

「巾木の色を白にすると後悔する」という意見を聞き、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。白い巾木には多くのメリットがある一方、デメリットも存在します。
本記事では巾木の色を白にすると後悔する理由について解説します。また、白にするメリットや、グレーや黒系の色にするメリット・デメリットもまとめました。
本記事を読むことで、巾木の色に関する悩みを解決できます。新居の巾木の色に悩んでいる方はぜひお読みください。
巾木は色が重要な理由

写真:オレフィンシートラッピング巾木(W1形状)
ネット出典:アルプス株式会社
巾木の色は慎重に決める必要があります。
なぜなら、巾木の色をどうするかで部屋全体の印象も大きく変わるためです。部屋の中で巾木が占める面積割合は多くありませんが、それでも合わない色を選ぶと違和感が強くなり、なんとなく落ち着かない部屋になってしまいます。
巾木の色は壁と床、いずれかに合わせることが多いです。
壁と色味を合わせると、壁が広がる感覚になりますし、床と合わせると、床が広がる感覚になります。どちらを強く印象づけたいかを元に選択すると選びやすいと思います。
また、あえて壁とも床とも合わせない選択肢もあります。どちらにも合わせないことで、巾木が目立つようになり、空間のアクセントになります。
巾木の色を白にすると後悔する理由

写真:fitbase lite 後付樹脂巾木
ネット出典:森田アルミ工業
巾木の色を白にすると後悔する理由を解説します。
特にこだわりがない場合、壁のクロスに合わせて巾木を白にするケースは少なくありません。というのも、前述の通り、空間を広く見せる効果が期待できるためです。
白い巾木には次のようなデメリットがあり、注意が必要です。
- 汚れが目立つ
- 傷が目立つ
- 安っぽく見える場合もある
ひとつひとつのデメリットについて詳しく解説します。
汚れが目立つ
巾木を白にすると汚れやホコリが目立つようになります。
せっかく美しい巾木を選んだのに、汚れが目立ってしまって台なしだと感じる可能性があります。汚れが気になって掃除の頻度が増えてしまう場合もあります。
巾木の掃除は意外と面倒です。掃除機だと上部に溜まるホコリを取り切れないこともあります。また、ロボット掃除機の場合、普通の巾木では確実にホコリを除去できません。
巾木を綺麗にするには、ブラシでホコリを落として、タオルで水拭きする必要があります。
汚れが目立つのは白い巾木の代表的なデメリットです。
傷が目立つ
白い巾木は傷が目立つのもデメリットです。傷が増えると、部屋全体も汚らしく感じます。
巾木は傷が付きやすいので注意が必要です。掃除機をぶつけたり椅子の足をぶつけたりすると、傷が付いたり剥がれてしまったりする恐れがあります。
巾木に傷が付かないよう注意して生活するのは大変です。
また、補修アイテムを使えば多少の傷は消すことができますが、手間がかかります。
安っぽく見える場合もある
巾木を白にすると、なんとなく安っぽく見えてしまうこともあります。
白だから、というよりは色が部屋に合っていないのが原因の可能性があります。他の家具やインテリアから巾木が浮いてしまっている状態です。
白の巾木は、無骨な雰囲気の家具や部屋と相性が悪い場合があります。一方で、子ども部屋のようなポップでかわいい空間には合いやすいです。
巾木のカラーは部屋全体の雰囲気に合わせることが大切です。
巾木を白にするメリット

