

主張が少なく空間に自然と馴染んでくれる巾木を選びたい、と考える方もいるのではないでしょうか。そのような方には、スリムな巾木をおすすめします。
本記事ではスリムな巾木のメリット・デメリットを解説します。また、おしゃれな巾木を選ぶためのポイントについてもまとめました。
本記事を読むことで、どのような巾木を選べば良いのかが理解できます。新居の巾木を検討中の方や、巾木のリフォームを考えている方はぜひお読みください。
巾木は住宅に必要?なくすことのデメリット

写真:流行りの「巾木なし」デザインの落とし穴!
ネット出典:根上建築
スリムな巾木を求める方の中には、「そもそも巾木は住宅に必要なのか?すっきりした部屋を目指したいからなくしたい」という方もいるかもしれません。
近年では巾木を設けない「巾木レス」の住宅も増加しています。巾木をなくすことですっきりした部屋を目指せます。ただし、ほとんどの住宅メーカーではおすすめされていません。巾木をなくさない方が良い理由は次の3つです。
- 壁が汚れたり傷ついたりしてしまう
- 壁と床の間に隙間ができてしまう
- 難易度が高く対応できる業者が少ない
ひとつひとつの理由について詳しく見ていきましょう。
壁が汚れたり傷ついたりしてしまう
巾木がないと、壁が汚れたり傷ついたりするリスクが高くなります。
たとえば、濡れた雑巾で床を拭いている際、雑巾が壁に当たってしまうと、壁にシミが残ってしまう可能性があります。
また、掃除機やキャスター付きの椅子などが直接当たってしまうと、壁紙がめくれ上がってしまう可能性もあります。
塗り壁や白いクロスの場合、汚れや傷のリスクがさらに上がります。
壁と床の間に隙間ができてしまう
巾木は、壁と床の間の隙間を埋める役割も果たしています。壁と床の取り合いには基本的に、少しだけ隙間が空いています。
金属や木材は、気温や湿度で膨張・収縮する場合があります。膨張しても問題がないよう、床と壁の取り合いには少し隙間を空けるのが一般的です。
また、タイルなどは膨張・収縮をしませんが、精度よく床を張るのは非常に難しく、いずれにせよ隙間を空けないといけなくなります。
隙間をそのままにするとゴミが溜まってしまうため、巾木で埋める必要があります。
難易度が高く対応できる業者が少ない
巾木をなくして施工するのは難易度が高く、対応できる業者も少ないです。
巾木レス用の特殊な設計・商品が必要ですし、床材や壁材をきれいに施工するのも至難の業です。毎回安定して精度高く工事・施工できる業者は限られてしまいます。
また、難易度が高いとそれに伴って建築費用も高くなってしまいます。
以上の理由から、圧迫感を減らしたいからといって巾木をなくすのはおすすめできません。
スリムなタイプの巾木を付けるのがおすすめ

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
巾木をなくすよりも、スリムなタイプの巾木を付けるのがおすすめです。
ただし、木で作られる巾木は、3〜9mm程度の厚さがあるのが一般的です。スリムなタイプは「ソフト巾木」と呼ばれる塩化ビニルで作られるものが中心です。「ソフト巾木」は厚さが1.5mm〜3mm程度の場合が多いです。
また、アルミやステンレス、スチールなどの金属で作られた巾木もあります。金属巾木もスリムな製品が多いです。製品の数は金属巾木の方が少ないですが、意匠性に優れているなどメリットがあるので、スリムなタイプが良いなら検討してみることをおすすめします。
スリムな巾木のメリット

