皆さん、こんにちは。カツデン編集部です。
「薪ストーブを後付けしたい」
「後付けにはどれくらい費用がかかるの?」
このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。
薪ストーブの後付けには、少なくても50〜100万円程度は必要です。なぜなら、薪ストーブ本体だけではなく、煙突や断熱材の設置が不可欠なためです。
本記事では、薪ストーブを後付するときにかかる費用や選び方を解説します。本記事を読むことで、薪ストーブを後付けする具体的なイメージを得られるでしょう。薪ストーブを後付けしたい方は、ぜひ参考にしてください。
薪ストーブの魅力3選
薪ストーブの魅力は以下の3つです。
- リラックス効果がある
- 身体の芯から温まる
- 防災設備としても使える
薪ストーブには、ファンヒーターやエアコンにはない独自の魅力があります。それぞれ詳しく解説するので、チェックしてみてください。
リラックス効果がある
薪ストーブは実際に炎が燃えている様子を確認できるため、リラックス効果があります。炎には「1/fゆらぎ」と呼ばれる不規則な動きがあり、入眠効果やリラックス効果をもたらします。1/fゆらぎには、炎のほかにも心音や雨音などがありますが、日常的に再現するのは難しいでしょう。
その点、薪ストーブなら日常的にf/1ゆらぎを再現できるのが魅力です。リラックス効果のある家具や家電を設置したい方は、薪ストーブを導入してみてください。
身体の芯から温まる
薪ストーブはそれ自体が暖まることに加えて、煙突も高温になるため、部屋全体を暖められるのが特徴です。ファンヒーターは機器の前が一番温度が高くなりますが、薪ストーブなら部屋全体を暖められます。
薪ストーブは日の光のような柔らかい温かさが特徴なため、家族全員が長時間過ごすリビングに最適です。身体の芯から温まりたいなら薪ストーブがおすすめです。
防災設備としても使える
薪ストーブは電気を使っていないため、災害時にも使えます。薪ストーブの種類によっては料理ができるタイプがあり、防災設備としても使えるのが魅力です。エアコンは光熱費を使うため、災害時には電気が止まり暖を取れません。
しかし、薪ストーブなら電気を使わないため、災害時でも薪を燃やせば暖を取ることが可能です。防災のための設備を設置したいなら、薪ストーブの導入を検討しましょう。
薪ストーブを後付けするときにかかる費用
薪ストーブを後付けするときにかかる費用は以下のとおりです。
- 薪ストーブ本体の費用:20~100万円
- 煙突の費用:30〜50万円
- 工事費用:10〜50万円
薪ストーブ本体の費用はモデルや材質によって異なりますが、高価なものは100万円を超えることがあります。できるだけ安く抑えるには、複数のメーカーからカタログや資料を取り寄せて比較しましょう。
薪ストーブを後付けするには、煙突や断熱材の工事などのリフォーム費用がかかります。薪ストーブでは実際に火を使うため、安全面は節約せずにしっかりお金をかけるのがコツです。薪は無料で手に入る場合もありますが、購入する場合は費用を見積もっておきましょう。
薪ストーブを後付けする際は、最低でも60万円以上必要です。費用の相場をチェックしておくと、薪ストーブの価格を安く抑えられるでしょう。
薪ストーブを後付けするときの選び方3選
薪ストーブを後付けするときは、以下の3つをチェックしてください。
- 暖房方式で選ぶ
- デザインをチェックする
- 材質を確認する
3つのポイントをチェックして、後悔しない薪ストーブを選びましょう。
暖房方式で選ぶ
薪ストーブには、輻射式と対流式の2種類があります。輻射式はストーブ本体を温めて空間の温度を上げるため、シチューやピザなどの料理が可能です。日常的に料理を楽しみたい方は、輻射式の薪ストーブを選びましょう。
対流式はストーブで熱した空気を循環させて温める方法です。空気を循環させるため、吹き抜けのある間取りも暖められます。薪ストーブを後付けする際は、部屋やライフスタイルにあわせて種類を選びましょう。
デザインをチェックする
薪ストーブには、クラシックタイプとモダンタイプがあります。クラシックタイプは横型で伝統的な薪ストーブで、インテリアとしての役割も期待できます。クラシックタイプは部屋のアクセントとしても適しているので、薪ストーブを後付けして部屋の雰囲気を変えたい方にもおすすめです。
モダンタイプは縦型で小さいスペースでも置けるため、現代の部屋にもマッチしやすい薪ストーブです。薪ストーブを設置したいけれどスペースを取れない場合や、もともとの床面積が狭い際は、モダンタイプの薪ストーブの設置を検討してみましょう。薪ストーブを後付けする場合は、デザインをチェックして後悔しないようにしてください。
