トヨタホーム近畿株式会社 箕面店モデルハウス|大阪府
---近年のトレンドの中で、スケルトン階段(シースルー階段)はどういった立ち位置にあると思いますか?
少なくとも私たちが接するお客様の中では、スケルトン階段のニーズが高まってきていると感じています。 モデルハウスや展示場だけではなく、住宅でも採用率の高いものになってきていて、SNSで情報収集しながら「こういう階段が良い!」と、スケルトン階段の写真を参考にされるお客様と私たちが提案してスケルトン階段を希望するお客様を合わせると6割ほどでしょうか。 その中でだいたい半数の方が、当初の要望通りスケルトン階段を採用されているので、注文住宅の3割ぐらいで採用しているようなイメージですね。
---カツデンのスケルトン階段がトヨタホームの設定品になっていることで、御社の強みプランのひとつになっているということでしょうか?
そうですね。 強みというか、”価値”という観点では2種類あると思っています。 1つ目は、「見せる」「表現する」という側面で、空間の広がりをさりげなく表現できること。 2つ目は、合理的な間取りを実現できることで、こちらの方が重要です。
---どういうことでしょうか?詳しく聞かせてください。
今ではほとんどの住宅でも適用されますが、特に狭小地に建築する場合には、リビングから他の空間へアクセスしやすいことが求められます。 なぜなら廊下やホールをなくすことができるからです。 そうすると、LDKを大きく開放的に作ることが出来ますし、開放的に作りたいなら箱階段よりもスケルトン階段にした方が良いよね、と。 どうしても間取り的にリビングに階段を置けないケースもありますが、そうでなければリビング階段を前提で考えることが多いです。
---カツデンはデザイン性や家族のコミュニケーションという価値を提供していると思い込んでいたのですが、合理的な間取りを実現しやすくなるという価値もあったのですね。
その通りです。 もちろんそれには、トヨタホームの強みである全館空調があるから、というのもありますけどね。 大きな吹抜けがあったりすると普通は寒くなりがちですが、どこに行っても快適な温度だからこそ、スケルトン階段への抵抗感を減らすことができます。 ただそこにはコストがかかるので、設備、仕上げ材、外観などの予算配分の中でスケルトン階段が優先順位的にどのあたりにポジショニングされるのかという要素はお客様次第ですが・・・
---スケルトン階段を提案するにあたって、どういうプランニングすれば、その優先順位を高められるのでしょうか?
カツデンさんの階段は、インテリアとしても美しいというのは価値として大きいですが、階段の背景にあたる壁のデザインも重要だと考えています。 タイル、エコカラット、アクセントクロスなどを使って演出することは有効だと思います。 そこは予算に合わせて色んな選択肢がありますね。
---デザインより機能性、利便性を求めるお客様に対してはオススメしないイメージがあるのですが、どうでしょうか?
そんなこともないと思っています。 利便性を優先する方の多くは、立地的に便利な場所に土地を購入されることが多いので、狭小地になりやすいです。 そうすると、わざわざ仕切りを増やすことは合理的ではないので、リビングに階段を入れるという選択肢が自ずと出てきます。 「デザインを良くしたい」「便利な間取りにしたい」のどちらの要望に対してもスケルトン階段をリビングに設置する間取りは使えますね。
---ということは、そもそもリビング階段はほとんどのお客様にオススメしていて、そこから箱階段になるか、スケルトン階段になるか、という分岐があるイメージですね。
リビング階段を入れられる間取りではほぼ提案しています。 あとは初めの打ち合わせの時にヒアリングしながら、土地の情報を見て「こんなプランが出来るな」っていうのをあらかじめ想像しておいて、ここに階段を配置しないと空間が広く取れないかもという先読みをしてから提案をすることもあります。
---リビング階段は、「コミュニケーション手段」というよりも、「合理的な間取り」という側面でPRしていくのも良さそうですね。
2010年代では「家族のコミュニケーション」というキーワードはかなりの層に刺さっていたのは間違いないですが、今では家族のコミュニケーションはそれほど問題視されていないからか、そういえば営業マンのトークにはあまり出てこないですね・・・
---なるほど。では、階段という設備自体に役割を求めるというよりも、リビングに階段を入れる間取りに価値があるということですね。
今はその側面が強い気がします。 もう少し細分化すると、例えば「スケルトン階段が欲しい」というビジュアル優先の方と、「吹抜けリビングを作りたい」という開放感を求める方がいるとします。 後者は、階段ではなく吹抜けが欲しいという入口から、「吹抜けにするならスケルトン階段はいかがですか?」っていう提案になります。 玄関ホール、廊下、洗面所、階段などをどんどん居室の中に取り込んでいった結果、吹抜けも当然中にあったほうがいいよねという考え方ですね。 それと同時に発達していったのが「空調をどうしていくか?」という流れで、トヨタホームは全館空調がうまく融合されていっています。 先ほどの例えで言うと、出口は同じスケルトン階段でも、入口がどこかというのはやはりお客様それぞれなんですよね。 リビング階段という間取り自体なのか、アクセスのしやすさなのか、空間を広く見せたいのか、ビジュアルを良くしたいのか・・・ お客様の要望を聞いていく中で、決して妥協させたくないんですよ。 家づくりにおいて、妥協という言葉は負けに等しいと私は思っています。
---今まで考えたことがなかったことに気付かされたインタビューでした。ありがとうございました!
