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2025.04.10 コラム

ガレージの設置費用はどのくらい?安くするポイントも解説!

この記事の監修

二級建築士 一級建築施工管理技士/課長 紀熊
二級建築士 一級建築施工管理技士/課長紀熊

ガレージの設置費用がどの程度かかるのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。ガレージを設置する場合、本体だけでなく組立費用や基礎工事費用などもかかってきます。トータルの費用を確認したうえで、製品を選ぶ必要があります。

本記事ではガレージの設置費用について解説します。設置費用を安くするポイントやガレージのメリットについてもまとめました。

本記事を読むことでガレージの設置費用について理解でき、安心して設置準備を進められるようになります。ガレージの設置を検討している方はぜひお読みください。

ガレージの費用相場


写真:電動開閉ガレージ タフレージ[WG]
ネット出典:イナバ物置

ガレージの費用相場について、エクスショップ(ガレージなどの住宅製品のネット販売を行っているサイト)を参考にまとめました。

ガレージの料金帯(工事費込の価格・税込) 件数
50〜100万円 49件
100〜150万円 72件
150〜200万円 51件
200〜250万円 25件
250〜300万円 2件
300万円〜 40件

※2025年3月1日時点

参考:エクスショップ 車庫・ガレージ

工事費込みで50万円以下のガレージ製品はありませんでした。50〜100万円でもほとんどがバイク用で、車1台用(幅2,000mm〜4,000mm)が少しある程度です。

100〜150万円になると車1台用がメインになり、2台用も(幅5,000mm〜8,000mm)少しあります。150〜200万円、200〜250万円だと2台用が増えてきます。

ガレージは工事費込みで、おおよそ100〜250万円程度になることが多いと言えます。

各メーカーのガレージ製品の価格

各メーカーのガレージ製品の価格についてもまとめました。

メーカー・製品 台数 価格(税抜)
イナバ物置

アルシア(DR-3157HPA・一般型)

1台用 2,185,700円
2台用 3,604,700円
ヨドコウ

ラヴィージュ(VGC-2652・一般型)

1台用 502,200円
2台用 857,000円
タクボ

ベルフォーマ(SS-2753・一般型)

1台用 609,000円
2台用 1,099,000円
3台用 1,589,000円
LIXIL

スタイルコート(32-60・標準)

1台用 2,126,100円

製品によってガレージの価格は大きく差があることが分かります。

ガレージ設置にかかる費用の種類

ガレージ設置にかかる費用の種類について解説します。ガレージを設置する場合、次のような費用が発生することが多いです。

  • ガレージ本体費用
  • 基礎工事費用
  • 組立費用
  • 建築申請費用

発生するのは本体費用だけではないので注意が必要です。ひとつひとつのかかる費用について詳しく解説します。

ガレージ本体費用

本体だけなら安く感じる場合もありますが、実際は他にも工事費用などが多くかかるので、トータルの費用を確認することが重要です。

本体費用はガレージとしての性能や耐久力、デザイン性などによって異なります。シャッターが電動であったり換気扇や窓が設置されていたりすれば高くなることが多いです。

組立費用

業者にその場でガレージを組み立ててもらうための費用です。簡易的なカーポートならまだしも、ガレージを自分で組み立てるのはほぼ不可能なので、業者に依頼する必要があります。

ガレージを組み立てるには、以下のような流れが多いです。

設置場所にブロックを置いて、土台になる枠を組み立てます。そして柱や妻板を組み付け、更に壁パネル、屋根を組み付けていきます。最後に、シャッターや棚などを組み付けていきます。

構造が複雑なガレージの場合、組立費用もその分高くなる場合があります。

基礎工事費用

基礎工事とは、地面と建物のつなぎ部分にあたる基礎を造るための工事です。基礎工事をしないと、建物の重さや地震などによって一部分だけ沈んで傾いてしまう、といったことが起きる可能性があります。ガレージを設置する場合も基礎工事は必要です。

ガーデンアーツの価格表によると、基礎工事費用は45万〜55万程度となっています。業者によって基礎工事の作業内容や費用は異なるので、見積もり表を細かく確認しましょう。

参考:ガレージ価格表|ガーデンアーツ

建築申請費用

ガレージは建築物という扱いになるので、建築確認申請および建築完了検査申請が必要です。計画している建築物が建築基準法に適合しているか、建築完了した建築物が建築基準法に適合しているか、をそれぞれ審査してもらう必要があります。

詳しい申請方法は市町村によっても異なるので、役所に相談することをおすすめします。また、建築確認申請および建築完了検査申請には手数料がかかります。手数料は市町村によって異なります。東京の場合は次のようになっています。

床面積の合計 確認申請の手数料 完了検査申請の手数料
〜30㎡ 5,600円 9,900円
30㎡〜100㎡ 9,400円 11,000円
100㎡〜200㎡ 14,000円 15,000円

参考:建築基準法関係申請手数料 | 東京都都市整備局

ガレージ設置費用を安くするポイント


写真:シダーガレージ
ネット出典:J STYLE GARAGE

ガレージ設置費用を安くするポイントについて解説します。ポイントは次の4つです。

  • シンプルな作りにする
  • サイズを最小限にする
  • 複数社に見積もりを依頼する
  • 鉄骨造ではなく木造ガレージにする

ガレージは設置費用が多くかかってしまうのが難点ですが、これらのポイントを意識すれば、少しでも費用を抑えることが可能です。ひとつひとつのポイントについて詳しく解説します。

シンプルな作りにする

ガレージをシンプルな作りにすれば、その分費用を抑えることが可能です。ガレージに収納棚を設置したりデザインを凝ったものにすれば、その分高くなってしまいます。また、電動シャッターや窓、換気扇、照明などを取り付けるのも、高くなる要因になります。