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
スリムな巾木のメリットは次の4つです。
- すっきりした部屋になる
- インテリアの邪魔にならない
- ホコリが溜まりにくい
- おしゃれなデザインの製品が多い
このようなメリットに惹かれる方は、スリムなタイプを検討してみましょう。ひとつひとつのメリットについて詳しく解説します。
すっきりした部屋になる
スリムな巾木を選択することで、部屋がすっきりした印象になります。巾木がノイズになりにくいので、落ち着ける空間になります。
また、巾木が薄いと家具を壁に近づけられます。デッドスペースが減ることもあって、より広々とした印象になります。
インテリアの邪魔にならない
スリムな巾木は主張が少ないため、インテリアの邪魔になりにくいです。そのため、どのようなデザインの部屋とも合いやすいと言えます。
家具の種類や部屋のレイアウトを変えても、巾木が浮いてしまうことが少ないです。そのため、模様替えもしやすいです。
ホコリが溜まりにくい
スリムな巾木はホコリが溜まりにくいのもメリットです。
厚みのある巾木は上部にホコリが溜まってしまいます。せっかく意匠性に優れた巾木を選んだのに、ホコリが溜まってしまっては魅力が薄れてしまいます。
巾木の掃除は意外にも面倒です。掃除機でホコリを吸い取る際はヘッドを交換しないといけません。また、ロボット掃除機では、巾木の上のホコリを取り切ることは基本できません。
薄い巾木であればホコリが溜まりにくく、掃除の手間を省くことが可能です。
おしゃれなデザインの製品が多い
スリムな巾木には、デザイン性を重視したおしゃれな製品もあります。細部のデザインや塗装までこだわり抜かれた製品が多いです。
巾木は、単に壁を守るためのものではありません。部屋の格を一段階高めてくれるものでもあります。そのため、デザイン性も重視して巾木を選ぶことをおすすめします。
スリムな巾木のデメリット

写真:ソフト巾木は瞬間接着剤で簡単に修理できます。
ネット出典:鶴川ハウス通信
スリムな巾木のデメリットは次の2つです。
- 壁の保護機能が弱い
- 強度が低い(ソフト巾木の場合)
スリムな巾木の購入を検討している方は、これらの点には注意しましょう。ひとつひとつのデメリットについて詳しく解説します。
壁の保護機能が弱い
スリムな巾木は当然ながら壁の保護機能が弱いです。
巾木の主要な役割は、壁を汚れや傷から守ることです。しかし、巾木が薄いとロボット掃除機や椅子の背もたれ部分が壁に当たりやすくなるので、気をつけないといけません。
強度が低い(ソフト巾木の場合)
ソフト巾木は値段が安いですが、塩化ビニルというプラスチックでできているため強度が低いです。長く使用すると、傷が目立ったり、剥がれたりすることもあります。ソフト巾木は、定期的なメンテナンスが必要になることを覚えておきましょう。
同じスリムなタイプでも、アルミやステンレス、スチールといった金属巾木は強度が高いです。その分値段は高いですが、強度を重視するなら金属巾木がおすすめできます。
おしゃれな巾木を選ぶポイント

