

住宅の巾木をおしゃれにしたいと考える方もいるのではないでしょうか。巾木の素材や色が変わると、部屋全体の印象も変化します。巾木は部屋の重要なパーツと言えます。
本記事では巾木をおしゃれにするポイントについて解説します。新居の巾木はどの色にすべきなのか、巾木をおしゃれにアレンジする方法などについてまとめました。
本記事を読むことでおしゃれな巾木を設置できます。新居の巾木のデザインを検討中の方や、今暮らしている住居の巾木をおしゃれにリメイクしたい方はぜひお読みください。
そもそも巾木とは?

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
巾木とは、壁材・床材という異なる材料が接する部分に付けられる見切り材を指します。見切り材は異なる仕上材が取り合う部分に設置される化粧材のことです。
一般住宅や店舗、オフィスなどの多くに巾木は設置されています。巾木は意外にもさまざまなデザインのものがあります。
巾木は実用性はもちろんのこと、おしゃれにも気を遣って選ぶことが大切です。巾木は部屋の中で占める面積が小さく、あまり目立たないように思われがちですが、部屋の印象を左右します。巾木が部屋に合っていないと居心地が悪いと感じてしまいます。
巾木の基本的な役割

写真:巾木/回り縁 – 造作部材
ネット出典:DAIKEN
部屋に合わない巾木を設置すると部屋全体が悪い印象になってしまうため、「巾木をなくしたい」と考える方もいるかもしれません。「巾木がない家」というのもありますが、あまりおすすめはできません。巾木は住宅にとって重要な役割を担っているためです。
巾木の基本的な役割は次の2つです。
- 壁と床の隙間を埋める
- 壁が汚れたり傷ついたりするのを防ぐ
ひとつひとつの役割について詳しく見ていきましょう。
壁と床の隙間を埋める
巾木は壁と床の隙間を埋めるためにまず必要です。
壁と床の間には、ほんの数mmですが隙間が空いています。金属や木材は、気温や湿度で膨張・収縮をするため、若干の隙間を設けることがあります。
また、隙間を要さないタイルなどの場合でも、精度良く床を張るには熟練の技術が求められます。それらを解消する、もしくはある程度の遊びを設けるために巾木を使って隙間を埋めるのです。
もちろん、巾木を使わずとも隙間を埋める方法もありますが、費用が追加でかかったり、職人の腕に依存することになるので、一概におすすめできるわけではありません。
壁が汚れたり傷ついたりするのを防ぐ
もうひとつの役割は壁が汚れたり傷ついたりするのを防ぐことです。
巾木がないと掃除機やキャスター付きの椅子などが壁に直接当たってしまい、汚れたり衝撃でヘコんだりする恐れがあります。
特に、塗り壁の場合や白いクロスの場合、汚れや傷のリスクは跳ね上がります。
巾木をおしゃれにするための色の考え方

写真:fitbase 後付アルミ巾木
ネット出典:森田アルミ工業
巾木をおしゃれにするにはまず、色をどうするかを考える必要があります。色が部屋と合っていないと、巾木が部屋から浮いてしまいます。
巾木の色の考え方は大きく3パターンあります。
- 壁と色を合わせる
- 床と色を合わせる
- アクセントにする
ひとつひとつのパターンについて詳しく解説します。
壁と色を合わせる
1つ目のパターンは壁の色と同じにすることです。たとえば、壁が白なら白の巾木で統一します。
壁と色を合わせることで巾木が一体化したような感じになり、すっきりした印象を受けます。巾木があまり目立たなくなるので、存在感を減らしたい場合にもおすすめです。
また、目の錯覚によって壁が広く見えて、天井が高くなったように感じられます。部屋の開放感を高めるのに一役買ってくれるのもメリットです。吹抜けのある空間の場合、より高さが強調されます。
床と色を合わせる
2つ目のパターンは床と合わせることです。たとえば、床がフローリングだったり木目調のフロアタイルを敷いていたりする場合は、木目調の巾木を選択して色を合わせます。
床と色を合わせることで、部屋全体が引き締まった雰囲気になります。
また、目の錯覚で今度は床面積が広がったように感じます。部屋を広く見せたい場合は、巾木を床と同じ色にするのがおすすめです。
アクセントにする
第3の選択肢として、壁とも床とも色を合わせないというのもあります。つまり、巾木を部屋のアクセントにするということです。
たとえば、壁が白、床が木目調のフロアタイルなら、巾木を黒や灰色などまったく違う色にします。こうすることで、巾木がかなり目立つようになります。
また、壁と床がはっきり分かれているように感じられ、部屋全体が引き締まって見えます。
巾木は素材によってもおしゃれ感が変わる