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---近年のトレンドの中で、スケルトン階段(シースルー階段)はどういった立ち位置にあると思いますか?
少なくとも私たちが接するお客様の中では、スケルトン階段のニーズが高まってきていると感じています。
モデルハウスや展示場だけではなく、住宅でも採用率の高いものになってきていて、SNSで情報収集しながら「こういう階段が良い!」と、スケルトン階段の写真を参考にされるお客様と私たちが提案してスケルトン階段を希望するお客様を合わせると6割ほどでしょうか。
その中でだいたい半数の方が、当初の要望通りスケルトン階段を採用されているので、注文住宅の3割ぐらいで採用しているようなイメージですね。
---カツデンのスケルトン階段がトヨタホームの設定品になっていることで、御社の強みプランのひとつになっているということでしょうか?
そうですね。
強みというか、”価値”という観点では2種類あると思っています。
1つ目は、「見せる」「表現する」という側面で、空間の広がりをさりげなく表現できること。
2つ目は、合理的な間取りを実現できることで、こちらの方が重要です。
---どういうことでしょうか?詳しく聞かせてください。
今ではほとんどの住宅でも適用されますが、特に狭小地に建築する場合には、リビングから他の空間へアクセスしやすいことが求められます。
なぜなら廊下やホールをなくすことができるからです。
そうすると、LDKを大きく開放的に作ることが出来ますし、開放的に作りたいなら箱階段よりもスケルトン階段にした方が良いよね、と。
どうしても間取り的にリビングに階段を置けないケースもありますが、そうでなければリビング階段を前提で考えることが多いです。
---カツデンはデザイン性や家族のコミュニケーションという価値を提供していると思い込んでいたのですが、合理的な間取りを実現しやすくなるという価値もあったのですね。
その通りです。
もちろんそれには、トヨタホームの強みである全館空調があるから、というのもありますけどね。
大きな吹抜けがあったりすると普通は寒くなりがちですが、どこに行っても快適な温度だからこそ、スケルトン階段への抵抗感を減らすことができます。
ただそこにはコストがかかるので、設備、仕上げ材、外観などの予算配分の中でスケルトン階段が優先順位的にどのあたりにポジショニングされるのかという要素はお客様次第ですが・・・
---スケルトン階段を提案するにあたって、どういうプランニングすれば、その優先順位を高められるのでしょうか?
カツデンさんの階段は、インテリアとしても美しいというのは価値として大きいですが、階段の背景にあたる壁のデザインも重要だと考えています。
タイル、エコカラット、アクセントクロスなどを使って演出することは有効だと思います。
そこは予算に合わせて色んな選択肢がありますね。
---デザインより機能性、利便性を求めるお客様に対してはオススメしないイメージがあるのですが、どうでしょうか?
そんなこともないと思っています。
利便性を優先する方の多くは、立地的に便利な場所に土地を購入されることが多いので、狭小地になりやすいです。
そうすると、わざわざ仕切りを増やすことは合理的ではないので、リビングに階段を入れるという選択肢が自ずと出てきます。
「デザインを良くしたい」「便利な間取りにしたい」のどちらの要望に対してもスケルトン階段をリビングに設置する間取りは使えますね。
---ということは、そもそもリビング階段はほとんどのお客様にオススメしていて、そこから箱階段になるか、スケルトン階段になるか、という分岐があるイメージですね。
リビング階段を入れられる間取りではほぼ提案しています。
あとは初めの打ち合わせの時にヒアリングしながら、土地の情報を見て「こんなプランが出来るな」っていうのをあらかじめ想像しておいて、ここに階段を配置しないと空間が広く取れないかもという先読みをしてから提案をすることもあります。
---リビング階段は、「コミュニケーション手段」というよりも、「合理的な間取り」という側面でPRしていくのも良さそうですね。
2010年代では「家族のコミュニケーション」というキーワードはかなりの層に刺さっていたのは間違いないですが、今では家族のコミュニケーションはそれほど問題視されていないからか、そういえば営業マンのトークにはあまり出てこないですね・・・
---なるほど。では、階段という設備自体に役割を求めるというよりも、リビングに階段を入れる間取りに価値があるということですね。
今はその側面が強い気がします。
もう少し細分化すると、例えば「スケルトン階段が欲しい」というビジュアル優先の方と、「吹抜けリビングを作りたい」という開放感を求める方がいるとします。
後者は、階段ではなく吹抜けが欲しいという入口から、「吹抜けにするならスケルトン階段はいかがですか?」っていう提案になります。
玄関ホール、廊下、洗面所、階段などをどんどん居室の中に取り込んでいった結果、吹抜けも当然中にあったほうがいいよねという考え方ですね。
それと同時に発達していったのが「空調をどうしていくか?」という流れで、トヨタホームは全館空調がうまく融合されていっています。
先ほどの例えで言うと、出口は同じスケルトン階段でも、入口がどこかというのはやはりお客様それぞれなんですよね。
リビング階段という間取り自体なのか、アクセスのしやすさなのか、空間を広く見せたいのか、ビジュアルを良くしたいのか・・・
お客様の要望を聞いていく中で、決して妥協させたくないんですよ。
家づくりにおいて、妥協という言葉は負けに等しいと私は思っています。
---今まで考えたことがなかったことに気付かされたインタビューでした。ありがとうございました!