

アイアン手すりを設置したいものの、費用が高いと聞いて心配な方もいるのではないでしょうか。確かに費用は高いですが、安くする方法はあります。また、アイアン手すりには多くのメリットがあるので、費用だけを見て諦めるのはもったいないです。
本記事ではアイアン手すりの費用目安を紹介します。アイアン手すりのメリットや設置ポイント、施工事例についてもまとめました。
本記事を読むことで、アイアン手すりの特徴を理解でき、設置するかどうか判断できます。アイアン手すりの設置に興味を持っている方はぜひお読みください。
アイアン手すりの費用の目安

写真:カツデン/シースルー階段「ObjeA」
アイアン手すりのメーカーである「はな工房」では、階段用アイアン手すりの価格一覧を掲載しています。
その中から、フラットバーシングル(横桟が1本のみ入った手すり)の価格をまとめます。
- 3段:102,000円
- 4段:112,000円
- 5段:124,000円
- 6段:144,000円
- 7段:158,000円
- 8段:172,000円
- 9段:206,000円
- 10段:222,000円
- 11段:240,000円
- 12段:280,000円
- 13段:298,000円
- 14段:318,000円
横桟が2本、3本と増えると、構造が複雑になる分価格も少しずつ上がります。
「はな工房」では階段横の壁に付けるタイプの手すりの価格も掲載しています。以下は、ストレートタイプの手すりの価格一覧です。
- 1.5mまで:30,000円
- 1.6m:36,800円
- 2m:46,000円
- 3m:69,000円
- 4m:92,000円
- 5m:115,000円
- 6m:138,000円
また、「ナンバーセカンド」というアイアン手すりメーカーのサイトには、参考製作費が掲載されています。それによると、13段でストレートの手すりの場合、参考製作費は「250,000円〜」となっています。
参考:オープン階段手摺|ナンバーセカンド
参考:オープン階段手摺 13段フル(FB32/t12mm)|ナンバーセカンド
ただし、あくまで参考価格であり、さらに施工費や作図費が含まれているか否かもメーカーによって異なるため、「この価格がどこまで含むのか」を調べないと比較ができません。
詳しい価格を知りたい場合は、各メーカーに見積もりを依頼することをおすすめします。
木の手すりの費用目安
参考までに、木の手すりの費用目安も紹介します。
「木一筋ドットコム」で販売されている、壁に付けるタイプの木手すり単体の値段をまとめました。
- 0.5m:950円
- 1.0m:1,690円
- 1.5m:2,240円
- 2.0m:2,820円
- 2.5m:4,000円
- 3.0m:4,300円
- 3.5m:4,450円
- 4.0m::4,500円
アイアン手すりと比較して非常に値段が安いことが分かります。
アイアン手すりの設置費用が高い理由
アイアン手すりは、アイアン(iron=鉄)ではなくスチール(steel=鋼)から作られます。スチールは木に比べると値段が高いため、アイアン手すりの設置費用も高くなります。
用途ごとに分かれている材質によって異なりますが、スチールの価格はだいたい木の約3〜5倍ほどです。
また、スチールは加工や溶接に技術や設備が必要なのも設置費用が高くなる理由です。
アイアン手すりの費用を抑えるには?

写真:カツデン/吹抜け手すり「ObjeA」
アイアン手すりの費用を少しでも抑える方法として次の2つが考えられます。
- シンプルな形状にする
- 設置範囲を小さくする
ただし、これらの方法はデメリットもあり、必ずしもおすすめできるものではありません。
ひとつひとつの費用を抑える方法について詳しく解説します。
シンプルな形状にする
手すりはシンプルな形状にした方が費用を抑えられます。途中で折れ曲がる手すりよりも、ストレートな手すりの方が費用は下がります。
また、手すりの横桟も少ない方が費用を抑えることが可能です。ただし、横桟が少ないと隙間が空くため、昇り降りの際に怖いと感じる可能性もあります。
設置範囲を小さくする
建築基準法では、高さ1mまでの部分には手すりがなくても良いとされています。階段の途中から手すりを設置すれば、費用を抑えることが可能です。
ただし、1mを超える部分には必ず手すりを付けないといけません。
また、1m未満の高さであっても、落下すれば怪我をする可能性はあります。手すりがなくても大丈夫なのかよく確認しましょう。
費用を抑えるだけでなく、安全面も重視することが大切です。
費用はかかるがアイアン手すりにはメリットもある