写真:【吉野杉】造作材/巾木
ネット出典:吉田製材株式会社
巾木は素材によってもおしゃれ感が大きく変わります。新居に設置する巾木を決める際は、素材ごとの使用感やデザインも知っておくことが大切です。
巾木は次の4種類の素材から作られることが多いです。
- 木(無垢材)
- 塩化ビニル
- アルミ
- スチール
ひとつひとつの素材の特徴やメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
木(無垢材)
木(無垢材)の巾木は単に「木巾木」と呼ばれており、一般住宅に多く導入されています。表面が加工されており、細い溝が付いている製品が多いです。
「木巾木」の特徴は厚みがあることです。製品によっては厚さが10mmを超えています。厚みがある巾木は壁を衝撃からしっかり守ってくれます。
ただし、その分圧迫感は強くなってしまいます。とはいえ、木ならではの温かみのある雰囲気や無垢材の高級感のある雰囲気が魅力的で、圧迫感が気にならないこともあります。
後述する「ソフト巾木」に比べると値段は高めです。無垢材は加工コストが多くかかってしまうため、値段はどうしても高くなります。
なお、無垢材ではない木で作られた巾木もあります。無垢材ではない分、コストを抑えられるのがメリットです。おしゃれの面では劣りますが、木の雰囲気は感じられます。
塩化ビニル
「ソフト巾木」と呼ばれる巾木で、同じく一般住宅に多く導入されています。塩化ビニルはプラスチックの1種です。
厚さは1.5mm〜3.0mm程度と「木巾木」より薄く、圧迫感が少ないのが特徴です。また、カラーバリエーションが豊富であり、住居のコンセプトやインテリアに合わせられます。
ただし、プラスチックなため安っぽく、おしゃれ感が低いのがデメリットです。また、強度が低いため剥がれやすく、長年使用すると見た目が悪くなってしまいがちです。
アルミ
種類は少なめですが金属の巾木もあります。金属の中ではアルミが多く使われています。アルミ巾木は森田アルミ工業などが販売しています。
メリットはおしゃれ感が高いことです。アルミは独特なやわらかい質感を持ちます。美しく、愛着が湧きやすいデザインです。
また、金属なので強度が高いのもメリットです。ただし、値段が高いのがデメリットです。
スチール
スチールの巾木を取り扱うメーカーはほとんどありません。2026年現在では、カツデンのみがスチール巾木を販売しています。
アルミ同様におしゃれ感が高いのがメリットです。加えて、スチールは塗装によってカラーの変更が容易なのもメリットと言えます。
また、アルミ同様に強度も高いです。薄くて圧迫感が少ない巾木にすることが可能です。
巾木をおしゃれにアレンジする方法

