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2024.11.10 コラム

薪ストーブとは?選び方やおすすめの製品について解説!

この記事の監修

インテリアコーディネーター/二級建築施工管理技士 池本 華絵
インテリアコーディネーター/二級建築施工管理技士池本 華絵

薪ストーブはどのような基準で選べば良いのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。薪ストーブは製品によって暖房性能やデザイン性、環境への負荷などが異なるので、何を重視するかを決めてから選ぶことが大切です。

本記事では薪ストーブの選び方についてまとめました。また、おすすめの薪ストーブについても紹介します。

本記事を読むことで長く愛着の持てる薪ストーブを見つけるコツが分かります。薪ストーブの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

薪ストーブとは?


写真:薪ストーブと焚き火で楽しむ火のある暮らし
ネット出典:ファイヤーサイド

薪ストーブとは、薪という木質燃料を使ったストーブのことです。エアコンやヒーター、石油ストーブなどさまざまな暖房器具がありますが、中でも薪ストーブは昔から使われています。昔はストーブといえば、薪ストーブを指していました。

その後、石油ストーブが主流になりましたが、最近また注目度が高まっています。薪ストーブは環境に優しく、電気代がかからない利点があるためです。

最近では幅広い薪ストーブ製品が販売されています。製品によって、サイズやデザイン、暖め方、材質などが異なります。また、薪ストーブの上で料理ができたり、やかんを置いてお湯を沸かしたりできる製品もあります。

薪ストーブと暖炉の違い

薪ストーブも暖炉も「薪を燃やすことで暖を取る」という点は共通しています。薪ストーブと暖炉の1番の違いは扉の有無です。

薪ストーブには扉がついており、薪を入れる際は扉を開けます。一方で暖炉には扉がなく、焚き火のように火の熱を直接感じることが可能です。薪ストーブにも扉がないタイプがありますが、一般的ではありません。

一見すると暖炉の方が暖かいと思われますが、実は薪ストーブの方が暖かくなりやすいです。暖炉は火の周辺は暖めてくれますが、部屋全体を暖めるのは厳しいです。

薪ストーブはストーブ自体を熱くして、熱を発生させることで部屋を暖めます。火だけが熱源になる暖炉と比べて、薪ストーブは熱を持つ面積が大きく、部屋全体を暖めるという機能において、薪ストーブはかなり優れています。

もちろん暖炉にも、薪が燃える音や匂いを直接感じられるなどメリットはありますが、上記の機能、導入しやすさを考えると薪ストーブに軍配が上がるでしょう。

もちろん暖炉にも、薪が燃える音や匂いを直接感じられるなどメリットはありますが、部屋で毎日使うものとしては薪ストーブの方が優れていると言えます。

薪ストーブのおすすめの選び方


写真:プランニング
ネット出典:ダッチウエストジャパン

薪ストーブのおすすめの選び方について解説します。薪ストーブ製品の多くは1度設置すると交換・移動が大変なので、後悔しないよう慎重に選ぶことが大切です。

薪ストーブを選ぶ際は次の5つに着目しましょう。

  • サイズ
  • 材質
  • 暖房方式
  • 燃焼方式
  • デザイン性

これらのポイントを意識して選べば、設置後に後悔することがなくなります。1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

1.サイズ

薪ストーブ製品にはさまざまなサイズがあります。

薪ストーブに関しては大きければ良いというわけではありません。大きい製品の方が、暖房性能は当然高くはなりますが、小さい製品でも薪ストーブは十分に暖かくなります。大きい製品だとむしろ、暖かくなりすぎる場合もあります。

加えて、薪ストーブは煙突も付いているので、大きいと圧迫感があります。

通常のリビングに設置するなら小型サイズでも十分です。吹抜け(1階の天井がなく、上下階がつながっている空間)に設置するなら、暖かくするために中型サイズが良いです。

2.材質

薪ストーブの材質は基本的に以下の2つです。

  • 鋳物(いもの)
  • 鋼板

ステンレス製の薪ストーブもありますが、キャンプ用の製品が多いです。材質によって薪ストーブの性能が変わってくるので、材質の特徴を覚えておきましょう。

各材質の特徴について見ていきます。

鋳物(いもの)

