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KATZDENブログ
2021.09.16 ライフハック

【前編】名古屋営業所移転プロジェクト。きっかけ~コンセプト編

はじめまして。
営業部の立川です。

設計職として入社し、入社8年目の時に東京で営業職に異動となり、その後名古屋へ転勤となり3年がたちました。
おいしい名古屋めしを食べまくり、いろいろと身に付いて来たと思います。
今回は、現在私が名古屋営業所長として携わっている、入社以来もっとも大きいプロジェクトのお話をします。
それは、「名古屋営業所の移転」です。
来年3月の移転予定に向けてまだまだ現在進行中なので、まずは前編として現在の名古屋営業所の事や、今回移転するにあたって考えたポイントなどをお話ししたいと思います。

1.名古屋営業所の過去と今

カツデンアーキテック-名古屋営業所-ブログ-2

当社の名古屋営業所は2005年に開設、カツデンアーキテックとしては東京・大阪に続く3番目の規模の営業所です。
その後2009年に1回目、2013年に2回目の移転をして現オフィスになり9年目。
場所は名古屋市中区にあり、最寄りは名古屋駅に次ぐターミナルの金山駅。
電車はもちろんのこと、車を使った営業活動もしやすく、交通の便が良いというメリットがあります。

おかげさまで、ここ数年の業績は順調に右肩上がりとなり、2020年度の売上は5年前の1.5倍以上となりました。
売上増加に伴って営業所のメンバーを増やしていたのですが、2013年に移転したときのメンバーは3人。
今やメンバーは2倍以上になり、レイアウトを工夫していたものの限界を迎え始めました。

そこで、さらなる人員補強可能なキャパシティの確保、働きやすさの向上、「近くで製品の実物が見たい」というお客様の声にお応えすることの3つを目的に、2020年10月に移転プロジェクトが始動しました。

2.カツデンアーキテックの営業所とは?

移転プロジェクトの始動にあたり、まず考えたのが「名古屋営業所をどのようなスタイルの営業所にするのか?」ということ。

考えられる営業所のスタイルは3つです。

【1.賃貸オフィス】
カツデンアーキテック-名古屋営業所-ブログ-3

ビルのワンフロアもしくはフロアの区画を借りるスタイルで、最も一般的と言えます。
当社でも11のうち9拠点がこの賃貸オフィスで、現在の名古屋営業所もこのスタイルです。

メリット
・駅から近いところにオフィスを構えることができる
・初期投資が安く済む
デメリット
・大きな製品の展示が難しく、カタログや製品のストックスペースが広く取れない
・営業車を所有する場合、オフィスとは別に駐車場の契約も必要になる

【2.一棟買い または 一棟借り】
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建物をまるごと買ったり借りたりするオフィスです。
大企業など1つの拠点に従業員が多いと、ビル1棟ごと1つの企業ということもあります。
中小企業でもショップを併設したり、来客が多い場合はこのスタイルが選ばれることがあるようです。
最近はコンビニ跡地がオフィスになっている姿を見かけたりもしますね。
現在、当社ではこのスタイルの営業所はありませんが、工場に併設している北関東営業所は、ある意味この形に近いです。

メリット
・フロアごとにショールームや執務室などゾーニングができる
・1つの建物内にその企業の社員しかいないため、セキュリティが安心
デメリット
・初期投資が高い
・価格や場所などの面で理想的な物件が出にくい

【3.自社保有物件を建設】
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3つ目は、土地を買って1から設計、建築するオフィス。
2021年6月に新規開設した静岡営業所が、当社初の自社保有物件の営業所です。

メリット
・企業のイメージに合ったデザインができて、内装も自由なプラニングが可能
・会社の資産として運用ができる
デメリット
・初期投資が高い
・駅近などの好立地の土地を購入することは難しく、交通便が悪くなる

3.新しい名古屋営業所の3ポイント

これらを踏まえて、新しい名古屋営業所をどうするか?
大きく3つのポイントに絞ります。

【1.営業所員が快適に働ける空間づくり】
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2019年に移転した東京本社のブログでも触れていましたが、移転前の東京本社と同様に、現在の名古屋営業所も雑然とした雰囲気になってしまっています。
仕事をする場として悪くはないものの、『美しく快適な空間づくり』を経営理念に掲げている会社としてはイマイチなオフィス環境です。
当社製品を提供しているお客様の住宅だけでなく、自分たちが働くオフィスも『美しく快適な空間』にします。

【2.ショールームスペースを作る】
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2011年に開設した仙台営業所以降はミニショールームを併設した営業所が多いですが、名古屋営業所は主力製品であるシースルー階段の展示すらしておらず、そもそも9年前の移転の時はお客様に製品を見ていただく事を想定していませんでした。
製品を展示してデザインやディティールを見てもらうだけでなく、実際に昇降したり触って体感できるショールームを設けたいと考えました。
顧客満足度アンケートやお客様との直接の会話内容でも、名古屋市内で製品の実物を見たいという声を多くもらっていました。

【3.デポ機能を持たせる】
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名古屋営業所は、カツデンアーキテックの国内工場がある埼玉・島根の中間あたりの位置にあります。
どちらの工場で製作しても納期が大きく変わらないメリットがある一方で、両工場分の配送日管理することで手間が増え、お客様からの細かい要望に応える事が難しくなっていました。
そこで、新しい営業所にはデポ機能を持たせて調整手間を削減したいと、常々思っていました。

4.営業所スタイルから土地決定

これらの3つのポイントを踏まえ、新しい名古屋営業所は【2.一棟買い】もしくは【3.自社保有物件】のどちらかにしようと思い、物件を探しました。

そしていくつか見たうち、最終的に現在の営業所からほど近い名古屋市中川区山王三丁目に決定。
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決めた名古屋市中川区山王三丁目は、

●現在の名古屋営業所で売上上位のハウスメーカーの事業所全てから車で15分以内である

●建物の計画がしやすい、高低差がない整形地である

●幹線道路から1本入った静かな環境である

●現オフィス最寄駅の隣駅で、所員も通勤に大きな影響がない

●名古屋駅から1駅、車でも15分のため、お客様にとってもアクセスが良い

と理想的な条件、予算もクリアし2021年1月に正式に土地の売買契約に至りました。
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こうして新しい営業所は、静岡営業所に続く2拠点目の自社保有物件の営業所となる事に。

新しい名古屋営業所に、ご期待ください

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土地が決まってから半年、プランニングの打ち合わせを重ね、8月に地鎮祭を執り行って無事に着工となりました。
まだまだ決めることは残っていますが、3つのポイントを軸にさまざまな要素を盛り込んでいるので、これまでのカツデンアーキテックにない面白い営業所に出来るのではとワクワクしています。

完成は2022年2月。
出来上がった営業所は後編で紹介します。
新しい名古屋営業所に、ご期待ください!

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