写真:ミニ巾木スリム
ネット出典:フクビ化学工業株式会社
続いて、おしゃれな巾木を選ぶポイントを紹介します。巾木は厚さ以外にも重視したい点がいくつかあります。
おしゃれな巾木を選ぶポイントは次の3つです。
- 壁や床との相性を考える
- 巾木の素材について考える
- 住宅のコンセプトに合わせる
ひとつひとつのポイントについて詳しく見ていきましょう。
壁や床との相性を考える
巾木は厚さも大切ですが、同じくらい色も大切です。巾木の色が部屋のインテリアに合わないと、落ち着かない空間になってしまいます。
巾木の色は壁か床と合わせることが多いです。たとえば、壁が白なら巾木も白にすることで、統一感が出てすっきりした印象になりますし、空間を広く見せる効果も期待できます。
特にこだわりがない場合は、クロスに合わせて巾木を白にする場合も多いです。ただし、白で統一すると、シンプルすぎて引き締まらない印象になるケースもあります。
また、あえて壁とも床とも色を合わせない手もあります。たとえば、壁が白なら巾木を対照的な色の黒にすることで、巾木が部屋のアクセントになり、引き締まった印象になります。
巾木を空間に溶け込むようにしたいのか、アクセントにしたいのかで、選ぶべき色が変わります。
巾木の素材について考える
巾木は素材も大切な要素のひとつです。
スリムな巾木には、塩化ビニルというプラスチックで作られるソフト巾木と、アルミやステンレス、スチールから作られる金属巾木の2種類があります。
ソフト巾木は値段が安いことや、柔らかくて施工しやすいこと、カラーバリエーションが豊富なことがメリットです。ただし、プラスチックなので安っぽさが出てしまいやすいです。
一方で金属巾木は、高級感があって美しい見た目をしています。金属巾木を設置することで、部屋全体が引き締まった雰囲気になります。
デザイン性を重視するなら金属巾木がおすすめです。ただし、特注で制作する場合は値段が高く、一般住宅には設置しにくい場合もあるのが難点です。
金属の中ではスチール巾木が比較的値段が安く、一般住宅にも導入しやすいのでおすすめです。スチールは加工しやすくてコストを抑えやすいこと、塗装が前提となるためカラーを変更できることがメリットです。
住宅のコンセプトに合わせる
巾木のデザインは住宅のコンセプトを踏まえて選択することが大切です。
たとえば、「モダンな雰囲気にしたい」という場合は、木や塩化ビニルの巾木よりも金属巾木の方がマッチしやすいです。
住宅のコンセプトがしっかり固まっていれば、巾木に限らず、内装や家具選びに悩むことがなくなります。
カツデンのスチール巾木『ハバテツ』は厚さがわずか0.8mm

カツデンではスチールの巾木『ハバテツ』を提供しています。スリムで主張が激しくない巾木を探している方に特におすすめの巾木です。
『ハバテツ』は厚さが0.8mmしかありません。巾木の主張が少ない分、どのような空間にも自然に溶け込んでくれます。滑らかな塗装も美しく、部屋の格を高めてくれます。
特に、スチール階段やスチール家具がある住宅との親和性が高いです。他のスチール製品と『ハバテツ』を合わせて採用すれば、住宅全体をモダンな雰囲気に統一できます。
また、金属巾木の中では値段が安いのも大きな特徴です。500円/m〜と、一般住宅にも無理なく導入できる価格帯となっています。ステンレスではなくスチールを採用することで、値段を抑えることに成功しています。
スチールなのでソフト巾木と違って強度も高く、安心して長く使えます。
デザインはI型/J型の2種類です。カラーバリエーションも3種類あるので、住宅のコンセプトや部屋のイメージに合ったものを選択できます。
このような魅力がカツデンの『ハバテツ』にはあります。スリムな巾木を設置したいと考えている方は、『ハバテツ』もぜひご検討ください。
まとめ
本記事ではスリムな巾木のメリット・デメリットを解説しました。スリムな巾木はどのような特徴を持っており、どのような方におすすめなのかご理解いただけたかと思います。
スリムな巾木は意匠性に優れているのが特徴です。主張が激しくないので空間に溶け込みやすく、どのようなインテリアの部屋にも比較的合いやすいと言えます。
一方で、スリムだと壁の保護機能が弱かったり、強度が低かったりする点には注意が必要です。とはいえ、ソフト巾木と違って金属巾木なら、薄くても強度は高くなります。
また、部屋のすっきり感を重視して巾木をなくすのは、基本的にはおすすめしません。巾木がないと、壁が汚れたり傷が付いたりするリスクが高まります。部屋をすっきりさせたいなら、できるだけ薄い巾木を付けることをおすすめします。
カツデンの『ハバテツ』はデザイン性に優れており、厚さも0.8mmと非常に薄いです。金属巾木の中でも値段が安く、一般住宅にも無理なく導入できます。
スリムな巾木をお探しの方は、カツデンの『ハバテツ』もぜひご検討ください。