写真:巾木テープ
出典:Dream Sticker
すでに設置された巾木をおしゃれにアレンジしたい、という方もいるかと思います。また、巾木の塗装が剥がれてきているのでリメイクしたい方もいるのではないでしょうか。
そこで、巾木をおしゃれにアレンジする方法も紹介します。
巾木をおしゃれにアレンジする方法として次の2つが挙げられます。
- リメイクシートを貼る
- 新しい色に塗り替える
この2パターンのやり方とメリット・注意点について詳しく解説します。
リメイクシートを貼る
巾木用のリメイクシートが売られています。リメイクシートなら手軽におしゃれにできます。
リメイクシートの貼り方は簡単です。巾木を綺麗な状態にしたら、巾木よりも少し長めに切り端から少しずつ貼ります。地ベラなどを当てて、はみ出た部分をカットして完成です。
ポイントは空気が入らないように少しずつ貼っていくことです。もし空気が入ってしまったら、針で空気が入った部分を刺し、指でならすことで綺麗になります。
リメイクシートは短時間で貼れるのがメリットですが、注意点もあります。粘着力が強力な製品の場合、綺麗に剥がせず跡が残ってしまう場合もあります。
また、製品によっては薄くて元の巾木が透けて見えてしまう場合があること、凹凸のある巾木だと綺麗に貼れないこともデメリットとして挙げられます。
新しい色に塗り替える
リメイクシートを貼る方法は手軽ですが、跡が残ってしまったり元の巾木が透けてしまったりすることがあります。このようなデメリットが気になる場合は、ペンキやスプレーなどの溶剤で色を変更する手もあります。
一例として、ペンキを使う方法を紹介します。
巾木を綺麗な状態にしたら、マスキングテープを貼り、その上からペンキを塗ります。ペンキは2〜3度重ねて塗ることで、ムラがないようにします。塗装が終わったら、マスキングテープを剥がして完成です。
しっかり乾いたことを確認してから、2回目、3回目のペンキを塗る必要があります。そのため、時間がかかってしまうのがデメリットです。また、ムラがないように綺麗に塗るのも大変です。そのため、業者に依頼するのも選択肢の1つです。
巾木にホコリが溜まりにくいことも重要

写真:カツデン/鉄巾木「ハバテツ」
巾木の上部にはホコリが多く溜まってしまいます。そのため、定期的な掃除が大切です。
巾木の掃除はつい見逃してしまうことも多いです。また、高さのある巾木だとロボット掃除機がホコリを吸い取ってくれない場合があります。
巾木の掃除の手間を抑えたい方は、薄くて上部にホコリが溜まらないタイプの巾木を選びましょう。また、角が丸い巾木もホコリが溜まりにくいです。
カツデンの鉄巾木『ハバテツ』は見た目もおしゃれでおすすめ!

カツデンではスチール製の巾木である『ハバテツ』を提供しています。『ハバテツ』は機能性が高いのに加えて見た目がおしゃれなのが特徴です。
アルミの巾木を提供するメーカーはありますが、スチールの巾木は非常に珍しいです。スチールの巾木はモダンでスタイリッシュな雰囲気があります。
また、厚さが0.8mmしかないのも特徴です。巾木の圧迫感を限りなく減らせます。
スチールの家具を多く置いている場合は、巾木をスチールにすることで統一感を出せます。スチール製品が近くにない場合は、巾木が部屋の良いアクセントになってくれます。
『ハバテツ』はI型/J型の2デザインを用意しています。カラーバリエーションも3種類あり、住宅のコンセプトに合わせることができます。
さらに、コストパフォーマンスに優れているのもメリットです。『ハバテツ』は500円/m〜と金属の巾木の中では破格の値段となっています。
金属の巾木は店舗やオフィスに設置されることが大半で、一般住宅に設置される事例は少なかったのですが、『ハバテツ』は一般住宅にも導入しやすい値段となっています。
「おしゃれな巾木を導入したい」方は、カツデンの『ハバテツ』もぜひご検討ください。
まとめ
本記事では巾木をおしゃれにするポイントについて解説しました。巾木の色を決める方法や、巾木をおしゃれにアレンジする方法がお分かりいただけたかと思います。
巾木は部屋の印象を左右する重要なパーツであり、慎重に決めることが大切です。巾木の色を壁や床と合わせて統一感を出す手もありますし、まったく異なる色にしてアクセントにする手もあります。「巾木にどのような役割を持たせたいか」を考えるのがポイントです。
また、巾木は素材によってもおしゃれ感や実用性が大きく変わります。木(無垢材)や塩化ビニルの巾木を設置する事例が多いですが、金属の巾木もおすすめです。アルミやスチールは強度が高いうえに、デザイン性が高くおしゃれを重視する方に合っています。
カツデンの『ハバテツ』はデザイン性・コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。金属の巾木に興味がある方は『ハバテツ』もぜひご検討ください。















