段板を厚くすることで、ダイナミックさと高級感を演出しているのが特徴です。

スチール階段の中でも価格が高い分、細部まで美しくなるようにこだわり抜かれています。

最近はスチール階段を設置する住宅も増えていますが、『Gradea』のようなダイナミックなデザインを選べば、オリジナリティを出せます。

製品紹介 詳細
箱段板階段『Gradea』

片持ち階段『DANDEL ARMS』:1,000,000円〜

『DANDEL ARMS』は片持ち階段と呼ばれるデザインで、階段の片方は壁や柱に固定されているが、もう片方は固定されていないのが特徴です。

まるで段板が宙に浮いているかのような美しいデザインとなっています。

片持ち階段の『DANDEL』シリーズの中でも、『DANDEL ARMS』は合板補強だけで済むことで下地の準備や施工の手間を抑えられ、トータルコストとしても安く抑えることが可能です。

製品紹介 詳細
片持ち階段『DANDEL』

立体トラス階段『DEROUS Dan』:1,240,000円〜

『DEROUS Dan』は、鉄筋コンクリートの骨組みに用いられる異形丸鋼を用いて作られた階段です。力強くて無骨なイメージがあり、設置空間を引き締めてくれるのが特徴です。

『DEROUS』シリーズの中でも、異形丸鋼で組まれたものを『DEROUS Dan』、通常の丸鋼で組まれたものを『DEROUS Joe』と名付けています。

製品紹介 詳細
立体トラス階段『DEROUS Dan』

シースルーらせん階段『Modelia』:1,372,000円〜


『Modelia』は、スチールのらせん階段です。省スペースに設置できること、縦にすらっと長くファッションモデルを連想させる美しいデザインなことが特徴です。

従来、スチールのらせん階段を設置する場合は基本的にはフルオーダーメイドとなり、1から設計する必要があるため、価格が非常に高くなっていました。

『Modelia』は国内で唯一、デザインと強度を高いレベルで両立した規格化商品であり、価格を抑えることを実現しています。

製品紹介 詳細
シースルーらせん階段『Modelia』

AIネクスト『ユニ・クール』

カツデン以外にも他社メーカーのスチール階段の参考価格を紹介します。

AIネクストは製品のコストを抑えることを追求している会社です。

AIネクストの製品の中でも『ユニ・クール』は、十分な強度とリーズナブルな価格を両立しているのが特徴です。『ユニ・クール』シリーズ(直線ベーシック仕様)の参考価格が公式サイトに記載されているので紹介します。

  • style-SO:686,000円〜(税別)
  • style-SS:783,000円〜(税別)
  • style-SSC:811,000円〜(税別)
  • style-SOC:736,000円〜(税別)
  • style-SH150:791,000円〜(税別)
  • style-SH180:846,000円〜(税別)

AIネクストでは、『ユニ・クール』のデザインバリエーションを絞り込み、シンプルにすることで費用を抑えた『ユニ・クール〈E〉』というシリーズも提供しています。『ユニ・クール〈E〉』の、希望小売価格は650,000円(税別)となっています。

AIネクスト『ユニ・クール』

価格は高いがスチール階段には多くのメリットがある


写真:カツデン/シースルー階段「FRIS」

スチール階段は価格こそ高いものの、多くのメリットがあります。

スチール階段の代表的なメリットは次の3つです。

  • 耐久性が高い
  • デザイン性に優れている
  • シースルー階段との組み合わせで開放感を高められる

このようなメリットに惹かれる方はスチール階段を検討してみることをおすすめします。ひとつひとつのメリットについて詳しく見ていきましょう。

耐久性が高い

スチールは耐久性が高いのがメリットです。それでいて加工性にも優れています。

耐久性が高い分細いデザインを選択できます。たとえばカツデンの『ObjeA』では、ささら桁を次のように細くすることも可能です。画像の階段は「トラス」のささら桁を採用しています。

耐久性が高い分、デザインの選択肢の幅が広いのがスチール階段のメリットです。

デザイン性に優れている

スチール階段は見た目の美しさも魅力の1つです。

木製より自由な形状が実現できることにより、様々なデザインが生み出されています。スチール階段を製造しているメーカーごとに、オリジナリティの高いささら桁や手すりを作り出しており、インテリアのおしゃれさを強調させることができます。

自宅を格好良い雰囲気にしたいなら、スチール階段がおすすめできます。

シースルー階段との組み合わせで開放感を高められる

スチール階段は開放感が高いと言われることもあります。厳密に言うと、スチール階段はシースルー(蹴込み板がない)階段にすることが多く、スチール階段×シースルー階段にしたときに開放感を高めることができます。

スチール階段は耐久性が高く、細いデザインを選択できます。シースルー階段は蹴込み板がない分、階段が視界を遮ることがありません。スチール階段×シースルー階段にすることで、圧迫感をなくすことができ、その分開放感を高めることが可能です。

スチール階段の価格を安くする方法


写真:カツデン/片持ち階段「DANDEL」

スチール階段に興味はあるものの、価格が高くて手が出しにくいという方は、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • フルオーダーよりもセミオーダーを選択する
  • 部分的にスチールを取り入れる
  • シンプルなデザインを選択する

これらのポイントを意識することで、スチール階段の価格をできる限り下げられます。ひとつひとつのポイントについて詳しく見ていきましょう。

フルオーダーよりもセミオーダーを選択する

スチール階段の価格を安くする場合、フルオーダーよりもセミオーダーを選択することをおすすめします。階段製品は住宅に合わせて施工する必要があるため、基本的にはオーダーメイドとなりますが、オーダーメイドの中にもいくつか種類があります。