鋳物は古代より、武器や装飾品などで用いられた金属の成形方法です。加熱して溶かした金属を型に流し、冷やして固めることによって作られます。

鋳物のメリットは蓄熱性能が優れており、部屋の温度を長く保ってくれる点です。反面、暖まるのには時間がかかります。来客がある際は、早めに暖めておく必要があります。

また、さまざまなデザインの製品があるのもメリットです。一度溶かしてから型にはめ込むので、デザインの自由度が高いです。

鋼板

鋼板とは板状に加工された鋼(スチール)のことです。鋼は鉄に少量の炭素などを混ぜて作る合金であり、建材として幅広く使われています。

鋼板の薪ストーブは鋳物とは逆の性能を持ちます。つまり、暖まるのは早いものの、消化後はすぐに冷めてしまいます。夜寝る際に寒いと感じる場合もあるかもしれません。

3.暖房方式

暖房方式とは、どのようにして部屋を暖めるかということです。暖炉は火によって直接部屋を暖めます。薪ストーブは扉が付いているので、火では直接部屋を暖められません。ではどうやって暖めるのかというと、2つのやり方があります。

  • 輻射式
  • 対流式

2つのやり方の違いについて詳しく解説していきます。

輻射式

輻射式は薪ストーブの中でも数が多い方式です。薪が燃焼した熱でストーブ本体が熱くなり、発せられる遠赤外線によって部屋全体を暖めます。

包み込むような柔らかい暖かさがメリットです。また、薪ストーブの上で料理をしたりやかんでお湯を沸かしたりできる製品もあります。

デメリットは途中に家具などの障害物があると、遠赤外線が遮られてしまい、上手く暖まらなくなる場合がある点です。また、本体が非常に熱くなるので子どもの火傷には気をつけないといけません。加えて、周辺に燃えやすいものを置くと火事になる恐れもあります。

輻射式は置き場所には十分気をつける必要があります。また、狭い部屋には置きにくいです。

対流式

対流式は暖めた空気を部屋に送り込む方式です。薪ストーブに二重構造を作り、そこで空気を暖めています。対流式はエアコンと基本的には同じことをしています。

対流式のメリットは薪ストーブ本体は高温にはならないので、火傷の心配は少ないことです。また、火事の不安も輻射式と比べれば少ないと言えます。

デメリットは暖まるまで時間がかかることです。また、輻射式と違って天板で料理をすることはできません。

薪ストーブならではの魅力や利便性があるのが輻射式、子どもがいても安心して使えるのが対流式であると言えます。

4.燃焼方式

薪ストーブで薪を燃やせば煙が出て、煙突から排出されます。煙はそのままだと人体や環境に有害なので、薪ストーブ内で再度燃焼させます。2次燃焼・3次燃焼することで煙はほとんど燃え切り、綺麗な状態で排出することが可能です。この仕組みを燃焼方式と呼びます。

薪ストーブの燃焼方式は大きく次の2つがあります。

  • 触媒方式
  • 非触媒方式

2つの方式の違いについて詳しく解説していきます。

触媒方式

触媒方式はキャタリティック燃焼とも呼ばれています。触媒(キャタリティックコンバスター)を使用して二次燃焼を促す仕組みです。薪が燃えた際に発生する不燃焼ガスを触媒に通過させることで、再燃焼させて綺麗にします。

