画廊のあるアート空間と太陽光溢れる温かな暮らし

---本日はよろしくお願いいたします！最初に、このお家のコンセプトを教えていただけますか？

玄関入ってすぐの階段がある1階部分は「画廊」をコンセプトにしています。当初1階に坪庭を作りたかったのですが、それが間取り的に難しく…。設計士さんのアイデアでアート仕立ての空間にデザインしていただきました。

---お家に入った瞬間のインパクトがすごいですよね！階段も大胆な中央配置にされていてすごいですね！

階段自体も作品の一種として捉えて中央配置にしました。また、設計士さんの計らいであえて1階に窓は付けず、2階のバルコニーから差す太陽光が際立つ空間を演出しています。邪魔にならないように取り付けようと考えていた階段が今では家の主役であり、オブジェにもなっていて自分でも驚いています（笑）

---ここまで大胆に階段を配置するケースはかなり珍しいと思います（笑）。今回、なぜカツデンの製品『ObjeA（オブジェア）』のトラスを採用していただいたのでしょうか？

カツデンさんのカタログを見て、とてもバリエーションが豊富だったので、すぐに興味を抱きました。カタログだと具体的な質感や形状の違いなどはわからなかったのですが、実物を見比べて、玄関に入って遮るものがより少ないトラス形状に決めましたね。

---採用いただきありがとうございます！即決で決められたんですか？

実は、かなり悩みました。というのも、トラスがカツデンさんの階段シリーズの中で一番費用が高かったこともあり、そこの部分にはかなり葛藤を抱きましたね…（笑）。ただ、絶対にこの形が良かったので妥協せず採用を決意しました。

---苦渋の選択の末、採用していただいたんですね。実際に住んでみて機能面で良かった部分はありますか？

細い骨組みの印象を持っていたので、使用時の揺れを懸念していたのですが、思ったよりも揺れず、使いやすさを感じています。買い物して重い荷物を持って2階に上がっても揺れを感じることはほとんどありません。また、掃除もしやすくオブジェとしての役割だけではない利便性の高さを実感しました。

---かなり気に入っていただけているようで幸いです。お子さまも問題なく上り下りできていますか？

普段は、落下防止のためにネットをしていますが、あまり恐怖に感じたことはないです。3歳の娘にとっては、横桟手すりの真ん中部分が掴みやすいらしく、1人で階段を上り下りしてくれているので助かっています。

---お子さまにとっても不自由ない階段になっていて良かったです。1階はアート空間としての役割があると思いますが、2階ではどのような過ごし方をされていますか？

2階も白を基調としていて、開放感のある空間作りを意識しています。リビング横に吹抜けバルコニーがあるのですが、そこから光がたくさん入ってくるので部屋中いつも太陽光に溢れています。基本的には家族揃ってリビングで過ごすことが多いですが、キッチン、リビング、バルコニーと視界が通っているので、どこにいても家族の繋がりを意識できる配置になっています。

---どこにいても繋がりを感じるお家はまさに理想系ですね！これだけ明るいお家の割には、思ったより窓が少ないですよね？

そうですね。窓を増やすよりも白い壁を残すイメージでデザインしたので、窓はあまり多くとっていないです。ただ、日射取得を考慮した窓、バルコニーの配置になっているのでこれで十分なんですよね。極力、外部からの視線が通ることのないようにも設計していただいたので、カーテンがなくても気にならない快適な暮らしを送ることができています！

---間取りや日射取得も工夫されているお家なんですね。現在、このお家で快適に暮らしている中で一番お気に入りの瞬間はどんな時でしょうか？

毎日、バルコニーで朝日を浴びて仕事前のリラックスタイムを満喫しているのですが…、バルコニーから見る朝のリビングの風景が一番好きです。住み始めたのが3年前くらいで、当時は小さかった娘も今は園服をきて準備するようになりました。ふと眺めた時に、娘の成長を感じさせられるこの空間、この家は本当に気に入っています。これからもこの景色が成長していくと思うのでとても楽しみです。

---お子様の成長と共に、景色も成長していくという表現はとても感慨深いですね…。本日はたくさんお話していただきありがとうございました！これからもご家族で温かく快適な暮らしを送っていってください！