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KATZDENブログ
2026.04.30 コラム

アイアン階段の代表的なメーカー6選!メリット、種類も解説

この記事の監修

二級建築士 一級建築施工管理技士/課長 紀熊
二級建築士 一級建築施工管理技士/課長紀熊

アイアン階段の設置を検討しており、代表的なメーカーを知りたい方もいるのではないでしょうか。また、そもそもアイアン階段にして良いか迷っている方もいるでしょう。

本記事では、アイアン階段の代表的なメーカーを6社紹介します。アイアン階段を設置するメリットや、アイアン階段の種類についてもまとめました。

本記事を読むことで、アイアン階段の代表的なメーカー・製品を知ることが可能です。アイアン階段に興味がある方はぜひお読みください。

アイアン階段とは?


写真:カツデン/シースルー階段「ObjeA」

アイアン階段とは、実際はアイアン(iron=鉄)ではなくスチール(steel=鋼)で作られた階段を指します。スチール階段、鉄骨階段と呼ばれることもあります。

ただ、すべてがスチールで作られているとは限らず、階段の構造体のみがスチールで、足を乗せる板の部分(段板)は木やガラスなど他の素材で作られている場合もあります。構造体がスチールであればアイアン階段と呼ぶ場合が多いです。

昔の住宅の階段は木で作られる場合が多かったですが、最近はデザイン性や開放感を重視してスチールで作ることも増えています。

アイアン階段(スチール階段)を専門に製造するメーカーもいくつかあります。

アイアン階段の構成要素

階段は足を乗せる板とそれを支える構造体で構成されているのが基本です。足を乗せる板は段板、段板を支える構造体はささら桁と呼ばれます。

画像のような木の階段の場合は、段板と段板の間をつなぐ蹴込み板がある場合が多いです。蹴込み板があると階段の下が見えなくなります。

アイアン階段の場合は、蹴込み板がないことが多いです。下の画像のアイアン階段にも蹴込み板がなく、階段下が見えるようになっています。

蹴込み板がないことで、階段が視界を遮らなくなって開放感が高まります。

蹴込み板がない階段は、シースルー階段と言われることもあります。蹴込み板がある階段は、箱階段と呼ばれることが多いです。


写真:カツデン/シースルー階段「ObjeA」

アイアン階段の種類


写真:カツデン/箱段板階段「Gradea」

アイアン階段はささら桁の種類によって、次の3種類に分けることができます。

  • 側桁階段
  • 力桁階段
  • 片持ち階段

アイアン階段はささら桁が露出しているため、ささら桁の位置やデザインは階段の印象を大きく左右します。

ひとつひとつの種類について詳しく見ていきましょう。

側桁階段

側桁階段は、段板の側面にささら桁があるものを指します。上記で紹介したアイアン階段はカツデンの『ObjeA』のセミクローズですが、こちらも側桁階段に該当します。

側桁階段はもっとも一般的な構造の階段と言えます。

力桁階段

力桁階段は、段板の側面ではなく下にささら桁がある階段を指します。桁は両端に2本の場合もありますし、真ん中に1本の場合もあります。カツデンの階段では、『ObjeA』のオープンや、DEROUSが該当します。

真ん中に1本しかない力桁階段の場合、すっきりしたデザインになるのが特徴です。

片持ち階段

片持ち階段は、ささら桁がない代わりに片側を壁に固定している階段を指します。ささら桁がない分、すっきりして無駄がない印象を受けます。カツデンの階段では、DANDELがこれに該当します。

まるで段板が宙に浮いているかのような不思議な見た目も特徴的です。

ただし、設計・製造・施工に関する技術や知識が必要になるため、コストが高くなってしまうこともあります。

アイアン階段のメリット


写真:カツデン/シースルー階段「FRIS」

アイアン階段には次の2つのメリットがあります。

  • デザイン性に優れている
  • 開放感を高められる

このようなメリットに惹かれる方はアイアン階段にすることをおすすめします。

ひとつひとつのメリットについて詳しく見ていきましょう。

デザイン性に優れている

アイアン階段はデザイン性に優れているのがメリットです。

スチールは塗装によって様々な質感を出せることが特徴です。また、強度が高いため細いデザインにすることも可能であり、アイアン階段はシンプルで洗練された印象を受けます。

アイアン階段は玄関ではなくリビングに設置されることも多いです。おしゃれなアイアン階段を設置すれば、リビング全体の雰囲気も良くすることができます。

開放感を高められる

アイアン階段は開放感を高められるのもメリットです。蹴込み板がない製品が多く、階段が視界を遮ることがないためです。

アイアン階段は吹抜けと組み合わせることで、開放感をさらに高められます。吹抜けとは、1階の天井がなく、上下階がつながった空間のことです。階段部分を大きな吹抜けにすれば、広々とした印象になり、気持ちよく過ごすことができます。

アイアン階段を提供しているメーカー6社

階段を提供しているメーカーは数多くあります。

その中でも、アイアン階段を提供しているメーカーを6社まとめました。

  • 1.カツデン
  • 2.横森製作所
  • 3.TAHARA
  • 4.デザインアーク
  • 5.AIネクスト
  • 6.アイチ金属

6社の特徴や代表製品について詳しく解説します。

1.カツデン

カツデンは、アイアン階段を中心とする住宅関連の金属製品を提供するメーカーです。アイアン階段を発売してから20年以上経ち、住宅用階段の実績がもっとも豊富と言えます。

モダンで開放感のある美しい階段を多く取り扱っています。シンプルで無駄がないデザインであり、リビングに設置することで開放感を高められます。

スタンダードな製品の『ObjeA』、木製段板が分厚く圧倒的な存在感を与えるデザインの『Gradea』、パーツを最小限にし低コストを実現した『FRIS』など多くの階段製品を提供しています。