触媒方式のメリットは、煙が綺麗な無色になる点です。無色になる方が、ご近所さんから嫌がられることも少なくなります。

デメリットは触媒を2年程度で交換しないといけない点です。

非触媒方式

非触媒方式は触媒を使わない方式を指します。2次空気・3次空気を取り込むことで燃焼効率を高め、不燃焼ガスを綺麗にして排出します。

非触媒方式には製品によってさまざまな種類があります。

  • クリーンバーン燃焼
  • リーンバーン燃焼
  • ファイヤードーム燃焼
  • フレックスバーン燃焼
  • etc…

初心者にもおすすめしやすいのが、クリーンバーン燃焼方式の薪ストーブです。後ほど紹介するカツデンの薪ストーブも、クリーンバーン燃焼方式となっています。

クリーンバーン燃焼の場合、上部のバッフル板付近から空気を入れることで1次燃焼を行います。1つの空間で2次燃焼まで行うため、内部構造がシンプルになります。そのため壊れにくいうえに、メンテナンスも楽になります。着火がしやすいのも初心者向けな点です。

デメリットは、触媒方式に比べると若干煙に色が付いてしまうことです。

5.デザイン性

薪ストーブは暖房効率が良いだけでなく、見て楽しめるのも大きなメリットです。薪ストーブの中で燃える炎を見ると、心が落ち着きます。炎の揺らぎは、心臓の鼓動や波の音と同じリズムを持つためであると言われています。

リラックス効果をより高めるには、デザイン性にもこだわることが大事です。薪ストーブのデザインは、クラシックなものからモダンなものまで幅広くあります。

最近は、モダンな縦長タイプが人気を集めていますが、クラシックタイプも趣があります。デザインに関しては、住宅との相性を踏まえて選ぶことが重要です。薪ストーブを設置した後の部屋の様子をイメージしましょう。

カツデンの薪ストーブ『HOMRA』はデザインと機能性を重視したい方におすすめ

カツデンでは薪ストーブ『HOMRA』を提供しています。

カツデンはスチール階段を提供している会社であり、階段製造で培った金属加工技術が薪ストーブ開発でも活かされています。『HOMRA』はカツデンならではのシンプルなデザインと高い機能性が特徴であり、他の製品にはない魅力を持っています。

『HOMRA』はガラス窓が大きく作られているのに加え、透明度の高い日本製の耐熱強化ガラスを使用しているため、中の炎が見えやすくなっています。炎が燃えている様子を見るとリラックスできます。炎を見ながらゆっくりリビングで寛いだり、家族とごはんを楽しんだりすることが可能です。

また、『HOMRA』は薪ストーブのハンドルデザインまでこだわり抜かれているのも特徴です。シンプルかつ高級感を出せるハンドルになっています。ステンレスが標準ですが、オプションで真鍮とスチールを選ぶことも可能です。スチールは3色のバリエーションがあるため、住宅の雰囲気に合わせられます。

『HOMRA』はデザイン性だけでなく機能性にも優れています。1つのレバー操作で、1次・2次燃焼用空気を同時に調整可能です。レバーだけで部屋の温度をコントロールすることができ、薪を増やすことで温度調整する手間を省けます。

また、設置・移動がしやすいのも特徴の1つです。『HOMRA』は十分な強度を担保しつつも、パーツを細かく分解することができます。「この場所だと生活導線の邪魔になる」「もっと効率的に暖められる場所に置きたい」など、設置してみて初めて分かることもあるので、移動しやすさは重要なポイントです。

薪ストーブの選択に悩んでいる方は、ぜひ『HOMRA』もご検討ください。


HOMRA | KATZDEN

まとめ

本記事では薪ストーブの選び方について解説しました。薪ストーブはどのような基準で選べば良いのか、お分かりいただけたかと思います。

薪ストーブはエアコンなどの他の暖房器具にはない魅力があります。炎を見ることによるリラックス効果や、電気代を削減できる点は大きなメリットと言えます。

薪ストーブを選ぶ際は、サイズ・材質・暖房方式・燃焼方式・デザイン性の5つに着目すると良いです。特にデザイン性は薪ストーブを設置した後の満足感に関わってくるので、妥協せず好みに合うものを探してみましょう。

好みに合う薪ストーブが見つからない方には、カツデンの『HOMRA』をおすすめします。『HOMRA』はデザイン性・機能性を両立しているのが特徴です。薪ストーブの導入を検討している方は、ぜひ『HOMRA』にも目を向けてみてください。

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