写真:ソフト巾木
ネット出典:相信商事株式会社
巾木を白にした場合のよくある後悔パターンを紹介しましたが、白の巾木にも当然メリットはあります。
巾木を白にするメリットは次の2つです。
- 明るくて清潔感がある
- 部屋が広く見える効果がある
ひとつひとつのメリットについて詳しく見ていきましょう。
明るくて清潔感がある
巾木を白にすると明るい雰囲気になります。白は光を反射しやすいためです。
また、白にすると清潔感も生まれやすくなります。「白といえば清潔感」というイメージを持つ人が多いためです。ただし、汚れてくれば当然清潔感は損なわれてしまいます。
清潔感を保つには掃除を定期的に行わないといけません。
部屋が広く見える効果がある
これは、巾木を白にした場合というよりも、巾木と壁を白で統一した場合のメリットです。大きな面積の部分に白を使うと部屋が広く見えます。
なぜなら白は膨張色だからです。色には膨張色と収縮色があります。
白は膨張色に該当します。膨張色は実際のサイズよりも大きく膨らんでいるように見せます。一方で、黒は収縮色と呼ばれ、小さく縮まっているように見せます。
部屋を広く見せたいなら、なるべく白を多くするのがポイントです。反対に、部屋を引き締まった雰囲気にしたいなら、黒を増やすことをおすすめします。
そもそも巾木って必要?

写真:ソフト巾木 60 HB-3
ネット出典:FLOOR
「巾木レス」というワードで近年は要望が増えていて、実際に巾木がない住宅が増加しています。巾木をなくすと圧迫感が減ります。シンプルな空間を作れるメリットはあるものの、ほとんどの住宅メーカーではおすすめされていません。
なぜなら、巾木は住宅にとって重要な役割を担っているためです。
まず、巾木は壁と床の隙間を埋めています。壁と床の間には少し隙間が空いており、巾木がないとここにゴミが溜まってしまいます。
加えて、巾木は壁が汚れたり傷ついたりするのを防ぐためにも必要です。掃除機やキャスターつきの椅子が壁に当たると、壁が汚くなってしまいます。
巾木レスを実現するためには、精度良く大工工事を行うこと、床材や壁材をきれいに施工すること、巾木レス用の特殊な設計や商品が求められることが挙げられます。それらに対応できる職人が少なく、毎回安定して精度高く工事・施工できるとは限らない点を考慮する必要があります。
巾木の圧迫感が気になるのであれば、なるべく薄い巾木を選ぶことをおすすめします。スチールなどの金属の巾木は、厚さが1mm未満など薄い場合も多いです。
巾木の色をグレーや黒系にするメリット

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
塩化ビニルのソフト巾木やスチール巾木の場合、さまざまな色の製品があります。
白にすると汚れや傷が目立ちやすいデメリットがあると解説しました。「それならグレーや黒系の色にするのはどうなのか?」と思う方もいるかと思います。
巾木の色をグレーや黒系にするメリットは次の3つです。
- アクセントになる
- 空間を引き締められる
- 汚れが目立ちにくい
ひとつひとつのメリットについて詳しく見ていきましょう。
アクセントになる
壁の色が白系の場合、白から遠いグレーや黒系の色にすることで巾木が目立つようになります。その結果、巾木が部屋の良いアクセントになってくれる場合があります。
特に、背丈の高い巾木にすると壁と床の区分けをはっきりさせられ、アクセントとしてより機能します。
空間を引き締められる
先ほども解説しましたが、色には膨張色と収縮色があり、黒は収縮色に該当します。収縮色は空間を引き締める効果があります。
モダンで重厚感のある格好良い部屋を作りたい場合、巾木を黒にするのはおすすめです。
汚れが目立ちにくい
巾木は白よりも黒にした方が汚れや傷が目立ちにくいです。
ただ、もっとも汚れが目立たないのはグレーです。黒にすると今度は白っぽい汚れが目立ってしまいますが、グレーなら白い汚れも黒い汚れも目立ちにくくなります。
汚れが目立ちにくいと、部屋全体も綺麗な印象になります。掃除の頻度も減らせます。
巾木の色をグレーや黒系にするデメリット