材質を確認する
薪ストーブの材質は主に以下の3つです。
- 鋼板
- 鋳物
- ステンレス
鋼板は熱が伝わりやすく温まりやすいのが特徴です。着火から安定するまでの時間が短くスムーズに使えるため、普段仕事が忙しくなかなか時間が取れない方にもおすすめです。
鋳物は温まるのに時間がかかりますが、なかなか冷めないため、温かい状態が持続します。
ステンレスは軽くてサビに強いのが特徴ですが、蓄熱性や耐久性では鋼板や鋳物よりも劣ります。手軽に薪ストーブを楽しみたいなら、ステンレスが適しています。薪ストーブによって材質が異なるため、それぞれの特徴をチェックして選びましょう。
薪ストーブを後付けするときの5つの注意点
薪ストーブを後付けするときは、以下の5つに注意してください。
- 薪を保管する場所を用意する
- 安全面を軽視しない
- 近隣住民に周知しておく
- 日常的に使うには手間がかかる
- 定期的にメンテナンスしなければならない
5つのポイントを押さえておけば、薪ストーブを後付けするのに後悔しないでしょう。
薪を保管する場所を用意する
薪ストーブを使うには乾燥させた薪が必要なので、保管する場所を用意しておきましょう。薪をしっかり乾燥させないと、煙や匂いの原因になり、近隣住民からクレームがくる場合があります。そのため、薪ストーブを設置するときは、保管場所をあわせて用意してください。
保管場所は屋外の風通しのよいところがおすすめです。薪ストーブに近い場所を選んで小屋を用意しましょう。
安全面を軽視しない
薪ストーブを後付けするなら、床や壁に断熱材を用意しましょう。薪ストーブは実際に薪を燃やしているため、周囲が高温になります。断熱材を敷いておかないと、高温に耐えられず資材が燃えたり劣化したりする場合があります。また、万が一薪ストーブが発火したときに対処できるように、近くには消火器を置いてください。
薪ストーブはエアコンとは違い、実際に火を使っているため、安全面を軽視しないことが大切です。薪ストーブを取り入れるなら、断熱材の使用や消化器の設置なども忘れないようにしましょう。
近隣住民に周知しておく
薪ストーブを使うときは煙や匂いが発生するため、事前に近隣住民に周知しておくとトラブルを防げます。しっかり乾かした薪を使わないと、煙突から有害な煙や匂いが発生する場合があります。また、風下に民家が複数あると、近隣住民からクレームがくることも少なくありません。
そのため、薪ストーブを設置するときは風向きをチェックすることが大切です。事前に、「今度、薪ストーブを設置する予定なんです」と伝えておくと、クレームを減らせるでしょう。薪ストーブの設置が決まったら、近隣住民からの理解を得られるように誠意を持って周知するのがおすすめです。
日常的に使うには手間がかかる
薪を集めるのに時間がかかるため、日常的に使う予定の方 は時間の余裕があるかどうかを考えましょう。薪は1時間に2〜3kg 必要なため、定期的に集めなければなりません。日中仕事をしている方は、なかなか薪を集めに行けず活用できないケースもあります。
薪ストーブを日常的に使うには手間がかかるため、ファンヒーターと併用するのがおすすめです。平日はファンヒーターを使い、休日に薪ストーブを使えば手間を減らせてストレスも溜まりにくいでしょう。
定期的にメンテナンスしなければならない
薪ストーブは定期的にメンテナンスしないと、燃焼効率の低下や火災が起こる可能性があります。薪ストーブ本体や煙突の掃除などメンテナンスする部分が多いため、ファンヒーターやエアコンよりも手入れの費用が高くなる傾向にあります。
薪ストーブのメンテナンスは専門業者へ依頼すると1回あたり2〜5万円必要です。最低でも1年に1回は煙突と薪ストーブの掃除をしなければならないため、負担が大きいと感じるかもしれません。
まとめ
写真:カツデン/薪ストーブ「HOMRA-ホムラ M638」
薪ストーブには、リラックス効果や防災設備として使える魅力があります。ただし、後付けするには費用がかかるため、複数のメーカーからカタログを取り寄せて比較するのが大切です。
薪ストーブを後付けするには、少なくても50万程度は必要です。断熱材や消化器などの安全設備を軽視すると重大な事故につながる可能性があるため、しっかりお金をかけて備えましょう。
「HOMRA-ホムラ M638」なら最小パーツまで分解できるため、移動しやすく後付けにもおすすめです。大きなガラス扉からは炎が燃える様子を確認でき、リラックス効果も得られます。薪ストーブを後付けしようと考えている方は、カツデンまでご相談ください。
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