カツデンは、スチールの加工技術が高く仕上げまでこだわり抜かれていることや、カスタマイズ性が高く希望に合わせて柔軟に対応できる点が強みです。

たとえば『ObjeA』では、階段の形状やささら桁、手すり、段板をカスタマイズできます。ささら桁や段板のカラーバリエーションも豊富です。また、複数のオプションもあります。

カツデンでは「顧客満足度アンケート」を毎年実施しています。2024年度のアンケートでは97.4%のお客様が「次も採用したい」と回答しています。このことからも、カツデンのアイアン階段の信頼性が高いことが分かります。

参考:2024年度 顧客満足度アンケート結果のご報告

カツデン

2.横森製作所

横森製作所はアイアン階段専門のメーカーです。「階段屋」を名乗っており、半世紀以上もアイアン階段を提供し続けています。

日本の超高層ビルの8割に採用されている実績を持ちます。ビルや施設向けの階段がメインですが、『システア』という住宅用階段も提供しています。

『システア』は横森製作所の合理化された生産ラインと、安全と品質を追求する姿勢、そして伝統の金属溶接技術が活かされた製品です。

『システア』はスタンダードな階段である『TH』、デザイン性に優れた階段である『EX』、美しいらせん階段の『R』など、5つのシリーズに分かれています。

カスタマイズ性も高く、ささら桁や段板、手すりなどの仕様や素材を選べます。また、フルオーダーカスタマイズを希望することも可能です。

横森製作所

3.TAHARA

TAHARAは「階段は自由に注文できる」という理念を元に、階段を提供している専門メーカーです。木製階段からアイアン階段まで幅広く提供しています。

快適さを追求している『COMFORT』、ハイセンスなデザインが特徴的な『SENSE』、シンプルでモダンな『STYLISH』、遊び心のあるデザインの『FUN』など、合計6つのセミオーダー製品に分かれています。

各セミオーダー製品はいくつかのシリーズにさらに区分分けされています。個性豊かな階段がそろっており、「階段は自由に注文できる」を体現しています。

TAHARAの公式サイトでは、階段の種類や素材、イメージから製品を検索できます。理想に合った階段を簡単に探すことができます。

TAHARA

4.デザインアーク

デザインアークは大和ハウスグループに属する会社であり、インテリアアイテムの販売や建築・内装工事を行っています。

デザインアークは三重とつくばに自社工場を設けています。各部材の切断から溶接・塗装まで、徹底した品質管理のもとで生産しています。

商品開発力が高く、新しい価値をもたらすオリジナル商品を多く開発しています。また、状況やお客様の好みに合わせて対応できる柔軟性も強みです。

デザインアークが提供するインテリアアイテムの中には、『室内用シースルー階段』という名前のアイアン階段もあります。流行の室内階段を、購入しやすい価格で提供しています。

デザインアークのアイアン階段は、カラーバリエーションが豊富なのが特徴です。スチール部分は6色から選べます。木の部分のカラーバリエーションに関しては9色もあります。

デザインアーク

5.AIネクスト

AIネクストはアイアン階段の専門メーカーです。

AIネクストはローコストを追求しているのが特徴です。組織運営のスリム化と広報活動のコストダウンを図ることで、低価格でアイアン階段を提供しています。それでいてデザイン性にも優れており、モダンで洗練された印象の階段製品が多いです。

AIネクストの『GRAND STYLE』は独特な見た目の片持ち階段です。スチールと木を組み合わせることで、単一素材ではなしえないデザイン・質感を実現しています。スチール階段でありながらあえてスチール部分は控えめにし、木の段板を強調する斬新なデザインです。

他には、『UNI-COOL』というスタンダードな製品を提供しています。さらに、『UNI-COOL』の仕様を絞り込み、価格を抑えた『UNI-COOL E』という製品もあります。『UNI-COOL E』は直線仕様に限定する代わりに、希望小売価格を65万円に設定しています。

AIネクスト

6.アイチ金属

アイチ金属は階段を始め、ドアやパーティションなどの建築部材を製造している会社です。

今まで紹介したメーカーは主にセミオーダーの階段製品を提供していますが、アイチ金属には製品がなく、すべてフルオーダー対応となっているのが特徴です。

フルオーダーでは階段の形状や素材など、すべてをまっさらな状態から決めていきます。セミオーダーでは対応が難しい独特なデザインの階段も、施工できる可能性があります。

ただし、完全に1から設計する分、コストが多くかかってしまう点には注意が必要です。

アイチ金属にはこの道を極めた職人が在籍しています。加工から仕上げに至るまで高度な技術を保有しています。

防水性とデザイン性に優れた左官塗材である、モールテックスにも対応可能です。モールテックスは無機質でコンクリートのような質感を持つのが特徴です。

アイチ金属には製品はなく、オーダーメイドでの製作に対応しています。

公式サイトには階段の施工事例がいくつか掲載されているので、参考にしてみてください。

アイチ金属

まとめ

本記事では、アイアン階段を提供する代表的なメーカーについて解説しました。各メーカーが提供している製品の種類などがお分かりいただけたかと思います。

アイアン階段は昨今人気を集めており、多くのメーカーが販売しています。コストの低さが強みであるメーカーもあれば、カスタマイズ性が強みであるメーカーもあります。

各メーカーがどのような特徴やこだわりを持っているか知ることは、製品選びのヒントになります。

アイアン階段は総じて、デザイン性に優れている点や開放感を高められる点などメリットが多いです。アイアン階段に興味を持った方は本記事も参考にしつつ、お気に入りの製品を見つけ、設置を検討することをおすすめします。

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