ガレージの機能を減らせば本体費用だけでなく、組立費用も抑えられます。ただし、機能を減らせばその分不便になってしまうので、費用と利便性のバランスを取ることも大切です。

サイズを最小限にする

サイズを最小限にすればガレージの費用を抑えられます。基本的にガレージはサイズが大きくなるほど、本体費用も工事費用も高くなってしまいます。

同じ1台用のガレージであってもサイズは製品によって少し異なります。コンパクトカーなどを使っているのであれば、小さめのガレージでも問題ない可能性があります。

複数社に見積もりを依頼する

複数社に見積もりを依頼することも重要です。複数社に見積もりを取ってもらうことで、工事費用などの相場を把握でき、適切な費用を提示している業者を選べるようになります。

ただし、複数社に見積もりを依頼すると手間がかかってしまいます。とはいえ、ガレージは100万円前後する買い物ですし、多少の手間なら割に合う場合が多いと言えます。

なお、同じ業者であっても建築時期によって料金が変わる場合もあるので注意が必要です。

鉄骨造ではなく木造ガレージにする

鉄骨造ではなく木造ガレージを選択した方が費用を抑えられる可能性があります。ただし、鉄骨ガレージの方が優れている面もあるので注意が必要です。

鉄骨ガレージは耐久性が高いのがメリットです。また、水洗いでも綺麗になりやすく、メンテナンスの手間を抑えられる利点があります。ただし、費用は高くなってしまいます。

一方で、木造ガレージは費用を抑えられる点に加え、木の温もりを感じられる点がメリットと言えます。ガレージをまるで木の下にいるような落ち着ける空間にできます。ただし、雨や湿気で劣化しやすいことや耐久力が低いことなどデメリットもいくつかあります。

このあたりも踏まえて、ガレージの素材をどうするか検討することが大事です。

ガレージのメリット


写真:カポレージ
ネット出典:三和シヤッター工業株式会社

ガレージは設置費用こそかかりますが、その分多くのメリットがあります。代表的なメリットとして次の3つが挙げられます。

  • 車を風雨から守れる
  • 盗難リスクを減らせる
  • 収納場所や作業場所として使える

費用面だけを見てガレージを設置するか決めるのではなく、このようなメリットがあることも踏まえて検討してみましょう。ひとつひとつのメリットについて詳しく解説します。

車を風雨から守れる

ガレージは車を風雨から守ることができます。カーポートと違って屋根があるだけでなく壁もあるため、横殴りの雨も防ぐことが可能です。風雨だけでなく、雪や鳥のフン、紫外線からもしっかりと守ります。

ガレージを設置すれば、車の劣化を遅らせることが可能です。また、洗車の頻度も減らすことができます。愛車をしっかり守りたい方にはガレージがおすすめです。

盗難リスクを減らせる

ガレージを設置することは盗難リスクを減らすことにも繋がります。ガレージのシャッターに鍵をかければ、そう簡単には中に侵入できなくなります。盗難だけでなく、車上荒らしやいたずらの被害も防ぐことが可能です。

ガレージは確かに設置費用はかかりますが、盗難の被害に遭った場合の金銭的損失を考えれば、そこまで高くはないという見方もできます。

収納場所や作業場所として使える

ガレージはカーポートと違って一つのしっかりした建物ですので、単に駐車するだけでなく、収納場所や作業場所としても使うことも可能です。ガレージに棚を設置することで、車のメンテナンス工具や家の中には持ち込みたくないアウトドア用品を保管できます。

家の納戸が狭くて物を保管できない、という悩みもガレージによって解決します。また、ガレージはトレーニングルームや子どもの遊び場として使うことも可能です。雨や紫外線を気にしなくて良いですし、隣人から見えないのでプライバシーを守ることができます。

カツデンではカーハウス「CARKUREGA」も提供しています!

ガレージではありませんが、カツデンではカーハウス「CARKUREGA」を提供しています。「CARKUREGA」は「カーポート以上、ガレージ未満」がコンセプトとなっています。

「CARKUREGA」はガレージ同様に、車を駐めるだけでなくさまざまな活用が考えられます。屋根の下で遊んだり、BBQを楽しんだりといった使い方も想定しています。

また、ガレージは圧迫感が生まれてしまうのが難点ですが、「CARKUREGA」は少ないパーツで構成されているので、開放感があるのもメリットです。

また、ガレージやカーポートに比べてデザイン性も優れています。構造体はアルミではなく耐久力の高いスチールを採用し、細くてスタイリッシュなデザインを実現しています。更に、カツデンのスチール加工技術によって、溶接跡を目立たなくしているのも特徴です。

このようなガレージにはないメリットも多くあるのが「CARKUREGA」です。「ガレージだと理想から少し離れてしまう」という方は「CARKUREGA」もご検討ください。

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「CARKUREGA」詳細・価格>>

まとめ

本記事ではガレージの設置費用について解説しました。

ガレージを設置する際は本体費用だけでなく組立費用や基礎工事費用、建築申請費用がかかります。これらの費用も含めて確認したうえで、設置を検討する必要があります。

また、できれば複数社に見積もりを依頼し、どの業者がもっともコストパフォーマンスに優れているか調べることをおすすめします。

ガレージは設置費用こそかかるものの車を風雨からしっかり守れますし、盗難リスクを減せるという強みもあります。費用対効果が高いと感じる場合は、設置を検討してみましょう。

また、カツデンではカーハウス「CARKUREGA」を提供しています。ガレージに負けないくらいの利便性とデザイン性が特徴ですので、ぜひこちらもご検討ください。

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