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KATZDENブログ
2022.01.28 コラム

2022年トレンドカラーと2021年のトレンドカラー振り返り

こんにちは。販促企画部の編集担当です。

2022年がはじまり、心機一転という気分の方も多いのではないでしょうか?
1月ということで今回は2022年のトレンドカラーについてです。

トレンドカラーは毎年様々な企業が発表していますが、

1.アメリカの壁紙塗料メーカーBenjamin Moore(ベンジャミンムーア)
2.建築に限らず印刷物やWEBデザイン・製品の色指定に用いられるパントンカラーで有名なアメリカのPantone(パントン)
3.一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)による「今年の色、来年の色」

という有名な3社によるトレンドカラーをご紹介しながら、そのカラーが取り入れられている施工例があればご紹介していきます。

トレンドカラーの決まり方?

トレンドカラーは主に3つの企業が発表しています。
それぞれについて簡単にご紹介します。

Benjamin Moore(ベンジャミンムーア)


Benjamin Mooreは創業100年を超える、アメリカ発の最高級ペイントメーカーです。
誰でも塗りやすいということから売り上げが伸び、現在では約5,000を超えるペイントショップのほか、日本でも2010年にフラグショップがオープンしています。

また、約3,600色物豊富なカラーバリエーションを持ち、すべての色に名前もついていることから名前で決めるという人も多くいます。発表されるトレンドカラーは”壁紙”のトレンドカラーとされています。

PANTONE(パントン)


PANTONEは、世界的な色見本帳を出している企業。普段目にするブランドやお店のロゴなどにも使われ、特殊印刷の色指定でも有名です。

色指定では大日本インキが提供する「DIC(ディック)」も有名ですが、国外企業のロゴはPANTONE社の色味が使われています。
例えばTwitterの青い鳥は【PANTONE 2382C】、Amazonのロゴは【PANTONE1375C・PANTONE137U・PANTONE432C】の3色で構成されています。

アパレル業界をはじめとし、インテリアや工業デザインなど幅広い業界で色見本が使われており、世界共通の色見本として最先端を走っています。

日本流行色協会(JAFCA)


JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)は、カラートレンドの研究や発信、色に携わるコンサルティングなど、「色」にまつわる事業を行っている協会。「色で新しい価値を創造する」というビジョンのもと創立以来一貫して最新のカラートレンド情報の提供を中心に、セミナーや講座、トレンドカラーの受託制作などの事業を行っています。

JAFCAが発表するカラーは「テーマカラー」とし、ファッションなど特定なものに向けたモノではなく、その時々の時代・社会のムードを象徴する色を発表しています。

2021年のトレンドカラーはなんだった?

ではまず各社の2021年のトレンドカラーを振り返ります。

Benjamin Moore:Aegean Teal

ベンジャミンムーアの2021トレンドカラーは「Aegean Teal(エーゲ・ティール)」。
穏やかなグレーを基調としたブルーグリーンで、家の中に自然に取り入れられかつ家で過ごす時間が増えてきたときに、落ち着いた雰囲気にしてくれるカラーです。

実際に2021年はインテリア雑誌でもグリーンカラーの特殊が組まれたり、2020年に比べて壁紙・クロスの分類で検索数が大きく伸びるなど注目を浴びました。

PANTONE(パントン):Ultimate Gray・Illuminating

パントン社が選ぶ2021年のトレンドカラーは「アルティメット・グレイ(Ultimate Gray)」と「イルミネイティング(Illuminating)」という異例の2色を発表しました。

アルティメット・グレイは永続的な基盤をもたらす色で落ち着きや回復の思いを、イルミネイティングは生き生きとした輝くを放つ明るいイエローで、2つの組み合わせにより実用的かつポジティブなカラーになります。

階段としてはイエローは取り入れづらいものの、らせん階段のワンポイントにしたりとポイント使いで使うパターンが多いです。

[Modelia ワイヤー格子 特注センターポール別色(トラフィックイエロー)]

一方でグレーは2021年度昨年よりも増えたカラー。全体的なインテリアとしても使われていた以外に、階段にグレーを取り入れる施工例も多くありました。

[ObjeA セミクローズ ガラスDPG片手すり Uターン 半艶ブラック]