写真:カツデン/階段手すり「ObjeA」
アイアン手すりは確かに費用は高いですが、その分多くのメリットがあります。
代表的なアイアン手すりのメリットは次の2つです。
- 強度が高い
- デザイン性に優れている
ひとつひとつのメリットについて詳しく見ていきましょう。
強度が高い
スチール(アイアン)の特徴と言えば強度が高いことです。手すりをスチールで作ることで、強度が高くて安全な手すりにできます。
アイアン手すりは、細いデザインにしても十分な強度を保てます。そのためデザインの幅が広いのもメリットと言えます。
デザイン性に優れている
アイアン手すりはデザイン性に優れているのもメリットです。細くシャープな雰囲気が魅力的です。アイアン手すりを設置することで、空間を引き締めてくれます。この細いデザインにより、空間を圧迫せず、広く感じさせることができます。
スチールの階段はもちろんですが、木の階段とアイアン手すりを組み合わせるのもおすすめです。木の階段の温かみのある雰囲気に、アイアン手すりの格好良さがマッチします。
費用以外に手すりを設置する際に重視したいこと

写真:カツデン/吹抜け手すり・階段手すり「ObjeA」
手すりを設置する際は費用以外にも気にするべき点がいくつかあります。
費用以外に確認したいポイントは次の3つです。
- 使いやすい形状か
- 使う人の高さに合っているか
- 握ったときに冷たくないか
これらを確認しないと、費用を抑えられても設置後の満足度が下がってしまいます。ひとつひとつの確認ポイントについて詳しく見ていきましょう。
使いやすい形状か
手すりは形状によって使いやすさが異なります。家族の中で手すりをもっとも必要とする方が使いやすい形状を選ぶことをおすすめします。
たとえば、壁に取り付けるタイプのアイアン手すりの場合、3パターンの形状があります。
- 丸棒タイプ
- フラットバータイプ
- 楕円形タイプ
丸棒タイプは、握りやすいのが特徴です。強く握っても痛くないですし、どの角度からも握ることができます。握る力が弱くなってしまった方でも使いやすいです。
一方で、フラットバータイプは、手すりに体重を預けて階段を昇れるのが特徴です。足腰が弱く、階段を昇るのが辛いと感じる場合におすすめできます。
楕円形タイプは他2つの長所を併せ持ちます。握りやすく、体重も預けることも可能です。ただし、販売しているメーカーはほぼありません。カツデンでは取り扱っています。
使う人の高さに合っているか
手すりの高さは建築基準法で決められているわけではありません。
ただ、床から手すりまでの高さを75〜85cm程度にすることが多いです。これくらいの高さなら多くの人が不便なく使えます。
しかし、小さい子どもの場合、手が届きにくい可能性もあります。その場合は、横桟が入った手すりにするのも選択肢の1つです。手すりの隙間からの落下を防止できるだけでなく、小さい子どもが横桟に掴まって昇り降りすることができます。
握ったときに冷たくないか
手すりを握ったときに冷たいと感じないかも大切なポイントです。敏感な方の場合、冬場にアイアン手すりに触れると冷たいと感じる可能性があります。
製品によってはオプションで、木製カバー(木笠木)を握る部分に付けられることもあります。木製カバーを付ければ冬場でも冷たくありません。
カツデンのアイアン手すり
カツデンは階段メーカーですが、手すり単体も販売しています。カツデンでは次の3種類のアイアン手すりを提供しています。
- 階段手すり
- 壁付け手すり
- 吹抜け手すり
アイアン手すりの導入を検討しているなら、カツデンの手すりもぜひご検討ください。デザインのバリエーションが豊富で空間のイメージに合わせやすいのが魅力です。
それぞれの手すりの特徴について詳しく見ていきましょう。
階段手すり

階段手すりは、階段の壁がない側に設置するタイプのアイアン手すりです。階段を壁で囲わず手すりにすることで、空間が開けて開放感を抱きやすくなります。
カツデンの手すりは仕上げにこだわっており、見た目の美しさが強みです。リビング階段の場合は手すりを美しくすることで、リビング全体の印象まで良くなります。
シンプルなデザインなので、どのような階段にもマッチするのも特徴です。木の階段に取り付けても階段の魅力を損なうことはなく、むしろ良いアクセントになってくれます。
カツデンの手すりは、デザインのバリエーションが豊富なのも特徴です。