フルオーダーメイドは、完全に1から設計することを指します。階段の形状やカラーなど、既存のものに縛られることなくすべて1から決めます。

フルオーダーのメリットは、こだわりを強く反映させられることです。しかし、完全に1から設計する分、価格が高額になってしまいます。また、製品保証がないなどのデメリットも大きいです。

セミオーダーメイドは、あらかじめ決められたデザインがあり、要所要所をカスタマイズすることを指します。カツデンの階段もセミオーダーに該当します。

セミオーダーは1から設計しない分、価格を抑えることが可能です。フルオーダーだと非常に高くなってしまう場合があるので、セミオーダーにすることをおすすめします。

部分的にスチールを取り入れる

階段のささら桁や段板、手すりなどすべてをスチールにするのではなく、部分的にスチールを取り入れることによって、価格を抑えられます。

基本的にスチールよりも木の階段の方が安いです。スチール階段は木製階段に比べて、4〜5倍程度の価格になることが多いです。

たとえば、手すりだけをスチールにすることで、価格を大幅に抑えられます。部分的にスチールを取り入れるだけでも、スチールの引き締まった格好良い雰囲気は感じられます。

シンプルなデザインを選択する

シンプルなデザインの方が、価格を抑えることができます。たとえば、カツデンの『ObjeA』の場合、以下のようなデザインにすることで、価格を抑えられます。

  • 形状:ストレート
  • ささら桁:セミクローズ
  • 手すり:プレーン
  • 段板:木製

階段にはまっすぐに昇降するストレート階段や、かね折れ階段や廻り階段のように途中で折れ曲がる階段などがあります。シンプルなストレート階段がもっとも価格が安いです。

ささら桁や手すりに関しても、シンプルなタイプの方が安くなります。スチールよりも木の方が安価なため、段板は木を選択した方が価格を抑えられます。

また、シンプルな階段にした方が、すっきりした見た目になるのもメリットです。

以下の階段は、ストレート階段を選択し、ささら桁はセミクローズ、手すりはFB横桟を選択しています。画像を見て分かるように、シンプルなデザインを選択することで、すっきりまとまった印象を与えることができます。

スチール階段の施工事例

最後に、スチール階段を実際に設置した事例を紹介します。

冒頭でも紹介したカツデンの『ObjeA』の施工事例を3つ見ていきましょう。

  • 事例1.昼間は照明がいらないほど明るい
  • 事例2.子供の笑い声と、優しい日差しの差し込むお部屋
  • 事例3.大きな窓と広い吹抜けのある唯一無二な生活空間

事例1.昼間は照明がいらないほど明るい

こちらは、ささら桁をセミクローズ、手すりを横桟、段板を木製にした例です。本体色は特注のパールグレーとなっています。全体的にシンプルでおしゃれなデザインです。

おしゃれなスチール階段をリビングに設置することで、リビングのインテリアのレベルがアップします。また、リビングの開放感も高まっていることが分かります。

リビングには大きな吹抜けがあり、2階の窓から射してくる光が階段に遮られることなく、リビングまで届きます。おかげで、昼間は照明が必要ないほど明るいようです。

昼間は照明がいらないほど明るい

事例2.子供の笑い声と、優しい日差しの差し込むお部屋

こちらも、ささら桁をセミクローズ、手すりを横桟、段板を木製にした例です。

ささら桁や手すりのカラーは色で統一されており、清潔感も感じられます。階段が窓からの光を遮ることがなく、優しい日差しが部屋まで差し込むようになっています。スチール階段×シースルー階段の開放感や採光性の高さがよく分かります。

スチール階段をみんなが集まる場所に設置することで、単に2階に昇るための階段ではなく、家族やこの家に来る人たちにとって中心的な存在になっています。

子供の笑い声と、優しい日差しの差し込むお部屋

事例3.大きな窓と広い吹抜けのある唯一無二な生活空間

こちらは、ささら桁をセミクローズ、手すりをプレーン、段板を木製にした例です。

手すりには横桟を入れていないので、「危なくないの?」と言われることもあるようです。しかし、横桟がない分子どもたちが怖がって近づかないので、子どもたちにとってはむしろ安全なのではないかとのことでした。

吹抜けは通常より広めに取り、開放感のある家が実現しています。

大きな窓にはトリプルガラスを採用して、断熱性を持たせているようです。吹抜けを採用するとリビングが寒くなるという意見もありますが、複層ガラスを採用するなどして住宅の断熱性を高めれば、寒いと感じることは少ないです。

大きな窓と広い吹抜けのある唯一無二な生活空間

まとめ

本記事ではスチール階段の価格はどのくらいか、について解説しました。

スチール階段の価格は高めですが、その分多くのメリットがあります。耐久性が高いため、細いデザインを選択することが可能です。更に、シースルー階段にすることによって、開放感を高めることができます。特にリビングに設置する階段としておすすめです。

スチール階段の価格をできるだけ抑えたいなら、フルオーダーよりもセミオーダーを選択しましょう。加えて、シンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。

カツデンのスチール階段は、ささら桁・手すり・段板を柔軟にカスタマイズできます。ささら桁や手すりをシンプルなものにすれば、価格も抑えられます。スチール階段の設置を検討しているという方は、カツデン製品の購入もぜひご検討ください。

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