[ObjeA セミクローズ ガラス縦枠片手すり 特注パールグレー]

日本流行色協会(JAFCA):Zero White

そして最後の日本流行色協会が発表したテーマカラーは、純白の「Zero White(ゼロ・ホワイト)」。

2020年ですっかり変わってしまった生活を新たにする、はじまりの色であり希望の色のホワイトが2021年のカラーとなりました。
そして、「私たちは地球人として、人として、人生をどう生きるのか。過去に答えを探せない時代。2021年はゼロから考え行動する年になる。」という意味が込められているそうです。

ホワイトは階段の色としても、部屋の色調としても定番で人気の色。
全体的なホワイト色調の部屋から、階段だけホワイトにする施工例、そしてAthleticSeriesでもホワイトにするパターンも多い年でした。


[ObjeA ノコ ガラス縦枠片手すり ピュアホワイト]


[AthleticSeries DECOバブルズ・DECOツイスト・CUBE ピュアホワイト]

2022年のトレンドカラーは?

では今年のトレンドカラーは各社どんな発表をしたのでしょうか?

Benjamin Moore:October Mist

Benjamin Mooreが選んだ2021年のカラーは「October Mist(オクトーバー・ミスト)」。
近年さまざまな色味の緑がトレンドとなっていましたが、今回もそれに続くカラー。緑ではあるもののアースカラーの中では茶色に近いので、ニュートラルに使いやすい穏やかな色味です。
October Mistは「色を通して創造的な表現を促しながら静かに固定する、穏やかな色合いのセージ」と表現されています。

Color Trends 2022も色の組み合わせがしやすい、優しい組み合わせとなっていますね。

PANTONE:Very Peri


PANTONEが2022年の流行色(カラー・オブ・ザ・イヤー2022)として選んだのは、新色の「Very Peri(ベリー・ペリ)」で、少し紫がかった淡いブルーの色で「最も幸せで暖かいブルー」。

この色はカラー・オブ・ザ・イヤーのために「誠実さと不変性を持つブルー」と、「エネルギーと興奮を象徴するレッド」の2色を組み合わせて新色を作った、PANTONE社としては初めてのこと。

かつてない変化の世界に突入した今、PANTONE 17-3938 Very Periが選ばれたことで、信頼され愛されているブルーのカラーファミリーに新しい視点とビジョンがもたらされました。ブルーのさまざまな性質を包含すると同時に、紫がかった赤味を帯びるPANTONE 17-3938 Very Periは、勇気ある創造性と想像力のある表現を促す、元気で楽しい姿勢とダイナミックな存在感を見せます。
レアトリス・アイズマン、パントン・カラー・インスティテュート™ 、エグゼクティヴ・ディレクター

日本でも昔から紫は高貴な色として親しまれていますが、海外でもここ数年パープル寄りのピンクが人気がトレンドということですが、今回のカラーはオブジェやクッションのほかアクセントクロスなどでも流行りそうですね。


[カラーパレッド:BALANCING ACT]

日本流行色協会:Jolly Coral


JAFCAが発表した2022年のテーマカラーは、「Jolly Coral(ジョリーコーラル)」。「明るい希望を描く、光満ちるコーラル」です。

2021年の「ゼロ・ホワイト」という真っ白なキャンバスに、初めに描く色として明るく楽しく、希望に心躍る色として選ばれました。長く沈み停滞していた心にふわっと光が差すような鮮やかで軽い色、疲れた心身にビタミンと喜びをチャージしてくれる色として、ジョリーコーラルが選ばれました。


実は2019年にもオレンジが選ばれており、カラーは「Awakening Orange(アウェイクニングオレンジ)」。
この色に比べるとくすみオレンジに思えますが、カラーとしてはジョリーコーラルは蛍光色。

メイクのポイントなどファッション業界でトレンドとなりそうですね。

まとめ

2021年は世界的にどこか足踏みをしていた雰囲気から、カラーも安定感のある色味が選ばれていましたが、2022年はそこから飛び出したようなカラーが多く色として前へ進もうという気持ちが見えるものでした。

インテリアやファッションなど、トレンドカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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