横桟やワイヤーが付いたものや、ガラスパネルが付いたデザインにすることもできます。ガラスパネルが付いていれば、子どもが隙間から顔を出して遊んでしまうのも防げます。
また、オプションで木笠木(木製カバー)を付けることも可能です。木の温かみのある雰囲気をプラスしつつ、冬場に冷たいと感じなくなる効果があります。
壁付け手すり

こちらは、階段の壁がある側に取り付けるタイプの手すりです。壁付け手すりも細部のデザインまでこだわり抜かれており、インテリアのひとつとして機能します。
壁がある場合であっても、手すりを取り付けることをおすすめします。手すりがないと足を踏み外した際に咄嗟に掴まることができません。また、現行の建築基準法では、「両側に壁がある階段でもどちらか片側には手すりが必要」と決められています。
カツデンの壁付け手すりには『ObjeA』と『DEROUS』の2種類があります。
『ObjeA』はフラットバータイプに加えて、楕円タイプがあります。楕円タイプは他のメーカーにはない変わったデザインです。握りやすく、体重も預けやすいのが特徴です。

『DEROUS』には「平使い」と「縦使い」の2パターンがあります。手すりデザインが独特であり、力強い雰囲気も感じられるのが魅力です。

吹抜け手すり

カツデンでは、吹抜け部分に設置するアイアン手すりも提供しています。吹抜け部分は壁を取り払って手すりにした方が、開放感をより高められます。
吹抜け手すりにも『ObjeA』と『DEROUS』の2種類があります。
『ObjeA』はシンプルで洗練されたデザインなのが特徴です。デザインのバリエーションが8種類もあり、空間イメージに合わせて選択できます。さらに、トップレールはフラットバーと楕円の2種類があります。

『DEROUS』はインダストリアルな空間を演出できるのが特徴です。こちらは4つのバリエーションがあります。

アイアン手すりを取り入れた施工事例
最後に、アイアン手すりを取り入れた施工事例を紹介します。
- 事例1.樹木の光が照らし出す、モダン調なライフスタイル
- 事例2.展示場で見た階段に一目惚れ
実際に取り付けた写真を見ることで、アイアン手すりの魅力がより理解できます。
事例1.樹木の光が照らし出す、モダン調なライフスタイル

モダンデザインをコンセプトにしており、高級ホテルのような内装を目指した住宅です。
黒いアイアン手すりが空間によく馴染んでおり、住宅のゴージャス感を高めています。アイアン手すり×木の踏み板の階段に憧れを抱いていたとのことです。
手すりの隙間が広く空いているため、圧迫感が少なくなっています。初めは隙間が多くて怖いと感じていたものの、慣れると気にならなくなったとのことです。
こちらの住宅では、吹抜け部分にカツデンの吹抜け手すりも採用しています。吹抜け部分を手すりにすることで、開放感がより高まっていることが分かります。
事例2.展示場で見た階段に一目惚れ

展示場で見たカツデンの階段に一目惚れし、カツデンの『ObjeA』を導入したとのことです。
細いデザインなので最初揺れるかなと心配していましたが、実際はまったく揺れなかったそうです。機能性とデザイン性が両立できていることを評価していました。
手すりは横桟が付いたタイプを選択しており、子どもは横桟の部分を持って昇り降りできるように配慮されています。
さらに、手すりにはオプションで木笠木を付けています。木笠木を付けることで、温もりがある雰囲気になっていることが分かります。
まとめ
本記事では、アイアン手すりの設置費用の目安や、アイアン手すりの特徴、設置ポイントを解説しました。
アイアン手すりは設置費用こそかかるものの、魅力的な点も多くあります。強度が高いこと、デザイン性に優れていることがアイアン手すりの代表的なメリットです。
手すりは費用だけを見て決めるのではなく、デザイン性や安全性も考慮することが大切です。
カツデンのアイアン手すりは、デザイン性・安全性に優れているのが特徴です。アイアン手すりに興味がある方は、ぜひカツデンの手すりの導入も検討してください。