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
巾木の色をグレーや黒にすると、少し冷たい印象を受ける恐れがあります。白い方が優しい印象にはなります。
かわいらしい雰囲気の部屋や子ども部屋には黒い巾木が合わない場合があります。
モダンで引き締まった雰囲気を出したいならグレーや黒がおすすめです。優しくてポップな雰囲気にしたいなら白がおすすめです。
巾木は色だけでなく素材も考える必要がある
巾木は色も大切ですが素材をどうするかも重要なポイントです。
巾木には無垢材などから作る「木巾木」や塩化ビニル(プラスチック)から作る「ソフト巾木」などがあります。
無垢材は高級感があるのに加え、ありのままの自然を感じられるのがメリットです。一方で、値段が高いことや、厚みがあるので掃除が大変なことがデメリットとして挙げられます。
「ソフト巾木」は値段が安いこと、カラーバリエーションがあることがメリットです。木目調のデザインにすることも可能です。一方で、強度が低いこと、見た目が安っぽいことがデメリットと言えます。
金属の巾木もおすすめできる理由
ステンレスやスチール、アルミといった金属の巾木もあります。金属の巾木はオフィスや店舗に設置されることが多いですが、一般住宅にもおすすめです。
金属の巾木はシャープな見た目と強度の高さがメリットです。また、薄い製品が多く、圧迫感が少ないのもメリットと言えます。
デメリットは値段が高いことです。これは一般住宅の導入事例が少ない理由のひとつです。
スチール巾木は塗装で色を変化させられる
アルミやステンレスの巾木はカラーバリエーションがない場合が多いですが、スチールは塗装で色を変えられます。
金属には塗装できるものとできないものがあります。ステンレスやアルミは塗装が難しいですが、スチールは問題なく可能です。塗装の1番の目的はスチールを錆びから守ることですが、見た目を変えられるというメリットもあります。
また、スチールはステンレスに比べれば値段が安いのもメリットです。
カツデンのスチール巾木『ハバテツ』は3色から選択可能

カツデンはスチール階段をはじめとするスチール製品を販売するメーカーです。カツデンでは、スチール巾木『ハバテツ』を販売しています。
スチール巾木はアルミやステンレスよりも珍しいです。一般住宅向けのスチール巾木を提供するメーカーはほぼありません。
金属の巾木は値段が高いのがデメリットです。しかし、『ハバテツ』は500円/m〜と金属の巾木の中では破格の値段となっており、一般住宅にも導入しやすいです。
『ハバテツ』には3色のバリエーションがあります。塗装によって色を変えられるのはステンレスやアルミにはないメリットです。住宅の雰囲気に巾木の色を合わせられます。
高級感があり、スタイリッシュな雰囲気が伝わってくるのも『ハバテツ』の魅力です。部屋のインテリアの格を上げるのに一役買ってくれます。
巾木のデザインはI型/J型の2種類があります。高さは30mm・60mm・100mmから選べます。厚さはわずか0.8mmしかなく、圧迫感を最小限にしているのもポイントです。また、薄いのでホコリが溜まりにくいのもメリットと言えます。
金属の巾木に興味がある方は、カツデンの『ハバテツ』もぜひご検討ください。
まとめ
本記事では「巾木の色を白にすると後悔する理由」について解説しました。巾木の色は部屋の印象を左右するので、慎重に決めることが大切です。
白い巾木には、部屋が明るくなるなどのメリットがあります。一方で、傷や汚れが目立ちやすいのがデメリットです。メンテナンスや掃除の手間がかかることを知っておきましょう。
また、白い巾木が住宅のイメージに合わないこともあります。住宅のイメージやコンセプトを踏まえて、巾木の色や素材を選ぶことが重要です。
巾木の色はグレーや黒系にするのもおすすめです。収縮色には空間を引き締める効果があります。また、グレーの巾木は特に汚れや傷が目立ちにくいです。
巾木は色だけでなく素材をどうするかも大切です。素材によって巾木の雰囲気や掃除の手間が変わります。
スチール巾木はアルミやステンレスと違い、塗装で色を変更できるのが特徴です。カツデンのスチール巾木『ハバテツ』は3色から選ぶことができます。また、値段が比較的安いことなど、スチールならではのメリットもあるので、ぜひ購入をご検討ください。















